土山サービスエリア

土山サービスエリア(つちやまサービスエリア)は、滋賀県甲賀市土山町南土山新名神高速道路上にあるサービスエリアである。

土山サービスエリア
所属路線 E1A 新名神高速道路
本線標識の表記 土山
起点からの距離 38.3 km(四日市JCT起点)
亀山西JCT ([1][2]11.0 km)
(3.0 km) 甲賀土山IC
供用開始日 2008年平成20年)2月23日
上り線事務所 24時間
上り線GS apollostation
24時間
下り線事務所 24時間
下り線GS apollostation
24時間
所在地 528-0212
滋賀県甲賀市土山町南土山1122-74
北緯34度54分57.81秒 東経136度17分29.38秒
備考 土山バスストップ併設
上下線集約型SA(駐車場・GS・BS以外は共用)

概要

土山ランプ橋

中日本高速道路(NEXCO中日本)管轄路線にあるサービスエリア・パーキングエリアは、基本的にNEXCO中日本グループのグループ会社である中日本エクシスが管理・運営しているが、当SAは甲賀市近江鉄道西武グループ)などが出資する第三セクター土山ハイウェイサービス株式会社が管理・運営する。

新名神高速道路亀山JCT-草津田上ICの開通に伴い、2008年2月23日に開業した。

施設

当SAは日本で2番目の規模になる予定であったが、国土開発幹線自動車道建設会議で新名神高速道路の建設コスト縮減が決定され当初の予定の半分の面積(上下線を併せた総面積は174,600m2)に縮小されている。もともと下り線専用スペースとなる場所に上下線の駐車場と施設が配置され、上り線専用駐車場になる予定であった用地はアスファルトプラントなどの工事用施設が撤去された後は空き地のままとなった。

上下一体型の休憩施設であり、上下駐車場の間にトイレや営業施設が配置されている[3]高速道路本線の南側に位置する。下り線側のランプ部は一般的な上下線分離型のSA・PAとほぼ同一の構造であるが、上り線側本線流出ランプは本線から進行方向左側へ分岐したのち、本線と下り線流入ランプを跨道橋(土山ランプ橋)で越え、SA南側へ廻り込み東側から駐車場へ接続する。また、上り線の本線流入は駐車場西側から下り線流入ランプと本線をアンダーパスし上り本線に接続する。休憩施設の西側には氷雪施設が配置されている[3]

一般道路側には施設利用者とパークアンドバスライド利用者のために来客用駐車場を完備しており、一般道路と施設間に連絡通路を設け歩行者車椅子利用者の往来が可能となっている。国道1号の蟹が坂交差点には、当駐車場の案内看板が設置されている。

SA内に設置されているガソリンスタンドは、上下線ともにセルフ式である。また、NEXCO3社管内の高速道路では初のコンビニエンスストアセブン-イレブンが出店している。

当SA周辺は植林地に囲まれ良い景観が望めない場所に立地しているため、「峠のカフェテラス」を設計テーマとして計画・施工された[3]。休憩施設の西側に配置された氷雪施設を遮蔽し、道路利用者の憩いのスペースとできるように高さ11 m程度の大きな起伏を持たせた築堤が設置され、散策して楽しめるように園路やベンチ遊具などが設置されている[4]。ここで用いられている土は新名神高速道路建設時に発生した土を用いていて、築堤の見え方を逐一確認しながら造成が進められた[5]。園地の築堤より東側にはペット専用のごみ箱やトイレを配置した多目的広場が設置されている[5]

中日本高速道路の経営計画に従って環境マネジメントが進められた[5]。トイレ棟の屋根では屋外緑化を実施し、折板屋根でも荷重に耐えられるように土壌を用いずサツマイモによる水耕栽培が行われている[6]。また、トイレ棟に光触媒コーティング剤を塗布することで大気中の有害物質を分解し浄化できるようにした[7]東名阪自動車道の付加車線事業で支障となった御在所SAの樹木を当SAに40本程度移植して景観形成を図っている[7]。舗装の蓄熱による温度上昇を抑えるためベンチ周辺に遮熱性舗装が施されている[7]二酸化炭素排出を抑えるためトイレの空調や照明に必要な電力を太陽光発電している[7]。道路利用者が夏場快適に施設利用できるようドライミストが設置された[7]

