HP-45

HP-45ヒューレット・パッカードによって発売された2番目の関数電卓であり、HP-35の機能を拡張したものであった。HP-45 は 1973年[1] に希望小売価格 $395 で発売された[2] (2023年時点の$2,711と同等)[3] 。特に注目に値することは、シフトキーを先駆的に追加したことである。シフトキーはそれ以外のキーに追加機能を与えた。

HP-45
HP-45
種類関数電卓
販売開始1973
販売終了1976
計算機
入力方式RPN
ディスプレイ赤色LED 7セグメントディスプレイ
表示サイズ15 桁 (小数点が一桁使用)、指数:±10±99)
プログラミング
メモリレジスタ4レジスタ操作可能スタック+9つのメモリレジスタ+LASTxレジスタ
その他
電源内蔵充電池あるいは 115/230 V 交流電源(5 W)
重量電卓: 255 g (9 oz),
充電器: 140 g (5 oz)
寸法長さ: 147 mm(5.8 inch),
幅: 81 mm (3.2 inch),
高さ: 18 mm (0.7 inch) – 33 mm (1.3 inch)

この電卓のコード名は Wizard [4] である。電卓にコード名が使われた最初の事例であった。

HP-45 はイースター・エッグも搭載した。それはユーザーにあまり正確ではないストップウォッチモードを利用することを可能にした[5] 。正確なストップウォッチモードは、HP-45 の後継である HP-55(1975年発売)で正式な機能とされた。



HP-45 のディスプレイ。隠されたタイマーが00時00分07秒と58/100秒を表示している。

HP-45 の機能
算術+, −, ×, ÷
三角関数sin, sin-1, cos, cos-1, tan, tan-1 (デグリーラジアングラード)
対数log10x, 10x, logex, ex
変換デグリー、ラジアン、グラード ↔ 度分秒
直交座標 ↔ 極座標
単位変換: cm/inch, kg/lb, ltr/gal
その他1/x, √x, x2, yx, n!, %, Δ%, π, ベクトル計算, レジスタ計算
統計計算(平均と標準偏差)
固定小数点と指数表示モード。0〜9の小数位で四捨五入。

エミュレーター

いくつかの個人と企業は HP-45 のソフトウェアエミュレーターを開発した。

Nonpareil, high-fidelity simulator for calculators
HP-45 だけでなく他の機種もエミュレートする。GNU General Public License (GPL)の下でライセンスされる。Microsoft Windows で利用可能。
HP-45 Emulator
Javaで書かれた HP-45 のエミュレーターである。GPL 3の下でライセンスされる。Android[6]Symbian[7] で利用可能。
HP-45 Windows Phone 7 App
Windows Phone 7 用のエミュレーター
HP-45 Emulator in JavaScript
ウェブブラウザ上でオリジナルを正確にシミュレーションするために HP-45 の ROM を JavaScript へ変換した。

関連項目

  • HP-35(HP-45 の前機種。世界初のポケットに入る関数電卓)
  • HP-55(HP-45 の後継機種)
  • HP-65(磁気カードでプログラムを保存できる最初の電卓。HP-55 よりも早く発売された)

出典

  1. HP Virtual Museum: Hewlett-Packard-45 advanced scientific pocket calculator, 1973”. 2017年10月15日閲覧。
  2. Free, John R. (1974年4月). Those incredible new scientific pocket calculators”. p. 124. 2017年10月15日閲覧。
  3. Federal Reserve Bank of Minneapolis Community Development Project. "Consumer Price Index (estimate) 1800–" (英語). Federal Reserve Bank of Minneapolis. 2019年1月2日閲覧
  4. HP Calculator History – The HP-45
  5. HP-45 Calculator as a Stopwatch
  6. Android
  7. Symbian

外部リンク

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