府中競馬正門前駅

府中競馬正門前駅(ふちゅうけいばせいもんまええき)は、東京都府中市八幡町一丁目にある京王電鉄競馬場線である。京王中央管区所属[2]駅番号KO46

府中競馬正門前駅
駅舎(2012年5月)
ふちゅうけいばせいもんまえ
Fuchūkeiba-seimommae
(東京競馬場前)
KO23 東府中 (0.9 km)
地図東京競馬場は南、府中駅は北西、東府中駅は東
(かつては南西側に東京競馬場前駅があった)
所在地 東京都府中市八幡町一丁目18
北緯35度40分5.41秒 東経139度29分4.84秒
駅番号 KO46
所属事業者 京王電鉄
所属路線 競馬場線
キロ程 0.9 km(東府中起点)
新宿から21.3 km
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
693人/日
-2021年-
開業年月日 1955年昭和30年)4月29日

歴史

年表

駅名の由来

東京競馬場の最寄駅であるが、同競馬場の通称である「府中競馬場」に因み、「府中競馬正門前」と名付けられている。正式名称の「東京競馬場」でないのは、かつて日本国有鉄道(国鉄)中央本線下河原支線東京競馬場前駅が存在したためである[3]

駅構造

頭端式ホーム1面2線を有する地上駅。かつて南側の線路(1番線)には降車専用ホームもあり、列車到着時には両方のドアを開けて乗降に対応することが出来た。頭端部に改札口があり、そこを出るとそのまま東京競馬場への横断歩道橋へ繋がる。

平日は2両編成ワンマン列車、土休日は中央競馬非開催日含めて8両編成が中心に運行され、競馬開催時除き殆どの列車は1番線を使用する。なお、一時期、平日朝ラッシュ時に新宿行各停が設定されており、この列車は特定都市鉄道整備促進特別措置法(特特事業。朝ラッシュピーク時に新宿に到着する全電車を10両編成とする)対象となった。1・2番線共に10両編成分のホーム有効長を有するが、基本的に10両編成列車は2番線を使用している。

競馬開催時は京王線新宿行臨時特急2本と新線新宿行臨時急行1本が運行される。臨時特急は10両編成、臨時急行は8両編成であり、全て2番線より発車する。

2010年平成22年)頃に発車標が新設された。

のりば

番線路線行先
1・2 KO 競馬場線 東府中新宿S 都営新宿線京王八王子高尾山口方面
付記事項
  • 1番線には降車専用ホームがあったが、近年は使用していなかった[1]。なお、同ホームは2022年令和4年)に撤去作業が行われた[4]

利用状況

2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員1,794人である[5]。京王電鉄全線で最も利用客が少ない駅である。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる全公営競技無観客開催措置の影響から、2019年(令和元年) - 翌2020年(令和2年)にかけての減少幅が非常に大きく、2021年(令和3年)も入場制限の影響で大幅な回復には至っていない。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
出典
1955年(昭和30年) [注釈 1]926
1960年(昭和35年) 1,830
1965年(昭和40年) 3,275
1970年(昭和45年) 7,159
1974年(昭和49年) [注釈 2]8,841
1975年(昭和50年) 8,405
1980年(昭和55年) 6,058
1985年(昭和60年) 3,769
1990年(平成02年) 5,756 2,663 [* 1]
1991年(平成03年) 2,932 [* 2]
1992年(平成04年) 3,047 [* 3]
1993年(平成05年) 3,175 [* 4]
1994年(平成06年) 3,523 [* 5]
1995年(平成07年) 7,480 3,555 [* 6]
1996年(平成08年) 3,304 [* 7]
1997年(平成09年) 3,118 [* 8]
1998年(平成10年) 3,167 [* 9]
1999年(平成11年) 3,120 [* 10]
2000年(平成12年) 7,225 3,022 [* 11]
2001年(平成13年) [9]6,605 2,682 [* 12]
2002年(平成14年) 4,562 1,885 [* 13]
2003年(平成15年) 4,705 2,142 [* 14]
2004年(平成16年) 4,417 1,986 [* 15]
2005年(平成17年) 3,877 1,910 [* 16]
2006年(平成18年) 3,396 1,795 [* 17]
2007年(平成19年) 3,619 1,937 [* 18]
2008年(平成20年) 3,479 1,841 [* 19]
2009年(平成21年) 3,379 1,756 [* 20]
2010年(平成22年) 3,163 1,630 [* 21]
2011年(平成23年) 2,944 1,511 [* 22]
2012年(平成24年) 3,088 1,581 [* 23]
2013年(平成25年) [9]3,115 1,581 [* 24]
2014年(平成26年) 3,160 1,592 [* 25]
2015年(平成27年) 3,190 1,601 [* 26]
2016年(平成28年) 3,209 1,600 [* 27]
2017年(平成29年) 3,175 1,586 [* 28]
2018年(平成30年) 3,229 1,600 [* 29]
2019年(令和元年) 2,922 1,434 [* 30]
2020年(令和02年) 400 184 [* 31]
2021年(令和03年) 693 329 [* 32]
2022年(令和04年) 1,794

駅周辺

東京競馬場 スタンド

当駅は東京競馬場の最寄り駅であり、競馬開催日には多くの人で混雑するが、非開催日は閑散としている[1]。競馬場以外には主に住宅地が広がり、周辺道路も幅員の狭い生活道路が中心である(「八幡町」も参照)。また、東京競馬場への陸橋の入口付近には黄金馬像「アハルテケ像」がある[1][10]

徒歩圏内に府中駅(当駅から約850 m)・東府中駅(同約1 km)がある。当駅は始発が遅く終電が早いため、早朝・深夜はこれらの駅が事実上の代替となる。

作品の舞台

撮影が度々行われる広いホーム。右手前が1番線、奥が2番線(2017年1月(※1番線降車ホームは2022年に撤去[4]))