NEXCO中日本が推進する完全分煙化対策に合わせ、トイレ棟西側に新たな喫煙室が2009年8月10日に完成した。したがって2009年11月3日に開業以来運用してきたセンター棟の喫煙室を廃止。

2008年2月23日の開業以来、ソフトバンクモバイル携帯電話基地局が周囲に存在しておらず、同社製携帯電話での通話やメールといった機能が使えないという問題があったが、2009年12月12日に基地局が開設され、2011年10月に利用可能となっている。

土山サービスエリア開業10周年を記念して、マスコットキャラクター「土山たぬき」が誕生[8]

土山サービスエリア 上り線側全景
(左から、トイレ棟・中央通路・センター棟。写っていないが左にはGS・右にはBSがある)

施設詳細

土山ハイウェイサービス株式会社
Tsuchiyama highway service corporation
種類 株式会社
本社所在地 528-0212
滋賀県甲賀市土山町南土山字尾巻甲1122番地74
北緯34度54分52.35秒 東経136度17分38.3秒
設立 2002年4月23日
業種 サービス業
事業内容 土山サービスエリアの管理・運営
代表者 代表取締役社長 植田 重弘
資本金 1億円
純利益 2億1769万3000円
(2023年3月期)[9]
総資産 30億7796万5000円
(2023年3月期)[9]
決算期 3月31日
主要株主 甲賀市
滋賀中央森林組合
甲賀農業協同組合
近江鉄道(株)
西武鉄道(株)
西武運輸
西武バス(株)
伊豆箱根鉄道(株)
近江観光
外部リンク 公式サイト
特記事項:甲賀市や西武グループなどの共同出資による第三セクター

共通

センター棟 上り線側出入口(館内喫煙室廃止前)
  • センター棟(敷地面積:3,330m2 建物面積:1,833m2
    • レストラン
      • 近江スエヒロダイニングThe Beef(日本観光開発、平日 10:00-21:00(ラストオーダー : 20:30) / 土日祝 10:00-22:00(ラストオーダー : 21:30))
    • スナック「まんぷく食堂」(近江鉄道、24時間)
      • ラーメンコーナー
      • うどん・そばコーナー
      • 定食・丼コーナー
    • ショッピング(近江鉄道、24時間)
    • ティーサービス(近江鉄道)
    • 宝くじコーナー(土山SAドリームボックス、9:00-18:00)
    • コンビニエンスストアセブン-イレブン・ジャパン )(24時間)
    • 専門店
      • 近江スエヒロ土山茶屋(弁当)(日本観光開発、8:00-20:00)
      • 地雷也 紅白茶寮(天むす)(名鉄ミライート、8:00-20:00)
      • まる天(磯揚げ)(近江鉄道、8:00-20:00)
      • こなやはん(たこ焼き)(近江鉄道、8:00-20:00)
      • ウァン(豚まん)(近江鉄道、8:00-20:00)
      • ピッコロボスコ ピザの店(ピッコロボスコ、平日 10:00-20:00 / 土日祝 10:00-22:00(ラストオーダー : 21:30))
    • 自動販売機(近江鉄道)
    • ベビーコーナー
    • 自動体外式除細動器
    • コンシェルジュ車椅子ベビーカー各1台貸出)(8:00-17:30)
    • 携帯電話充電器 3基(2009年8月12日 - )
    • 「こうかのみどころ」(センター棟外壁)
    • ハイウェイポスト
ドライミスト
  • 環境対策設備
    • ハイブリッド照明 15W×2基(広場)
    • 太陽光発電照明 18W×3基・12W×2基(園地)
    • 光触媒コーティング(トイレ棟外壁)
    • 太陽光発電(二輪車・障害者駐車場屋根)
    • ドライミスト(中央通路)
    • 遮熱舗装(駐車場アイランド部・にぎわい広場ベンチ下部)
    • 屋上緑化(トイレ屋上、夏期)

