バシコルトスタン共和国

バシコルトスタン共和国(バシコルトスタンきょうわこく、ロシア語: Респу́блика Башкортоста́нバシキール語: Башҡортостан Республикаһыタタール語: Башкортостан Республикасы)またはバシキリアБашки́рия)は、ロシア連邦を構成する沿ヴォルガ連邦管区に含まれる共和国首都ウファ面積、143,600km2人口、4,104,336人(2002年)。人口密度、29人/km2

バシコルトスタン共和国
ロシア語: Республика Башкортостан
バシキール語: Башҡортостан Республикаһы
バシコルトスタン共和国の旗バシコルトスタン共和国の紋章
バシコルトスタン共和国国旗バシコルトスタン共和国国章
バシコルトスタン共和国の位置
国歌Башҡортостан Республикаһының Дәүләт гимны(バシキール語)
バシコルトスタン共和国国歌
公用語ロシア語バシキール語
首府ウファ
首長ラディー・ハビロフ
首相ルステム・マルダノフ
構成体種別共和国
連邦管区沿ヴォルガ連邦管区
経済地区ウラル経済地区
面積
 - 総計
国内第27位
143,600km2
人口(2002年)
 - 総計
 - 人口密度
 - 都市/地方比率
国内第7位
4,104,336人
28.6人/km2
64.0% : 36.0%
時間帯UTC +5(DST: なし)
エカテリンブルク時間
ISO 3166-2:RURU-BA
番号02
ウェブサイトhttp://www.bashkortostan.ru/

地理

バシコルトスタン共和国はウラル山脈南部とその周辺の平原地域を含む。ペルミ地方スヴェルドロフスク州チェリャビンスク州オレンブルク州タタールスタン共和国ウドムルト共和国と隣り合う。

河川・湖・山

共和国内には13,000を越える川が流れる。主要な川にベラヤ川(1,430km)、その支流のウファ川(918km)などがある。湖や貯水池が約2,700。最高峰はヤマンタウ山(1,638m)。

バシコルトスタン共和国内のウラル山脈南西斜面には峡谷ステップ草地氾濫原貯水池などがあり、特に洞窟シンクホールポノール天然橋、峡谷、地底湖などのカルスト地形が広がっている。一帯はヨーロッパ広葉樹林シベリアの半北方針葉樹林という2つの森林生物群系の境界線にあり、2012年にユネスコ生物圏保護区に指定された[1]

気候

  • 年平均気温 0.3度(山間部), 2.8度(平野部)
  • 1月の平均気温 -16度
  • 7月の平均気温 +18度

歴史

ロシア内戦中は自治バシコルトスタンと言う反ボリシェヴィキの勢力が存在した。1919年3月23日より、バシキール自治ソビエト社会主義共和国

第二次世界大戦後、第314収容地区(グラーグ)が設置され、シベリア抑留を受けた日本人捕虜が移送。強制労働に従事した[2]

ソビエト連邦の解体に伴い、1992年3月31日よりロシア連邦の共和国。初代大統領はモルタザ・ギョバイドゥッラ・ラヒモフ(ムルタザ・ラヒモフ)。ラヒモフは2003年12月の選挙で3選されたが、そのときの選挙について欧州安全保障協力機構(OSCE)は不正が行われたと非難した。2006年に4選され、2010年7月に任期を残して辞任を表明。後継にはルステム・ハミトフが指名され就任した。2015年1月1日より元首格の職位を首長に変更。ハミトフが2018年10月11日まで同職を務めた後に辞表を提出、ラディー・ハビロフが暫定首長に就任した(2019年9月8日に正式に首長就任)。

2022年ロシアのウクライナ侵攻では、ウクライナに向けて多数のバシコルトスタン共和国出身の兵士が動員され、同年8月時点で171人が戦死した[3]

政治

首長制。現職はラディー・カビロフ(第2代)。

行政区分

主要都市

首都ウファのほかに、主な都市としてステルリタマクサラヴァトネフチェカムスクオクチャブリスキベロレツクベレベイなど。

産業

産業の大部分は私有化され、大統領の親族に支配されている。

石油

石油資源が豊富で、ロシア連邦の主要な採油地の一つ。バシコルトスタン共和国の経済はもっぱら石油工業に依存しているが、旧ソビエト連邦の崩壊後、ほとんど投資は行われていない。

資源

石油工業のほかに、天然ガス石炭鉄鉱石などを産出する。

製造業

そのほかに、自動車工業金属工業、木材加工、建築資材の製造など。

交通

首都ウファは鉄道サマーラチェリャビンスクなどと結ばれている。ベラヤ川とウファ川の水上交通も発達している。

住民

民族構成(バシコルトスタン)2002年ロシア統計
ロシア人
 
36.3%
バシキール人
 
29.8%
タタール人
 
24.1%
チュヴァシ人
 
2.9%
マリ人 (Mari) 
 
2.6%
ウクライナ人
 
1.3%
その他
 
3.0%
言語 (バシコルトスタン) 2002年ロシア統計
ロシア語
 
100%
タタール語
 
34%
バシキール語
 
26%

住民の半分強が都市に住んでいる。平均年齢は35.6歳。

民族

2002年の統計によると、主要な民族は、ロシア人(36%)、バシキール人(30%)、タタール人(24%)、チュヴァシ人マリ人ウクライナ人ヴォルガ・ドイツ人など。

言語

ほぼすべての住民がロシア語を話すほか、約34%がタタール語を、約26%がバシキール語を話す。[4]

教育

ロシア語、バシキール語の他タタール語、チュヴァシ語マリ語ウドムルト語での教育が行われている。

標準時

この地域は、エカテリンブルク時間帯標準時を使用している。時差はUTC+5時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+5で夏時間がUTC+6、同年3月から2014年10月までは通年UTC+6であった)

脚注

出典

  1. Bashkirskiyi Ural Biosphere Reserve, Russian Federation (英語). UNESCO (2019年4月18日). 2023年3月14日閲覧。
  2. 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、186頁。ISBN 9784562049318。
  3. ロシア戦死者、少数民族地域が突出…「激戦地への投入」差別的と反発の動き”. 読売新聞 (2022年8月13日). 2022年8月16日閲覧。
  4. 2002年 ロシア統計 6. Владение языками (кроме русского) населением отдельных национальностей по республикам, автономной области и автономным округам Российской Федерации(行政区別、ロシア語以外の言語の知識)(ロシア語)

外部リンク

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