ダスティン・ニッパート

ダスティン・デビッド・ニッパート(Dustin David Nippert、1981年5月6日 - )は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州ホイーリング出身の元プロ野球選手(投手)。代理人はスコット・ボラス。韓国球界での登録名は「니퍼트 (ニポトゥ)」。

ダスティン・ニッパート
Dustin Nippert
斗山ベアーズ時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ウェストバージニア州ホイーリング
生年月日 (1981-05-06) 1981年5月6日(42歳)
身長
体重
6' 8" =約203.2 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2002年 MLBドラフト15巡目
初出場 MLB / 2005年9月8日
KBO / 2011年4月2日
最終出場 MLB / 2010年10月3日
KBO / 2018年10月13日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

ダイヤモンドバックス時代

2002年のMLBドラフト15巡目(全体459位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに指名されて契約。この年はルーキーリーグで17試合に登板した。

2003年にA級、翌2004年はAA級エルパソ・ディアブロスに昇格した。

2005年9月8日に先発でメジャーデビューを果たす。9月29日、先発3試合目でメジャー初勝利を記録した。

2006年は2試合先発を任せられるが、いずれも敗戦投手となりメジャー定着はならなかった。AAA級ツーソン・サイドワインダーズでは13勝8敗の成績を残すも、防御率4.87、WHIP1.52と安定感に欠ける内容だった。

2007年は中継ぎとして36試合に登板。この年以降、中継ぎでの登板が増える。

レンジャーズ時代

2008年3月28日にホセ・マルテとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍した。

同年は、開幕ロースター入りを果たした[1]が、シーズン序盤の4月22日に故障者リスト入りした[2]。復帰後はロングリリーフや先発ローテーションの谷間に登板した。

2009年は7月にメジャー昇格するが、昨年同様20試合の登板にとどまった。

2010年は開幕ロースター入りを果たしたが、7月19日の対デトロイト・タイガース戦でオースティン・ジャクソンの打球が頭部を直撃[3]。15日間の故障者リストに入るが、9月4日の対ミネソタ・ツインズ戦で復帰。結局、自己最多の38試合に登板しチームの優勝に貢献した。12月2日にFAとなった[4]。

斗山時代

2011年1月12日、KBO・斗山ベアーズと契約[5]。

4月2日の対LGツインズ戦で初登板初勝利を記録。先発ローテーションに定着し、7月1日には対LG戦で初完封も達成した。その後15勝6敗、150奪三振、防御率2.55の好成績を残した。これは同年の韓国プロ野球の外国人投手の中では最多勝であった。2011年11月、斗山は早々と2012年シーズンの再契約を結んだ[6]。

2012年は11勝、2013年は12勝、2014年は14勝と韓国で4年連続2桁勝利を記録した。2015年は故障による長期離脱で6勝どまりだったが、準プレーオフ、プレーオフ、韓国シリーズといったポストシーズンでは好調を維持し先発として活躍、斗山の韓国シリーズ優勝に貢献した。

2016年は自身初の20勝以上を記録、最終的には22勝で自身初の最多勝、また2.95で自身初の最優秀防御率を受賞した。またレギュラーシーズンMVPにも選出された。

2017年7月27日、ktウィズ戦で通算91勝を記録、ダニエル・リオスを抜いて韓国プロ野球における外国人選手通算勝利数の新記録を達成した。2017年シーズン終了時点で韓国通算94勝を記録するも、2018年保留選手名簿からは除外された。

KT時代

2018年1月4日、韓国プロ野球・KTウィズと契約。韓国プロ野球における外国人選手通算勝利数の記録を102勝まで伸ばしたが、同年限りで退団した。

現役引退後

2019年は所属球団はなく、同年限りで現役を引退した。

引退後は韓国に定住し、2020年に京畿道龍仁市に「ニッパートビッグドリーム野球教室」を設立、運営している[7]。

プレースタイル・人物

最大の武器は回転数が多く最速153km/hの直球。また変化球では右打者相手にはスライダーを多く投げ、左打者相手にはチェンジアップを多く投げる。

同じチームの仲間である張元準の話によると、普段ニッパートは70〜80%程度の力で投げるが走者が出れば100%の力で全力投球をするという。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2005 ARI 3300010001.0006814.210113011110995.521.57
2006 220000200.0005110.0155700900131311.702.20
2007 3600001102.50019645.14851610384030285.561.41
2008 TEX 2060003500.37534171.292103731551152516.401.80
2009 20100005301.62530069.26472904542031303.881.33
2010 3820004505.44426256.26173435473028274.291.68
2011 斗山 292921015600.714763187.015086431015010061532.551.14
2012 2928300111000.5247851941561568081263070693.201.20
2013 191910012400.750482118108734041043052473.581.20
2014 303010014701.667760179.118617480615810083763.811.30
2015 20160006500.55640490.010443304764054515.101.52
2016 282811022300.880701167.21511577091428061552.951.24
2017 303000014800.636782179.2175207701016113088814.061.24
2018 KT 29280008800.500765175.22092639291659088834.251.41
MLB:6年 11923000141608.4671218268.0290351367112141111631585.311.59
KBO:8年 2142088201025101.66754221291.1123911242056010826005575153.591.28
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

MLB
KBO
  • 初登板・初先発・初勝利:2011年4月2日、対LGツインズ戦
  • 初完封勝利:2011年7月1日、対LGツインズ戦

背番号

  • 57 (2005年 - 2010年)
  • 40 (2011年 - 2018年)

脚注

  1. “Rangers announce 2008 Opening Day roster”. MLB.com Rangers Press Release (2008年3月30日). 2014年1月9日閲覧。
  2. Francisco joins 'pen with Nippert on DL - MLB.com (英語) 、2008年4月22日配信、2011年11月9日閲覧
  3. Nippert day-to-day after liner to head - MLB.com (英語) 、2010年7月20日配信、2011年11月22日閲覧
  4. “Rangers tender contract offers to five of six arbitration-eligible players”. MLB.com Rangers Press Release (2010年12月2日). 2014年1月9日閲覧。
  5. Dustin Nippert Signed With Team In Korea - MLBTradeRumors.com (英語) 、2011年3月3日配信、2011年11月9日閲覧
  6. Bears Media - 斗山ベアーズ公式サイト、2011年11月21日配信、2011年12月5日閲覧
  7. nippertbdbaseball [@nippertbdbaseball] (2020年3月9日). "MLB와 KBO리그 출신 더스틴 니퍼트가 직접 운영하는 빅드림 야구 아카데미는 수준 높은 야구 레슨을 모든 연령대의 선수들에게 제공합니다". Instagramより2023年5月22日閲覧。 (朝鮮語)

関連項目

外部リンク

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