上り線(名古屋・伊勢方面)

上り線 案内標識

下り線(大津・大阪方面)

下り線 案内標識

土山バスストップ

土山バスストップ(下り線京都方面乗り場)。映っている近鉄バスは2020年現在停車していない。

土山バスストップ(つちやまバスストップ)は土山サービスエリアに併設されているバス停留所である。

2008年3月20日高速バス路線の新設に合わせて開設された。

概要

新名神高速道路で唯一のバスストップである。

一般道路側には高速バス利用者や土山SA利用者のために専用駐車場が設けられており、パークアンドバスライドを実施している。

歴史

停車する路線

バス停へのアクセス

※かつては貴生川駅からあいこうかデマンドバス(事前予約制)の運行もあった。なお、路線廃止後はコミタク土山エリア(事前予約制)[11]に乗車しないと当SAに行くことが出来なくなった。

歴史

運営会社

土山ハイウェイサービス株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
528-0212
滋賀県甲賀市土山町南土山字尾巻甲1122-74
設立 2002年4月23日
法人番号 7160001005686
事業内容 土山サービスエリアの管理・運営
主要株主 近江鉄道株式会社、甲賀市滋賀中央森林組合甲賀農業協同組合
外部リンク

土山ハイウェイサービス株式会社は、滋賀県甲賀市にある土山サービスエリアの管理・運営を行う会社である。 建設当時、新名神高速道路に土山サービスエリア等を設置する手段として、第三セクター方式での設置か、NEXCO中日本による直営のいずれかということになり、地域振興や雇用創出等、その目的達成のための施設とすることを主眼に置いて、土山サービスエリアの運営を近江鉄道株式会社に移管するという計画のもと、近江鉄道株式会社や当時の土山町等が出資をして2002年4月に第三セクター方式で設立された[12][13]

土山サービスエリアは、土山町が当時の日本道路公団と共に設置に向けて押し進めてきたが、道路公団の民営化に伴い、一旦、NEXCOが直営で行うと話がもとに戻ろうとしたが、県選出の大臣の協力もあり、当初計画の第三セクター方式での設置に戻った[13]

E1A 新名神高速道路
(2-1)鈴鹿PA/SIC - (3) 亀山西JCT - 土山SA/BS - (4) 甲賀土山IC - (5) 甲南IC/PA

脚注

  1. サービスエリアガイド「名神・北陸道版」 2021年度版 (pdf). NEXCO中日本. 2021年12月9日閲覧。
  2. 名神・北陸道版(地図面) 2021年1月末日現在 (pdf). NEXCO中日本. 2021年12月9日閲覧。
  3. 佐藤元彦・小倉功 2008, p. 29.
  4. 佐藤元彦・小倉功 2008, pp. 29–30.
  5. 佐藤元彦・小倉功 2008, p. 30.
  6. 佐藤元彦・小倉功 2008, pp. 30–31.
  7. 佐藤元彦・小倉功 2008, p. 31.
  8. マスコットキャラクター紹介”. 土山サービスエリア. 2021年12月9日閲覧。
  9. 土山ハイウェイサービス株式会社 第21期決算公告
  10. 名神ハイウェイバス大阪線 改正時刻表 平成26年8月1日改正 2014年8月1日より大阪系統は土山通過とします。 (pdf). JR東海バス (2014年7月1日). 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月9日閲覧。
  11. コミュニティバス運行情報・時刻表”. 甲賀市. pp. 56-57. 2022年7月10日閲覧。
  12. 甲賀市 平成29年 3月 定例会(第2回) 03月02日-05号”. 甲賀市. 2019年8月30日閲覧。
  13. 甲賀市 平成24年 3月 定例会(第1回) 03月01日-03号”. 甲賀市. 2019年8月30日閲覧。

参考文献

  • 佐藤元彦・小倉功「新名神高速道路 亀山JCT-甲賀土山IC間の緑化について」『道路と自然』第35巻第4号、道路緑化保全協会、2008年7月、28-31頁。

関連項目

外部リンク

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