塩味
味物質
塩味の代表的な味物質は塩化ナトリウムで、塩化ナトリウムが主成分の調味料が食塩である。ヒトは塩味をナトリウムイオンによって感じ、陰イオンが塩化物イオンのとき、つまり食塩の時に一番強く感じる。塩味の味覚受容機構は、大まかにナトリウムイオンが味細胞内に直接流入し、脱分極させることである。しかしながら、この機構にはまだ不明な点が存在している。味覚テストによると塩味と他の味覚物質は独立ではなく、混合によって塩味が弱められたり、他の味を強めたりする[3]:4。
塩化カリウムも塩味がする物質だが、その味は「後味が悪い」と表現される[3]:6。減塩調味料(ナトリウムを減しつつ塩味はさせる)として食塩に塩化カリウムを加えた製品では、塩化カリウムの味の悪さが問題となる。その改善策として、香料の添加、各種アミノ酸やペプチドの添加、などの手法が開発されている[3]。
塩味表現
塩味が強いことを「塩辛い」(しおからい)と表現する[4]。古くは「鹹し」(しほはゆし、しわはゆし)と表現した[5]。
現代方言では、関西などで「辛い」(からい)[6][7]、東日本では「鹹し」から転じて[8]「しょっぱい」と言う[6]。地方によっては「塩っ辛い」(しょっからい)ともいう[6]。
健康への影響
詳細は「塩#健康への影響」を参照
歴史
脚注
- "塩味-448236". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2021年4月23日閲覧。
- "鹹味-471522". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2023年5月6日閲覧。
- 石田, 賢吾「業界の動向 食塩の概要と減塩調味料」(pdf)『JAS情報』第47巻、日本農林規格協会、2012年、3–7頁、NAID 40019182411、 オリジナルの2020年7月19日時点におけるアーカイブ、2020年7月19日閲覧。 食塩の味覚テストの出典は「太田静行 減塩調味の知識 p34(幸書房)(1993)」としている。
- "塩辛-72239". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2023年5月6日閲覧。 しお‐から・い 語義(1)
- "しわはゆい-2051710". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2023年5月6日閲覧。
- 国立国語研究所: “『日本言語地図』 第39図 しおからい(鹹い)”. 国立国語研究所 (1966年). 2024年2月15日閲覧。
- "辛・苛・鹹-2024597". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2023年5月6日閲覧。 語誌(2)
- "塩ぱい-2044894". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2023年5月6日閲覧。 語誌(2)
- “おせんべいやスナック菓子の「サラダ味」 いったいどんな味?”. 朝日新聞DIGITAL (2022年8月18日). 2022年8月18日閲覧。
参考文献
- 『基礎歯科生理学』(医歯薬出版、2003年3月)ISBN 4263455606
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