ソウル市メトロ9号線9000系電車

9000系電車(9000けいでんしゃ)は、ソウル市メトロ9号線が保有している通勤形電車。2009年7月24日に開業したソウル地下鉄9号線で使用されている。

ソウル市メトロ9号線9000系電車
開花駅付近を走行中の936編成
基本情報
製造所 現代ロテム
製造数 318両(2024年1月現在)
主要諸元
編成 4両編成(消滅済み)、6両編成
軌間 1435 mm
電気方式 直流1,500V架線集電
最高運転速度 80 km/h
設計最高速度 100 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車両重量 先頭車:34.3t
中間車:35.6t
編成重量 139.8t
全長 20.000 mm
車体長 19,500 mm
全幅 3.120 mm
全高 4.010 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 210kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 14:99=1:7.07
編成出力 2,520kW
制御装置 IGBT素子VVVFインバータ制御 (2レベル1C4M制御)
制動装置 回生ブレーキ付き電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATC、ATO


概要

韓国型標準電動車を元にした標準設計仕様に従って製造された。車体は元々車体長18,000mm、車幅2,800mmの中型規格で製造される予定であったが、仁川国際空港鉄道と直通運転することを考慮して車体長19,500m、車体幅3,120mmの大型規格で設計されることとなった。車体はステンレス鋼製である。ATO方式の自動運転を採用した。座席は片持ち式のロングシートであり、座席の下には荷物を入れるスペースが確保されている。座席上の荷棚は優先席と7人席のうち2箇所のみ設置された。前面部中央の表示器は、列車番号と種別[1]が交互に表示され、行き先は表示されない。

制御装置は、現代ロテム製の2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御 (1C4M制御)を使用している。 2011年には2期開業用の2次車として4連8編成と6連1編成の計38両を2015年5月に導入された。3次車として6連4編成、中間車増結用8両の計32両を2016年12月に追加発注した[2]。2023年以降は増発ならびに延伸時の必要車両数増加に対応するため、4次車として6両編成8本が導入される予定である。

車両形態

1次車

9号線第1期区間(開花~新論峴間)開業に合わせて2009年に901-924編成の4両編成24本の計96両が導入された。

2次車

2011年に925-936編成の4両編成12本の計48本が導入された。当初は9号線第2期区間(新論峴~総合運動場間)延伸開業による必要車両数増加に伴い製造される予定であったが、9号線の著しい混雑に伴い早期導入されている。

3次車

9号線第3期区間(総合運動場~中央報勲病院間)延伸開業による必要車両数増加に伴い2016年から937-944編成の4両編成8本、製造当初から6両編成であった945編成の計38両が製造されたほか、1,2次車と944編成までの3次車含めた4両編成車両を6両編成化するため、901-944編成に組み込む2両44本の計88両が製造され、2016年から2019年までに全編成が6両編成化された。1,2次車との相違点はほとんどないが、座席のモケットの模様が変更され、車内の照明がより明るいものになった。

4次車

9号線の混雑緩和、9号線第4期区間(中央報勲病院~セムト公園間)延伸開業による必要車両数増加に伴い2023年から946-953編成の6両編成8本の計48両が導入された。前面のスカートの形状が異なり、純電気ブレーキ対応となった。また、車内はつり革の色が黄色から灰色に変更、乗降用ドアの上部にランプが設置、ワイヤレスの充電器も搭載された。

編成表

ソウル市メトロ9号線の編成番号は、4桁の車号のうち号車を意味する百の位を除く3桁で表現する。(例:1号車が9001である編成=901編成)

4両編成時代

 
開花 →
 
号車 1 2 3 4 製造年 車両形態
形式 9000形 9100形 9400形 9500形
区分 Tc M' M' Tc
搭載機器 SIV,BT VVVF,CP VVVF,CP SIV,BT
車両番号 9001
:
9024
9101
:
9124
9401
:
9424
9501
:
9524
2008年 1次車
9025
:
9036
9125
:
9136
9425
:
9436
9525
:
9536
2011年 2次車
9037
:
9044
9137
:
9144
9437
:
9444
9537
:
9544
2016年 3次車

6両編成

 
開花 →
 
号車 1 2 3 4 5 6 製造年 車両形態
形式 9000形 9100形 9200形 9300形 9400形 9500形
区分 Tc M' T M M' Tc
搭載機器 SIV,BT VVVF,CP VVVF VVVF,CP SIV,BT
車両番号 9001
:
9024
9101
:
9124
9201
:
9224
9301
:
9324
9401
:
9424
9501
:
9524
2008年

2018年,2019年(9200形.9300形)

1次車(9200形,9300形は3次車)
9025
:
9036
9125
:
9136
9225
:
9236
9325
:
9336
9425
:
9436
9525
:
9536
2011年

2017年,2018年(9200形.9300形)

2次車(9200形,9300形は3次車)
9037
:
9044
9137
:
9144
9237
:
9244
9337
:
9344
9437
:
9444
9537
:
9544
2016年,2017年 3次車
9045 9145 9245 9345 9445 9545
9046
:
9053
9146
:
9053
9246
:
9253
9346
:
9353
9446
:
9453
9546
:
9553
2023年 4次車
凡例
  • VVVF -主制御装置
  • SIV -静止形インバータ
  • CP -空気圧縮機
  • BT -蓄電池
備考
  • 黄色背景(■)の車両は2017年以降に導入された増結車両。
  • パンタグラフは、M'(9100形、9400形)に下枠交差形を2基ずつ搭載する。

配属

写真

902編成(4両時代)
915編成(4両時代)
920編成(4両時代)
車内の様子(4両時代)
ドアとLCD

脚注

  1. 一般(各駅停車)もしくは急行
  2. (朝鮮語)현대로템, 지하철9호선 32량 수주(現代ロテム、地下鉄9号線、32両受注)2016年12月13日,毎日経済新聞

関連項目


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