吉里吉里駅

吉里吉里駅(きりきりえき)は、岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里二丁目にある、三陸鉄道リアス線である。

吉里吉里駅
ホーム(2019年2月)
きりきり
KIRIKIRI
大槌 (3.4 km)
(1.8 km) 浪板海岸
地図
岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里二丁目1
北緯39度22分11.5秒 東経141度56分20秒
所属事業者 三陸鉄道
所属路線 リアス線
キロ程 15.7 km(釜石起点)
から52.3 km
電報略号 リリ
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 1面1線
開業年月日 1938年昭和13年)4月5日[1][2]
備考 無人駅

駅の愛称は「鳴き砂の浜[3]

歴史

旧駅舎

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅である。ホームは築堤上にあり階段を十数段上ることになる。

かつては有人時代の木造駅舎が残っていたが、営業休止中の2012年2月に老朽化のため解体された。

駅周辺

吉里吉里駅と井上ひさし『吉里吉里人』ブーム

1981年(昭和56年)、井上ひさしの小説『吉里吉里人』がベストセラーになり、一大ブームを巻き起こした。小説中の吉里吉里村はこの駅のある大槌町吉里吉里地区ではなく、宮城県岩手県の県境付近にある東北本線沿線の平野部に設定された架空の村である。しかし「吉里吉里」の地名のもととなった地区であるということで注目され、地域も村おこしを目的に「吉里吉里独立宣言」を発し、独立(ミニ独立国)、観光拠点化した。

現在はそのブームも落ち着き、駅構内や集落の何箇所かにその形跡を残すのみである。なお、JR東日本が管理していた当時、釜石線営業所ではエスペラントによる駅愛称を付与しており、当駅は『吉里吉里人』にちなんで「Reĝolando(レジョランド:王国)」という愛称となっていた。

なお小説中では、実在の吉里吉里の名が、吉里吉里浜の砂を踏む音から地名が名づけられたことを紹介している。出典は金田一京助であろうが、アイヌ研究の碩学・知里真志保は「実はアイヌ語で白砂のことである」と書いており、主張が分かれている。現在でも諸説ある。

隣の駅

三陸鉄道
リアス線
大槌駅 - 吉里吉里駅 - 浪板海岸駅

脚注

  1. 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、18-19頁。
  2. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、500頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  3. 吉里吉里駅紹介(きりきり)”. 三陸鉄道. 2024年5月9日閲覧。
  4. “日本国有鉄道公示第168号”. 官報. (1982年11月13日)
  5. “「通報」●北上線岩沢駅ほか23駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1982年11月13日)

関連項目

外部リンク

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