マラムレシュ県

マラムレシュ県 (マラムレシュけん、ルーマニア語: Judeţul Maramureş, ハンガリー語: Máramaros)は、ルーマニアの県。県都はバイア・マーレ。東はスチャヴァ県、西はサトゥ・マーレ県、北はウクライナイヴァーノ=フランキーウシク州ザカルパッチャ州、南はサラージュ県クルージュ県ビストリツァ=ナサウド県と接する。

Judeţul Maramureş

紋章

マラムレシュ県の位置
地域 北西地域
歴史的な地域 マラムレシュ
県都 バイア・マーレ
面積 6,304km²
人口 510,110人(2002年)
人口密度 81人/km²
ISO 3166-2 RO-MM
ヴァレニ村のイザ川の谷

歴史

統計

2002年の調査では、県の人口は510,110人、人口密度は81/平方キロメートルだった。

県人口[2]
1948 321,287
1956 367,114
1966 427,645
1977 492,860
1992 540,099
2002 510,110

地理

マラムレシュ県面積は6,304平方キロメートルで、43%はロドナ山脈(最高峰は標高2303メートルのピエトロスル山)である。グトゥイ山地(Gutâi)・ツィブレシュ山地(Ţibleş)はロドナ山脈とともに、東カルパチア山脈の一部である。県の残りの部分は丘陵、高原、谷である。県内にはティサ川、イザ川、ヴィシェウ川、マラ川が流れる。

ロドナ山脈にはヨーロッパブナオウシュウトウヒヨーロッパハイマツ山林スゲ属ウシノケグサ属ツツジ属低木林および高山草地があり、セラスチウム・アルピナムコケマンテマミヤマハンショウヅル本種ミヤマイワデンダオヤマナデシコドワーフウィローモンタナマツミヤマハンノキの本種サリクス・レツーサカリアンテマム・コリアンドリフォリウム高山植物が見られる。1979年に「ピエトロスル・マレ生物圏保護区」としてユネスコ生物圏保護区に指定された[3]

経済

マラムレシュ県はのどかな田園と農業地帯の伝統をもち、共産主義体制時代にも産業化の波にさらされなかったことで知られる。耕し、植え、収穫する、そして干し草作りと手を使う仕事といった単純労働が全てであった。県は鉄以上にその他の金属を産出する、強力な鉱業の本拠地である。共産主義時代、バイア・マーレ周辺に大型工業プラントが建てられ、過去に一帯は深刻な環境汚染に晒された。しかし近年、市の産業活動が衰えたことから、一帯の汚染は以前よりましになってきている。

観光

マラムレシュの木造教会

マラムレシュ県は美しい田園風景、地元の小さな木工・手工細工産業が、地方の教会や建築様式同様に知られている。田舎の道路は多くが未舗装であるが、アクセスは容易である。

  • バイア・マーレシゲトゥ・マルマツィエイ(Sighetu Marmaţiei)
  • イザ川、マラ川、ヴィシェウ川谷の村々
    • マラムレシュの木造聖堂群 - UNESCO世界遺産
    • ラプシュの木造教会(Lăpuş)
    • キオアルの木造教会(Chioar)
    • サプンツァ(Săpânța)の墓地(Merry Cemetery of Săpânţa)-「陽気な墓」と呼ばれ、埋葬者の人生に関わるレリーフとウィットに富んだ墓碑文が刻まれた色彩豊かな墓碑が並ぶことで知られる
  • ロドナ山脈(Rodna Mountains)
  • ヴァセル渓谷森林鉄道 - ウクライナとの国境近くの町、ヴィシェウ・デ・スス(Vișeu de Sus)を発着する蒸気機関車[4]

行政区画

マラムレシュ県は2つの都市、6つの町、62の小自治体からなる。

主な市町

参照

  1. National Institute of Statistics, "Populaţia după etnie" Archived 2009年8月16日, at the Wayback Machine.
  2. National Institute of Statistics, "Populaţia la recensămintele din anii 1948, 1956, 1966, 1977, 1992 şi 2002"
  3. Pietrosul Mare Biosphere Reserve, Romania (英語). UNESCO (2019年11月29日). 2023年2月18日閲覧。
  4. 『地球の歩き方 2017〜18 ブルガリア/ルーマニア』ダイヤモンド・ビッグ社、2017年、270頁。ISBN 978-4-478-06019-3。

外部リンク

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