川中島 (川崎市)
川中島(かわなかじま)は、神奈川県川崎市川崎区の町名。現行行政地名は川中島1丁目と川中島2丁目。1965年(昭和40年)7月1日に住居表示が実施されている[5]。面積は19.78 ha[2]。
| 川中島 | |
|---|---|
| 町丁 | |
| 北緯35度31分53秒 東経139度43分39秒 | |
| 国 |
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| 都道府県 |
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| 市町村 |
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| 行政区 | 川崎区 |
| 地区 | 大師支所 |
| 人口情報(2024年(令和6年)3月31日現在[1]) | |
| 人口 | 3,577 人 |
| 世帯数 | 2,132 世帯 |
| 面積([2]) | |
| 0.197890499 km² | |
| 人口密度 | 18075.65 人/km² |
| 設置日 | 1965年(昭和40年)7月1日 |
| 郵便番号 | 210-0803[3] |
| 市外局番 | 044(川崎MA)[4] |
| ナンバープレート | 川崎 |
地理
多摩川の河口に近い低地であり[6]、一帯は住宅地となっている[7]。南端を国道132号が通過している。
川中島は北端で大師駅前と、東端で大師町・大師公園・台町と、南端では国道132号を挟んで観音と、西端で藤崎・伊勢町と接する。これらの町域はすべて川崎区に属しており、川中島は市境・区境と接していない。
歴史
江戸時代以前には当地を含む川中島村が存在した。その後の区画整理などで別の町名を名乗る部分も増えていったが、大師地区では昔の地名がそのままの土地についている唯一の例となっている[7]。
平間寺(川崎大師)は1128年(大治3年)の開創と伝わる[9]が、一帯の中世以前のことについては詳しく伝わっていない[6]。
江戸時代
江戸時代に、当地は川中島村となった。わずかに平間寺・神明社領があったほかは江戸時代を通じて天領であり[10]、石高は、正保期の「武蔵田園簿」で162石9斗あまり(別に平間寺・神明社領が3石ずつや見取場があり)[6]、「元禄郷帳」・「天保郷帳」・幕末の「旧高旧領取調帳」では219石あまりとなっていた[11]。用水としては二ヶ領用水を用いたが、用水の下流に位置したために水が回ってこないことがあり、溝口水騒動というような大規模な騒動となったこともあった[10]。
また、平間寺は江戸初期から参拝客を集めていたが[10]、1796年(寛政8年)に、徳川家斉が前厄にあたり参拝を行ったことからさらに参拝者は増加し、門前も賑わいを見せていった[12]。
江戸初期から川崎宿の助郷を務めていた[10]が、幕末になると黒船来航以降には海岸見張番所が置かれたり、長州征討の負担のために増加助郷や上納金が課せられたりと、負担は増加の一途をたどった[11]。
明治以降
明治維新以降、当地は神奈川県に属し、川中島村は大師河原村へ合併された[11]。川崎市の成立後に耕地整理が行われて大師川中島町などいくつかの町が分立したが、戦後の区画整理・住居表示施行により町名が変わっていった[11]。
当地では明治時代に海苔の養殖や果樹の栽培が行われた。特に、当地ではイギリスから伝わった品種の桃が初めて栽培されたほか、袋掛けの技法も当地から全国へと広まった[7]。また、川崎大師への参拝客を見込んで、関東で初の電車となる大師電気鉄道が引かれたが、同社は東京・横浜方面へと延伸を重ねて現在の京浜急行電鉄となっており、創業の地である川崎大師への路線も大師線として営業を続けている。
沿革
- 1128年(大治3年)- 平間寺の開創と伝わる。
- 1590年(天正18年)- 徳川家康が江戸入府。当地は天領となる。
- 1663年(寛文3年)- 「こうぼうだいしみち」の道標が建てられる[10]。
- 1796年(寛政8年)- 徳川家斉が平間寺へ参拝。
- 1821年(文政4年)- 溝口水騒動が勃発。
- 1860年(安政7年)- 海岸見張番所が設置される。
- 1868年(明治元年)- 明治維新。当地は神奈川県所属となる。
- 1874年(明治7年)- 大区小区制施行により、当地は第4大区第2小区に属する[11]。
- 1875年(明治8年)- 川中島村が大師河原村に吸収合併される[11]。
- 1889年(明治22年)- 町村制施行により、大師河原村が新設される。
- 1923年(大正12年)- 大師河原村が町制を施行し、大師町となる。
- 1924年(大正13年)- 大師町、川崎町・御幸村が合併し、川崎市を新設。当地は川崎市大師の小字となる[11]。
- 1936年(昭和11年)- 耕地整理により、大師川中島町・大師西町・大師中町・大師町・大師本町・中瀬町が成立[11]。
- 1937年(昭和12年)- 川崎市立川中島小学校が開校[10]。
- 1965年(昭和40年)- 土地区画整理事業に伴う換地処分[13]と住居表示が実施され[14]、藤崎町3丁目・観音町・大師川中島町・大師西町の各一部から川中島1・2丁目が成立[10]。
- 1972年(昭和47年)- 川崎市が政令指定都市に移行。当地は川崎市川崎区川中島となる。
世帯数と人口
2024年(令和6年)3月31日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
| 丁目 | 世帯数 | 人口 |
|---|---|---|
| 川中島1丁目 | 1,482世帯 | 2,466人 |
| 川中島2丁目 | 650世帯 | 1,111人 |
| 計 | 2,132世帯 | 3,577人 |
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[23]。
| 丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 川中島1丁目 | 49事業所 | 176人 |
| 川中島2丁目 | 28事業所 | 294人 |
| 計 | 77事業所 | 470人 |
交通
路線バス
当地を通る路線バスは川崎市交通局と川崎鶴見臨港バスの2事業者が運行している。当地の南端の国道132号を通って、両事業者が川崎駅と臨海部を結ぶバスを運行しているほか、川崎駅と川崎大師駅を結ぶ路線を川崎鶴見臨港バスが運行している。
道路
国道132号が、当地の南端を通過している。
施設
- 神明神社
- 川崎市立川中島小学校
その他
関連項目
脚注
- “令和6年町丁別世帯数・人口 3月末日現在” (XLS). 川崎市 (2024年4月25日). 2024年4月26日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC BY 2.1 JP DEED)
- “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”
- “川中島の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- “区別町名一覧表(川崎区)”. 川崎市 (2012年4月6日). 2012年10月17日閲覧。
- 『川崎地名辞典(上)』、p.74。
- 『川崎の町名』、p.63。
- “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 川崎川崎-4”. 国土交通省. 2023年6月4日閲覧。
- “川崎大師の紹介”. 平間寺. 2012年8月19日閲覧。
- 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』、p.309。
- 『川崎地名辞典(上)』、p.75。
- 『川崎地名辞典(上)』、pp.74-75。
- "川崎区の施行地区一覧". 川崎市. 2023年9月12日閲覧。
- "区別町名一覧表(川崎区)". 川崎市. 2023年9月12日閲覧。
- “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- “川崎区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
- “川崎区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
- “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年2月10日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- “交番案内/川崎警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年8月23日閲覧。