平日は乗降客が少ないため、広告テレビCMなどのロケーション撮影が頻繁に行われている[14][15]。過去には当駅のホーム構造を利用し、電車の中を通り抜け、反対側のホームに出てしまうといったアイデアが使用されたこともある。当駅でロケを行った作品の例は下記のとおり。

映画
1966年(昭和41年)10月29日公開、駅前シリーズ第17作。電車が到着するシーンと駅から飛び出す坂井次郎(演 - フランキー堺)のロケ地として登場。なお、競馬場のロケは東京競馬場ではなく大井競馬場で行われた[注釈 4]
2007年(平成19年)1月20日公開、痴漢冤罪を扱った作品[16]。当駅が城北急行電鉄「岸川駅」として登場する。金子徹平(演・加瀬亮)が痴漢容疑で逮捕され、岸川警察署(ロケ地は秦野市役所)に連行されるシーン撮影が行われた。
テレビドラマ
1990年(平成2年)10月:同年12月放送。与田圭子(演・中山美穂)と野茂俊平(演・柳葉敏郎)の自宅最寄駅として登場。
教育番組
2010年(平成22年)頃放送。「アルゴリズムこうしん(鉄道会社のみなさんといっしょ編)」に登場。8000系[注釈 5]を背にお笑いコンビいつもここからと京王電鉄社員(同社の乗務員整備士)が踊るシーンの撮影が行われた。
テレビCM
自動改札機発馬機ゲートに見立てたCMを過去に放送した。
ミュージック・ビデオ
=LOVE楽曲[18]。ホームのベンチでスマートフォンを眺めるシーン(※回想シーンを含む)や1番線側のホームを歩くシーンに齊藤なぎさが出演した。

その他

隣の駅

京王電鉄
KO 競馬場線
特急・急行(いずれも競馬開催時上りのみ)・各駅停車
東府中駅 (KO23) - 府中競馬正門前駅 (KO46)

脚注

注釈

  1. 競馬場線開業年度
  2. 当駅の乗降人員最高値年度
  3. 楽曲解説はアルバム14番目の月』の「中央フリーウェイ」を参照。
  4. 東京競馬場の後方を走る東京モノレール羽田空港線の車両が映るシーンがある。
  5. NHK公共放送という立場上、営業広告(企業名および商品名を出すこと)ができないため[17]鉄道事業者名(京王電鉄)は出ず、京王電鉄ロゴマークぼかしが入っていた。

出典

  1. 大沼一英「京王電鉄 静寂を求めて巡る4駅」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、155 - 156頁、ISSN 0040-4047
  2. 京王電鉄鉄道営業部管理課「駅管区・乗務区のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、43頁、ISSN 0040-4047
  3. 根本幸男「京王電車全線歩き乗り記」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、164頁、ISSN 0040-4047
  4. Minomu (2022年2月23日). 【府中市】現在、府中競馬正門前駅では、旧降車ホームの撤去工事が行われています!(令和4年9月30日)”. 号外NET 東京都府中市. 本氣(マジ)メディア. 2022年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  5. 1日の駅別乗降人員 - 京王電鉄
  6. 府中市統計書 - 府中市
  7. レポート - 関東交通広告協議会
  8. 東京都統計年鑑 - 東京都
  9. 京王電鉄鉄道営業部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、27頁、ISSN 0040-4047
  10. 黄金の馬アハルテケ像で必勝祈願!?府中・東京競馬場”. GOLD NEWS(ゴールドニュース). ゴールドフォト. キャピタル・エフ (2015年2月25日). 2023年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月24日閲覧。
  11. 松任谷由実 中央フリーウェイ 歌詞”. 歌ネット. ページワン. 2023年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  12. 【競馬とビール3R】右に見える東京競馬場左はビール工場”. 日本ビアジャーナリスト協会 (2023年5月27日). 2023年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  13. 馬霊塔”. 府中観光協会. 2023年12月24日閲覧。
  14. 街はぴ特集 あの名場面を探せ! ロケ天国 京王沿線”. 京王電鉄. 2015年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  15. LOCATION 主なロケーション紹介”. 京王ロケーションサービス. 京王グループ. 2023年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  16. それでもボクはやってない”. U-NEXT. 2023年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月26日閲覧。 “(作品画像は当駅のホームで撮影したもの。「痴漢容疑で駅長室へ連行される前のシーン」より)”
  17. NHK 企業名、商品名を「出す/出さない」の境界線は”. NEWSポストセブン. 小学館 ポスト・セブン局. 2022年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。 週刊ポスト2016年4月15日号より”
  18. =LOVE(イコールラブ)公式チャンネル (2019年10月4日). =LOVE(イコールラブ)/ 6th Single『ズルいよ ズルいね』【MV full】”. YouTube. 2023年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  19. 京王電鉄旧5000系方向幕梱包テープ”. TRAIN_ART TAPE STORE. STORES 株式会社. 2023年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  20. 電車好き必見! 京王グループ共同企画 京王百貨店×京王電鉄×京王自動車「京王線 de フォトウエディング」 (PDF). KEIO NEWS RELEAS. 京王電鉄 (2021年7月27日). 2022年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
  21. 府中競馬正門前駅でウエディングフォトの撮影プラン 車両との撮影も」『調布経済新聞』、2021年8月11日。2023年12月25日閲覧。オリジナルの2021年8月14日時点におけるアーカイブ。
  22. 電車好きのカップルに好評!「京王線deフォトウェディング」”. 京王百貨店衣裳室 (2021年12月2日). 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク

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