法政大学第二中学校・高等学校
法政大学第二中学校・高等学校(ほうせいだいがくだいにちゅうがっこう・こうとうがっこう)(HOSEI UNIVERSITY DAINI JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL)は、神奈川県川崎市中原区木月大町にある、中高一貫教育を提供する男女共学の私立中学校・高等学校。
| 法政大学第二中学校・高等学校 | |
|---|---|
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北緯35度34分18.6秒 東経139度39分5.5秒 | |
| 過去の名称 | 法政大学第二中学校 |
| 国公私立の別 | 私立学校 |
| 設置者 | 学校法人法政大学 |
| 設立年月日 | 1939年 |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
| 課程 | 全日制課程 |
| 単位制・学年制 | 学年制 |
| 設置学科 | 普通科 |
| 学期 | 3学期制 |
| 学校コード |
D114313000020 (高等学校) C114313000022 (中学校) |
| 高校コード | 14540J |
| 所在地 | 〒211-0031 |
| 外部リンク | 公式ウェブサイト |
高等学校において、中学校から入学した内部進学生と高等学校から入学した外部進学生との間では、高等学校第1学年から混合してクラスを編成する併設混合型中高一貫校[1]。設置者は学校法人法政大学。略称は、「二中」「二高」(中高を併せて「法政二中高」)「法政二」などである。創立以来男子校であったが、2016年度より共学化が始まり、2018年度に全面共学化が完了した。
概要
中高一貫制の共学校で、法政大学の附属校である。中学から大学までの「10年一貫教育」を掲げ、それに合わせた学習カリキュラムが実施されている[2]。中高共に平成19年度より週5日制から週6日制に変わり、新カリキュラムによる教育が行われている。
学習面において、高校では入学時に美術と音楽と芸術クラスで分けられるため、2年間の大半の行動が芸術クラス単位で同じとなる。また、3年次になると進学別にクラス分けがあり、「理系クラス」「文系クラス」に分類される[3]。平成18年度より「ゼロ時限目」と呼ばれる20分間の英語学習が実施されているほか、TOEIC Bridgeを年2回受験する[4]。中学では3年次に広島に[5]4泊5日で研修に行く。広島では原爆を通じて平和を学んだり、サイクリングやSUPを通じて、仲間と協力することの大切さを学ぶ。
進路では、高校において進学要件を満たせば法政大学への被推薦権を保持したまま学部に関係なく他の私立大学や国公立大学を受験することができる。
部活動
教育理念
教育理念(学則第1条):
- 「本校における教育は、人格の完成をめざして国民的共通教養の基礎を築き、平和的で民主的な国家および社会の形成者を育成することを目的とする。」
教育目標:
- 人類および民族のあらゆる分野における歴史的・文化的遺産を体系的に学びとり、自然と社会・人間に対する認識を深める。
- 獲得した認識を総合し、自然との共生・諸民族の共同など、人類社会のもつ諸課題と向き合う視野を培う。
- 学ぶことの意味と喜びを知り、常に学問的好奇心を発揮し、生涯にわたって成長を遂げることのできる土台を獲得する。
- 自己を客観化し、社会の中でどのように生きるかを考えることにより、一人一人が個性を獲得し、自分の生き方を自分で決める能力をつける。
- 自ら諸課題の解決・現状の変革を担おうとする自主的精神と互いを尊重し共同での取り組みができる自治的な能力を獲得する。
- 高い品性と社会性を身につけ、不正・腐敗を許さず、社会正義を確立する自律の力を獲得する。
沿革
- 1939年 - 法政大学第二中学校設立(初代校長は井本健作)。
- 1945年 - 戦災により一部校舎(時計塔校舎など)を除き、ほぼ全焼。終戦後に占領軍が二中校地を一部接収[6](1948年返還)。
- 1948年 - 学制改革により、法政大学第二高等学校となる。他の私立校のように新制中学校を併設しなかった。
- 1952年 - 硬式野球部、甲子園に初出場。
- 1960年 - 硬式野球部、夏の甲子園で優勝。
- 1961年 - 硬式野球部、春の甲子園で優勝。
- 1968年 - 『かがやく法政二高』が出版される。
- 1969年 - 『法政二高教育の三十年史』が出版される。
- 1971年 - 映画「法政二高」が制作される。
- 1976年 - 法政大学工業高等学校を合併。
- 1984年 - バレーボール部、インターハイにて優勝。
- 1986年 - 法政大学第二中学校を設置。
- 1988年 - アメリカンフットボール部、クリスマスボウル(横浜スタジアム)にて優勝。
- 1989年 - アメリカンフットボール部、クリスマスボウル(東京ドーム)にて連覇。『法政二高五〇年史』が出版される。
- 1997年 - バスケットボール部、ウィンターカップに初出場。
- 1999年 - ラグビー部、冬の花園に初出場。
- 2002年 - 社会科学研究部、全国高等学校総合文化祭社会科学部門において『川崎の中の沖縄~豊かな暮らしを求めた人々~』が最優秀賞を受賞。
- 2004年 - 演劇部、全国高等学校総合文化祭演劇部門において『ロック』を演じ、優秀賞を受賞。
- 2006年 - 高校において「ゼロ時限目」開始。ハンドボール部、国民体育大会で優勝。
- 2013年 - バスケットボール部、ウィンターカップに再出場。
