ボア (服飾)

ボア(英語: boa)、あるいはフェザーボアスカーフのように首に巻く襟巻きの一種で、羽根(フェザー)や毛皮などでできているものを指す。

Model wearing a Black Feather Boa
アントワープのモード美術館が所蔵している、20世紀初め頃に作られたダチョウの羽根の黒いボア。

材質

19世紀のボアを身につけたバルニム男爵夫人テレーゼ・エルスラー。

毛皮や毛糸などでできているものもあるが、多くはさまざまな羽根でできている。ダチョウマラブーシチメンチョウ(とくに小さい羽根であるシャンデル)などが最もよく使われる。漂白・染色を経た後にのり付け・縫い付けによって長い襟巻きにする。シャンデルの軽いものだと65グラムほどだが、ダチョウの大がかりなものだと200グラムくらいになる。

歴史

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックが描いた、黒いフェザーボアを身につけた女性(1892年頃)。

ハクチョウダウンフェザーなどを用いたボアが19世紀初めにはヨーロッパで着用されていたと考えられている[1]ヴィクトリア朝末からエドワード朝に大流行し、とりわけロシアのアレクサンドラ皇后はボアを好んでいた[2]。1970年代のグラムロックの時代にもミュージシャンに好まれ、デヴィッド・ボウイマーク・ボランなどが好んでステージ衣装に取り入れていた[3]。20世紀末から21世紀初めにかけては、バーレスクパフォーマーなどが頻繁に舞台衣装として用いている[4]

舞台衣装のボアを持つバーレスクパフォーマー、アンジー・ポンターニ。

脚注

  1. Fashion: The Definitive History of Costume and Style. DK. (2012). p. 170
  2. James Laver (2013). “Ch. 7”. Taste and Fashion: From the French Revolution to the Present Day. Read Books (Reprint)
  3. Philip Auslander (2006). Performing Glam Rock: Gender and Theatricality in Popular Music. University of Michigan Press. p. 103
  4. Jo Weldon (2010). The Burlesque Handbook. IT Books. pp. 40-42

関連項目

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