有間川駅
有間川駅(ありまがわえき)は、新潟県上越市大字有間川字平浜にある、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅である[2]。
| 有間川駅 | |
|---|---|
![]() 駅舎(2010年2月) | |
|
ありまがわ Arimagawa | |
![]() | |
| 所在地 | 新潟県上越市大字有間川字平浜1075[1] |
| 所属事業者 | えちごトキめき鉄道[2] |
| 所属路線 | ■日本海ひすいライン[2] |
| キロ程 |
49.3 km(市振起点) 泊から58.7 km 米原から343.8 km |
| 電報略号 | リマ[2] |
| 駅構造 | 地上駅[2] |
| ホーム | 2面2線[2] |
| 乗車人員 -統計年度- |
7人/日(降車客含まず) -2022年- |
| 開業年月日 | 1947年(昭和22年)7月1日[3]* |
| 備考 | 無人駅[2] |
歴史
1902年(明治35年)に北陸線敷設の測量が始まったのち、鉄道の到来が現実のものとなりつつあった時期には、長浜(谷浜)に停車場を設けることが既に決定しているとの情報が流れた。このため、有間川住民は駅の設置を鉄道当局に約束させるべく運動を展開したが、鉄道当局は「先行している長浜駅(仮称、のち谷浜駅として開業)と有間川は4kmと全国に例のない短区間であること」「駅を設置するために必要な土地の確保が難しいこと」の2点を挙げて難色を示した。
次に住民たちは陳情を行うが、これも功を奏することなく終わった。1944年(昭和19年)、最後の手段として住民は運輸通信省次官の長崎惣之助に面接陳情したが、当時は太平洋戦争(大東亜戦争)のさなかであり、また長崎も駅設置の陳情などに応える余裕がなかったこともあって結局、駅の設置は実現しなかった。
戦後、周辺の村の協力も得て行われた長年にわたる陳情の熱意が通じ、新潟鉄道局の正式な認可を得たことから、1946年(昭和21年)に仮乗降場として開業、翌年には正式な駅に昇格した[4]。
往時の営業実績の一例として、1961年(昭和36年)における営業実績は、1年間の乗客数は112,195人、降客数109,302人、旅客収入3,150,217円、貨物収入2,700,155円と記録されている。
1969年(昭和44年)、当時の国鉄は厳しい世論にさらされていたこともあり、北陸本線の複線電化事業が完成した段階で徹底した合理化を行うこととなったが、駅業務も対象となったため、沿線住民は首長を先頭に反対運動を起こした。また、国鉄労働組合もこれに呼応して立ち上がるなど大きな社会問題へと発展していったが、結局1970年(昭和45年)に無人駅となった。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅[2]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎に接するホームに直江津方面の列車が発着し、反対側のホームには富山方面の列車が発着する。跨線橋はなく2つのホームは直江津方にある構内踏切(警報機・遮断機つき)で連絡している[2]。
えちごトキめき鉄道への移管後も、引き続き無人駅である[12]。駅舎は開業時からの木造平屋建てである[2]。
ホームには駅舎のほかに構内踏切から直接外に出るものや富山方面ホームから直接駅舎とは反対側に出るものなど多数の出入口がある。
ホームは国鉄北陸本線複線化の際、海岸沿いに作られた。現在の駅からは、日本海とは国道を隔てて少し離れているが、駅施設は比較的高い位置にあり、駅舎出口から望むことができる。
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は7人である[13]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[14]。
| 年度 | 1日平均 乗車人員 |
|---|---|
| 2003年 | 52 |
| 2004年 | 41 |
| 2005年 | 50 |
| 2006年 | 48 |
| 2007年 | 43 |
| 2008年 | 37 |
| 2009年 | 29 |
| 2010年 | 29 |
| 2011年 | 33 |
| 2012年 | 34 |
| 2013年 | 37 |
| 2014年 | 27 |
| 2015年 | 23[15] |
| 2016年 | 16[16] |
| 2017年 | 15[17] |
| 2018年 | 11[18] |
| 2019年 | 13[19] |
| 2020年 | 12[20] |
| 2021年 | 11[21] |
| 2022年 | 7[22] |
脚注
- “沿線ガイド|日本海ひすいライン”. えちごトキめき鉄道. 2018年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- 鉄道友の会新潟支部『新潟県鉄道全駅 増補改訂版』新潟日報事業社、2015年6月30日、244頁。ISBN 9784861326066。
- 「運輸省告示第172号」『官報』1947年6月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日、19頁。
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、142頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 「日本国有鉄道公示第179号」『官報』、1970年4月13日。
- 編集部「4月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第20巻第6号(通巻第238号)、電気車研究会、1970年6月1日、82頁、ISSN 0040-4047。
- 「通報 ●北陸本線梶屋敷駅、浦本駅及び有間川駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年4月13日、3面。
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 13号 北陸本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年10月11日、23頁。
- データで見るJR西日本2012(西日本旅客鉄道)P.89
- なんでもランキング - 西日本旅客鉄道(2015年3月16日閲覧)
- えちごトキめき鉄道営業案内 Archived 2015年4月2日, at the Wayback Machine. - えちごトキめき鉄道(2015年3月16日閲覧)
- えちごトキめき鉄道ご利用状況
- 上越市統計要覧。
- “平成27年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- “平成28年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2017年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- “平成29年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2019年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- “2018年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- “2019年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- “2020年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2021年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- “2021年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2022年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月8日閲覧。
- “2022年度の乗車状況”. えちごトキめき鉄道. 2024年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月28日閲覧。



