菊池流帆

菊池 流帆(きくちりゅうほ、1996年12月9日 - )は、岩手県釜石市出身[1]プロサッカー選手Jリーグヴィッセル神戸所属。ポジションはディフェンダー

菊池 流帆
名前
愛称 ダビドリューホ、りゅーぽん
カタカナ キクチ リュウホ
ラテン文字 KIKUCHI Ryuho
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-12-09) 1996年12月9日(27歳)
出身地 岩手県釜石市[1]
身長 188cm
体重 89kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ヴィッセル神戸
ポジション DF
背番号 81
利き足 右足
ユース
2009-2011 FC釜石U15
2012-2014 青森山田高等学校
2015-2018 大阪体育大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2019 レノファ山口FC 35 (3)
2020- ヴィッセル神戸 77 (9)
獲得メダル
ユニバーシアード
2017 台北サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月3日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

来歴

7歳からサッカーを始めたが、釜石市立釜石中学校[2]2年の時に東日本大震災に遭遇。自身や学校に直接の被害はなかったものの、小学校時代の地区選抜チームのコーチを亡くし、練習グラウンドに仮設住宅が建ち並ぶ状況にサッカーを断念しかけるが、横浜FCが釜石市で開いたサッカー教室で三浦知良と一緒にプレーしたことや、同じく被災地を訪問したラモス瑠偉名波浩福西崇史らの姿に元気づけられ、再びサッカー選手への道を歩み始める[3]

その年に見た第88回全国高等学校サッカー選手権大会決勝で山梨学院高校と対戦した青森山田高校の存在を知り、特待生を決めるセレクションを受けに行くも不合格。その悔しさをバネに、一般入学で青森山田高校に進む[4]。当時はサイドハーフだったが、周りのレベルの高さを実感し、ヘディングができたことから自らセンターバックへのコンバートを志願[5]。そこから努力を積み重ねてエアバトル(空中戦での競り合い)に磨きをかけ、一番下のDチームから上り詰めて3年次にはついに公式戦に出場できるまでになり、夏の高校総体(インターハイ)では4強進出の立役者となり優秀選手に選出される[6]。最初で最後の出場となった第93回全国高等学校サッカー選手権大会は初戦PK戦敗退で不完全燃焼に終わるも、大会優秀選手に選ばれる[7]とともに、日本高校サッカー選抜のメンバーに選ばれ、翌年2月のFUJI XEROX SUPER CUP2015の前座試合として行われた「NEXT GENERATION MATCH」では後半から出場[8]、直後に行われたヨーロッパ遠征にも参加した。

高校卒業後は大阪体育大学に進学。2年生の時は怪我に泣かされたものの、コンスタントに大学選抜に選出され、3年生のときにはユニバーシアード台北大会日本代表に選出され、優勝メンバーの一員となった[9]

2019年よりレノファ山口FCに加入[10]。本人曰く、新卒時のオファーがあったのが山口からだけだったという[11]。釜石出身として初のJリーガーとなった[3]。3月24日、第5節・栃木SC戦でプロ入り初先発[12]、4月14日の第9節・鹿児島ユナイテッドFC戦で挙げたプロ初ゴールが決勝点となり、2019年シーズンのホーム初勝利に貢献し、主力に定着した[13]

2020年にヴィッセル神戸に加入[14]。入団当初は出場機会が少なかったものの、徐々に出場機会を増やした。11月から再開されたAFCチャンピオンズリーグでは、ベルギー代表のトーマス・フェルマーレンと共に神戸のディフェンスラインを支え、チームのベスト4に貢献した。

2021年3月6日、J1第2節・徳島ヴォルティス戦でJ1初ゴールを決めた[2]。この年リーグ戦全38試合中37試合に出場し、5得点を挙げた。また、5月時点ではJリーグでデュエル勝利数最多を記録する[15]など2年目のJ1で躍動し、ACL圏内で神戸のJ1最高順位となるリーグ3位に貢献。また、自身初となるJリーグ優秀選手賞に選出された[16]

2022年は、体調不良の影響もあり開幕戦以降4試合を欠場したが[17]、3月6日J1第3節サンフレッチェ広島戦でスタメン出場しチームに復帰した。5月8日J1第12節ガンバ大阪戦で相手FWパトリックをスライディングで倒したプレーがVARの介入によりレッドカードの判定となり、キャリア初の退場処分を受けた[18]。7月16日J1第22節鹿島アントラーズ戦にフル出場したが、試合後の検査で右膝後十字じん帯損傷と診断され戦列を離れた[19]。9月10日、J1第29節名古屋グランパス戦で復帰した。

2023年3月4日のガンバ大阪戦で負傷し、診断の結果左膝前十字靭帯損傷で全治8か月と発表された[20]

