室山池

室山池(むろやまいけ)は、長野県安曇野市にある温泉宿泊施設である安曇野みさと温泉・ファインビュー室山(安曇野市三郷小倉)がある室山のふもとに位置する、人工のため池人造湖)である。スイレンが見頃を迎える。になると結氷し、かつてはスケートリンクとしても利用されていた[3]

室山池
室山池
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1975年度撮影)
所在地 長野県安曇野市三郷小倉[1][2]
位置
室山池の位置(日本内)
室山池
北緯36度15分05秒 東経137度50分36秒
成因 人造湖
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
室山池のスイレン

歴史

安曇野市南部に位置する三郷小倉は、古くはアカマツが生い茂るであった。江戸時代には当地を治めていた松本藩の管理下にあり、日中でも薄暗い林は動物たちの住み家となっていた[4]明治維新を経て国有林となったが、1919年大正8年)になって地元の南安曇郡小倉村(現・安曇野市三郷小倉)に払い下げられ、1920年(大正9年)から1931年昭和6年)にかけて開墾が行われた。これにより、当地は林からへと大きく様変わりした[5]

一方、村では水不足に悩まされていたことから、室山のふもとにため池として室山池の建設を計画。建設地はヨシが生える湿地であり、土壌粘土質であるため漏水の不安がない。工事1944年(昭和19年)に着手し、1948年(昭和23年)末に完成。1949年(昭和24年)1月31日に落成式が執り行われた。工費はおよそ30万[6]

スイレン

室山池の側はスイレンで覆われており、毎年6月から8月にかけて開花して見頃を迎える。このスイレンは1984年(昭和59年)に10株ほど植えられたものが、年を追うごとに増えていったものである。室山池はの流れがないこと、水底に積もった落ち葉が栄養となっていることなど、スイレンの生育に適した環境であった[7]1992年平成4年)にはスイレンの花を間近で見られるよう、池に桟橋を設けたり、湖畔には四阿を建てるなどの整備が行われた[8]

室山スケート場の閉場

室山池は毎年、になると寒さで結氷し、天然スケートリンクである室山スケート場として利用されていた。しかし、安曇野市は2011年(平成23年)から当スケート場を閉場することを決定。28年間もの歴史に幕が下ろされた[3]。閉場を決定した安曇野市教育委員会が三郷総合支所に伝えたところによると、擬木噴水用のポンプなど池周りの設備に衝突する危険があるためだという[9]

アクセス

自家用自動車
長野自動車道松本インターチェンジから20分間[1]
公共交通機関
JR 大糸線一日市場駅からタクシーで10分間[1]

脚注

  1. 安曇野の池・川等」(2011年6月12日閲覧)より。
  2. 座標は「電子国土ポータル」(2011年6月12日閲覧)にて得た。
  3. 三郷の室山スケート場 28年の歴史に幕」市民タイムス、2011年1月20日付、2011年6月12日閲覧。
  4. 『三郷村誌 II 第4巻 村落誌編』123ページ。
  5. 『三郷村誌 II 第4巻 村落誌編』124、125ページ。
  6. 『三郷村誌 II 第4巻 村落誌編』102ページ。
  7. 安曇野市三郷・室山池のスイレン」(2011年6月12日閲覧)より。
  8. 信州の花だより スイレン鮮やかに輝く 安曇野・三郷の室山池」(2011年6月12日閲覧)より。
  9. 平成22年度 第12回(平成23年2月24日開催)三郷地域審議会 会議録」(2011年6月12日閲覧)32ページ。

関連項目

参考文献

外部リンク

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