- 2014年 - 新時計塔竣工。物理部、小型衛星模型の開発コンペ「缶サット甲子園」全国大会優勝。
- 2015年 - 陸上競技部。県高校駅伝で初優勝し全国高等学校駅伝競走大会に出場。ハンドボール部が全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会にて準優勝。
- 2016年 - 男女共学化[7]
- 2017年 - 「缶サット甲子園」全国大会優勝。ハンドボール部が全国高等学校ハンドボール選抜大会全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会国民体育大会ハンドボール競技の全国三冠を達成。陸上競技部が2回目の全国高等学校駅伝競走大会に出場し、13位。
- 2018年 - 第34回U20日本陸上競技選手権大会男子800m全国優勝。NHK杯全国高校放送コンテストテレビドラマ部門 優勝
- 2019年 - 「缶サット甲子園」全国大会優勝。
- 2021年 - 第15回U18日本選手権において男子砲丸投で全国優勝。
- 2022年 - U20日本選手権男子砲丸投で全国優勝。同男子円盤投で全国3位。第36回全国男子中学生ウエイトリフティング選手権大会67kg級 優勝。(2020年の全国通信記録会(新型ウィルス感染の影響による大会中止を受けたもの)で、1名の全国優勝相当はあったが、正式な大会としては11年ぶり)。
- 2023年 - 3月12日「缶サット甲子園」全国大会優勝。第17回U18/第54回U16日本選手権において3種目で全国優勝。法政二高陸上競技部、女子での初の全国優勝者を輩出。
設置課程
- 普通科全日制
- 週6日制34単位
- 高等学校1・2年次は入学時に分けられる芸術選択クラス(美術クラス・音楽クラス)に分かれる。
- 高等学校3年次より生徒の進路選択により1・2年次の芸術選択クラスから文系クラス、理系クラスに分かれる。
- 高校3年3学期には決定した大学の学部別授業が行われる[10]。
生徒会活動
中高共に生徒会活動が盛んであり、体育祭や、学園祭である二高祭・二中文化祭の運営の中心となるばかりでなく、日常の学校生活においても主軸をなしている[11]。特に高校生徒会は中央委員会を中心として様々な活動を行っており、それら活動は年度末に生徒会機関誌『法政二高』としてまとめられている[12]。中央委員会は年二回開催される代議員大会を通じて生徒側の要求を討議した上で学校側に伝える役割も担っており、こうした活動は全て「方針」と「総括」によって目標の明確化とその見直しが毎年度行われている[13]。
校舎

旧時計塔校舎は、1936年に法政大学予科校舎として建設され、戦後も焼け野原に残った時計塔は二中高のシンボル的な存在となっていた[15]。近隣地区においては慶應義塾高校の校舎と並ぶ歴史的な近代建築物であり、建築的価値や時計塔に残された学徒出陣の際の落書きをはじめとした文化的価値の高さもあり、これを保存・存続しようという動きがあった[16][17]。しかし、2016年度の男女共学化に向けて校舎を全面改築することが発表され、老朽化が進む時計塔校舎は取り壊され、新しい時計塔校舎の使用が2014年度より開始された[18]。
新校舎の建設は、現在の敷地内でほぼ全面的に建て替える計画で、2013年1月から実施された。仮設校舎を造らず、建物ができ次第、順次供用を開始する形で建設を進める。2017年3月、中学グラウンドの竣工をもって新校舎への建て替えが完了した。新校舎の設計は、類設計室[19]。2017年3月には校舎及び施設の建て替え工事がすべて完了した[20]。
入試
著名な出身者
政治・経済
実業家
学者
芸能
アナウンサー
脚注および参照
- 法政大学第二高校の学校情報 - 高校受験パスナビ(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭には「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
- 10年一貫教育 - 法政大学第二中・高等学校
- 『平成18年法政大学第二中・高等学校入学案内パンフレット』p.17
- 前掲パンフレットp.16
- 2020年度までは長崎、ニュージーランド、北海道、広島から選択。
- 法政大学 『法政大学百年史』 882-883頁
- 2012年5月28日神奈川新聞
- 法政二中高・学校改革特設サイト(2012年6月21日)
- “武蔵小杉からの新たなステージ 付属校であることの可能性”. 2020年6月27日閲覧。
- 高校3年3学期 - 法政大学第二中・高等学校
- 前掲パンフレットpp.8-9、pp.18-19
- 『法政二高』第74号p.242
- 法政二高同窓会ホームページより
- 『平成26年度二高祭パンフレット』p.61
- 4:学校の誘致と住宅の開発 ~ 武蔵小杉|このまちアーカイブス 2020年3月26日閲覧。
- 2012年2月5日 東京新聞
- https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=3898 2015年3月9日 はまれぽcom]
- 朝日新聞川崎版(2012年5月29日)
- 類設計室 HP より
- “新校舎完成記念式典が行われました| TOPICS| 法政大学第二中・高等学校”. 2020年6月26日閲覧。
- “アクセス”. 法政大学第二中学校・高等学校. 2024年2月25日閲覧。
関連項目
- 法政大学
- 法政大学短期大学部:かつてキャンパスに隣接されていた
- 法政大学中学校・高等学校
- 法政大学国際高等学校
- 神奈川県中学校一覧
- 神奈川県高等学校一覧
- 法政通り商店街