人物

  • エアバトルや1対1の局面で大声で雄叫びを挙げるのが特徴。高校時代はむしろ、周りからコーチングを要求されても声を出せないタイプだったが、大学に入ってから段々と声が大きくなっていった[21]。特にレギュラーに定着した2021年シーズンに入り、新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) の影響でサポーターの声援が禁止されている事もあり、試合中の雄叫びがスタジアムに響き渡るシーンがDAZNやJリーグの公式Twitterアカウントなどでたびたび取り上げられている[22]
  • 「いつも日記を書くのが好き」といい、大学卒業間際にブログ (note) を開始。最初の投稿には、鈴木翔登米田隼也中野誠也といったプロサッカー選手からも反応があった[23]
  • 愛称の「ダビドリューホ」は、本人が師匠と呼び尊敬しているダヴィド・ルイスから取っている[24]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2019山口49J2353-20373
2020神戸17J114000-140
20213754020435
20222440040284
202320000020
通算日本J1 7794060879
日本J2 353-20373
総通算 11212408012412
国際大会個人成績
年度クラブ背番号出場得点
AFCACL
2020神戸1750
202230
通算AFC 80
その他の国際公式戦

タイトル

クラブ

ヴィッセル神戸

代表

ユニバーシアード日本代表

個人

代表歴

脚注

  1. 菊池流帆. サッカーとは。”. note. 2018年12月27日閲覧。
  2. “菊池(釜石中出)J1初ゴール”. 岩手日報. (2021年3月7日). https://www.iwate-np.co.jp/article/2021/3/7/93198 2021年3月7日閲覧。
  3. 藤野隆晃 (2019年2月24日). “釜石から初のJリーガー誕生 大震災乗り越え夢の第一歩”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM2D40ZTM2DTZNB00D.html 2021年3月7日閲覧。
  4. 森田将義 (2017年11月19日). 第10回 大学サッカー通信 ~ 菊池流帆(青森山田高校→大阪体育大学3年)~”. 青森ゴール. 2018年12月27日閲覧。
  5. 安藤隆人 (2015年12月30日). 高校選手権、前回大会のスターはいま。大学で、プロで、もがき前進する3選手。”. Sports Graphic Number. pp. 4-5. 2018年12月27日閲覧。
  6. “[MOM1121]青森山田DF菊池流帆(3年) 攻守で輝いたエアバトラー”. ゲキサカ (講談社). (2014年9月9日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?146827-146827-fl 2018年12月27日閲覧。
  7. 第93回全国高校サッカー選手権大会 優秀選手”. JFA (2015年1月13日). 2023年1月13日閲覧。
  8. “渡邊凌、前川ゴール!日本高校選抜が昨年に続き、U-18Jリーグ選抜撃破!!”. ゲキサカ (講談社). (2015年2月28日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?157947-157947-fl 2018年12月27日閲覧。
  9. “戸嶋→ジャーメインで決勝点!ユニバ代表はフランス下し、3大会ぶり6度目V”. ゲキサカ (講談社). (2017年8月30日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?224764-224764-fl 2018年12月27日閲覧。
  10. 菊池 流帆選手 大阪体育大学より加入のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2018年12月9日http://www.renofa.com/archives/39974/2018年12月27日閲覧
  11. 1番”. note (2019年10月10日). 2021年1月30日閲覧。
  12. 「いつもと違うことをした」プロ初先発でCB→FW…山口の霜田監督は“雄叫びのエアバトラー”菊池流帆に高評価”. ゲキサカ. 講談社 (2019年3月24日). 2019年4月5日閲覧。
  13. “お待たせ!ホーム初勝利 レノファ、鹿児島に1-0”. 山口新聞. (2019年4月16日). https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2019/0416/8p.html 2019年4月17日閲覧。
  14. DF菊池流帆選手がレノファ山口FCより完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ヴィッセル神戸、2019年12月24日https://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/17041.html2020年12月7日閲覧
  15. 森重が4位、稲垣が8位。Jリーグの「デュエル・マスター」は誰だ? 勝利数1位で勝率もダントツだったのは… サッカーダイジェスト 2021年05月26日
  16. 「2021Jリーグ優秀選手賞」受賞のお知らせ ヴィッセル神戸 2021年12月5日
  17. 開幕戦で完封負けの神戸 メンバー外のイニエスタについて三浦監督「本人から話があり今回はパスした」”. スポーツ報知 (2022年2月19日). 2022年10月13日閲覧。
  18. 2022 明治安田生命J1リーグ 第12節 ヴィッセル神戸vsガンバ大阪”. ヴィッセル神戸オフィシャルサイト. 2022年10月13日閲覧。
  19. DF菊池流帆選手の負傷について”. ヴィッセル神戸オフィシャルサイト. 2022年10月13日閲覧。
  20. DF菊池流帆選手の負傷について”. ヴィッセル神戸オフィシャルサイト (2023年3月10日). 2023年3月16日閲覧。
  21. “「スポーツライター平野貴也の『千字一景』」第40回:帆を上げ、叫び、前へ進め(大阪体育大:菊池流帆)”. ゲキサカ (講談社). (2016年12月12日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?205266-205266-fl 2018年12月27日閲覧。
  22. 「サッカー界の熱男」 神戸DF、清々しい”魂の雄叫びシーン”が反響「頼もしい」”. Football-zone (2021年3月21日). 2021年4月16日閲覧。
  23. “大体大DF菊池流帆の大学4年間は「最高でした」、話題の『note』は「終わりじゃなくて始まり」”. ゲキサカ (講談社). (2018年12月20日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?262001-262001-fl 2018年12月29日閲覧。
  24. ダビドリューホこれつけてがんばります”. Instagram (2020年2月11日). 2021年3月6日閲覧。

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.