ラグビーワールドカップにおけるハットトリック達成者
ラグビー競技において、ハットトリックとは、1試合の中で1人の競技者が3回以上のトライかドロップゴールを記録することを指す。ワールドカップにおいてハットトリックは、1987年の第1回大会から2019年の第9回大会まで、55名の選手により計57回記録されている。この記事では、ワールドカップにおけるハットトリック達成者について述べる。

概要
プールステージでは実力差のある国同士の対戦がしばしば見られることから、上位国の選手によるハットトリックが多く記録されている。ニュージーランド代表は最多14回のハットトリックを記録しており、逆にナミビア代表は9回のハットトリックを献上している。ノックアウトステージでのハットトリックはわずか2回であり、いずれも1995年大会において記録されている。最初の達成者は南アフリカ共和国代表のチェスター・ウィリアムズであり、準々決勝でサモアを相手に4トライを奪った。ニュージーランド代表のジョナ・ロムーがこれに続き、準決勝でイングランドから同じく4トライを獲得した[1]。
ニュージーランド代表のマーク・エリスは、ワールドカップにおいて1試合における最多トライ記録を保持している。エリスは1995年大会において日本を相手にフリーステイト・スタジアムで6トライのダブルハットトリックを達成した。この試合ではチームメイトのエリック・ラッシュとジェフ・ウイルソンもハットトリックを記録している。1試合において3人の選手がハットトリックを達成する偉業は、この試合のほか、2003年大会にも記録されており、オーストラリア代表がナミビア代表を142対0で下した試合においてマット・ロジャース、マット・ギタウ、ローテ・トゥキリが達成した[2]。
ハットトリックを2回達成した選手はニュージーランド代表のジェフ・ウイルソンとフランス代表のヴァンサン・クレールの、わずか2人である。両選手とも、2つのハットトリックは別々の大会で記録した。ウィルソンは1995年大会の日本戦で3トライ、1999年大会のイタリア戦で3トライを挙げた。クレールは2007年大会のナミビア戦で3トライ、1999年大会のイタリア戦で3トライを挙げた。欧州6カ国および南半球4カ国のうち、ワールドカップでハットトリックを献上したのはイタリア代表のみである。欧州6カ国および南半球4カ国以外では、フィジー代表のヴェレニキ・ゴネヴァ、サモア代表のアレサナ・ツイランギ、日本代表の松島幸太朗の3名がハットトリックを記録している[1]。
ハットトリック達成者の一覧
| D3 | ドロップゴールを3回 |
|---|---|
| D5 | ドロップゴールを5回 |
| T4 | トライを4回 |
| T5 | トライを5回 |
| T6 | トライを6回 |
複数回達成した選手
| 選手 | 回数 | 大会 |
|---|---|---|
| 2 | 1995年、1999年 | |
| 2007年、2011年 | ||
| 2007年、2015年 | ||
| 2015年 | ||
| 2011年、2015年 | ||
| 2019年、2023年 |
チーム別
| チーム | 達成した回数 | 達成された回数 |
|---|---|---|
| 17 | 0 | |
| 9 | 0 | |
| 9 | 0 | |
| 9 | 2 | |
| 9 | 2 | |
| 7 | 0 | |
| 6 | 0 | |
| 4 | 3 | |
| 3 | 1 | |
| 1 | 3 | |
| 1 | 7 | |
| 1 | 7 | |
| 1 | 10 | |
| 0 | 1 | |
| 0 | 1 | |
| 0 | 1 | |
| 0 | 2 | |
| 0 | 3 | |
| 0 | 3 | |
| 0 | 4 | |
| 0 | 5 | |
| 0 | 5 | |
| 0 | 6 | |
| 0 | 10 |
出典
- “Statsguru / Test matches / Player records / Rugby World Cup / Tries scored: greater than or equal to 3”. ESPN Scrum. 2011年9月8日閲覧。
- “Rugby World Cup, Pool A - Adelaide, 25 October 2003, 15:30 local, 06:00 GMT / Australia (69) 142 - 0 (0) Namibia (FT)”. ESPN Scrum. 2011年9月8日閲覧。