燕三条駅

燕三条駅(つばめさんじょうえき)は、新潟県三条市下須頃にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

燕三条駅
燕口(2022年3月)
つばめさんじょう
Tsubamesanjō
地図
所在地 新潟県三条市下須頃[1] 497[* 1]
北緯37度38分56.5秒 東経138度56分21.7秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ハサ
駅構造
ホーム
  • 2面3線(新幹線)[1]
  • 1面1線(在来線)[1]
乗車人員
-統計年度-
(新幹線)-2022年-
1,320人/日(降車客含まず)
(合計)-2022年-
1,802人/日(降車客含まず)
開業年月日 1982年昭和57年)11月15日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 上越新幹線
キロ程 263.5 km(大宮起点)
東京から293.8 km
長岡 (23.2 km)
(40.1 km) 新潟
所属路線 弥彦線
キロ程 12.9 km(弥彦起点)
(2.6 km)
(2.5 km) 北三条
備考
  1. 正式な所在地。北側部分は燕市にまたがる。
三条口(2022年3月)

概要

新潟県県央地域を代表する三条市燕市に位置し、所在地は北側の燕市・南側の三条市にまたがっている。登記上は駅長室のある三条市を所在地としている(当駅の歴史も参照)。

JR東日本新潟支社の長岡営業統括センターが管理する直営駅駅長配置)で、長岡地区に所属する管理駅として弥彦線の全駅と、越後線妙法寺駅 - 巻駅間、信越本線帯織駅 - 保内駅間の、それぞれ直営駅を除く全駅を統括管理している[注 1]

事務管コードは▲301185を使用しており[3]、当駅の新幹線での営業キロは三条市側にある信越本線東三条駅のものを準用している。

乗り入れ路線

新幹線の上越新幹線と、在来線の弥彦線が交差する地点に所在し、両路線の接続駅である[1]

歴史

エピソード

上越新幹線の建設が計画された当初は新潟駅 - 長岡駅間のルートが大まかに決まっていただけで、両駅の間隔が60 km以上離れてしまうことから、中間の位置にも駅を設置するに至った。

この際、在来線の連絡駅として弥彦線と接続させることで、観光名所である弥彦山弥彦温泉、さらには吉田駅から越後線に乗り換えることで、日本海を一望する寺泊港などへつながる観光拠点として機能することが期待された。

誘致合戦の妥協点としては、位置を燕市か三条市に偏ることなく両市の境界に駅舎を置くことで決着させたが、今度は駅名を巡って議論が生じた。駅名を決定するにあたり「新三条」「新燕」「燕三条」「三条燕」など候補が複数提案され、「三条」と「燕」の双方の都市名を駅名に織り込むことで合意した。

名称については駅開業の4年前に供用を開始していた北陸自動車道のインターチェンジは「三条燕IC」で、新幹線駅はその逆の「燕三条駅」で落ち着いた。この背景について、燕市史には「高度な政治判断が働いたなどと言われているが、真相はわからない」と記されている。なお、前述の通り当駅の駅舎は両市にまたがっているが、駅長室が三条市側にあるため、登記上の所在地は三条市となっている[新聞 2]

駅構造

駅機能を有する2階の新幹線改札口周辺には、自動改札機・タッチパネル式自動券売機[7]指定席券売機[2]話せる指定席券売機[2]・屋内待合室[7]・コインロッカー[7]・売店のNewDays[7]が設置されている。

エスカレーターと階段[7]を挟んだ反対側の在来線改札口周辺には、観光物産センターの燕三条Wing[7]・エレベーター[7]・店舗[7]・多目的トイレ併設の化粧室[7]・乗車駅証明書発券機・簡易型自動改札機が設置されており、1階には店舗[7]三条警察署 燕三条駅交番[8][9]・化粧室[7]・駅レンタカー窓口[7]が設置されている。

駅2階コンコースには燕三条地場産業振興センターによって、燕三条地域85社の地場産品を並べたショーケースが設置されている[新聞 1]

かつて駅舎1階には両市を放送地域とするコミュニティFM局燕三条エフエム放送(ラヂオは〜と)の本社兼スタジオが1998年(平成10年)の開局以来置かれていたが、2014年(平成26年)4月、燕市大曲の燕交通公園内へ移転した[10]。移転後は旧スタジオ及び事務所部分が閉鎖され、放送観覧スペースだった部分が待合スペースとして開放されている。

在来線

単式ホーム1面1線を有する地上駅[1] で、駅舎2階と接続する橋上構造となっている。島式構造のホームを有しているが、北側の1面のみを使用している。構内には交換設備の設置を想定して南側にも線路を敷設する用地が設けられている。

在来線の有人改札口が存在しないことから無人駅扱い[1] となっている。

ホームと2階の間にエレベーターやエスカレーターは設置されていない。

のりば

番線路線方向行先
1 弥彦線 上り 弥彦方面[11]
下り 東三条方面[11]

新幹線

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する高架駅で、中央に通過本線を挟み、そのポイントは高速走行試験による430km/hでの通過に対応している。

通常のダイヤでは、東京方面の列車は島式本線側の12番線から発着する。外側の13番線は臨時ホームとなっており、通常は列車の停車はなく、ダイヤ遅延時等の停車・待避に使用されるほか、車両展示イベントで長時間列車を留置させる際にも使用される。

改札階(2階)とホームの間にはエレベーターエスカレーターが設置されている。

のりば

番線路線方向行先
11 ■ 上越新幹線 下り 新潟方面
12 上り 高崎大宮東京方面
13 (臨時ホーム)

(出典:JR東日本:駅構内図

駅弁

2013年までは、2階北側の弥彦線改札口手前で、新津駅の駅弁業者三新軒と新発田三新軒の調製による、駅弁が販売されていた。詳細はこの記事の過去の版を参照。

2019年頃よりNewDaysで三新軒一部商品が少数ながら取り扱われている。ただし、JTB時刻表 2024年3月号には燕三条駅の駅弁の掲載は無い。

利用状況

JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は1,802人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は1,320人である[新幹線 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 新幹線
2000年(平成12年) 2,166[利用客数 2]  
2001年(平成13年) 2,242[利用客数 3]  
2002年(平成14年) 2,203[利用客数 4]  
2003年(平成15年) 2,229[利用客数 5]  
2004年(平成16年) 1,997[利用客数 6]  
2005年(平成17年) 2,186[利用客数 7]  
2006年(平成18年) 2,132[利用客数 8]  
2007年(平成19年) 2,178[利用客数 9]  
2008年(平成20年) 2,144[利用客数 10]  
2009年(平成21年) 1,990[利用客数 11]  
2010年(平成22年) 1,954[利用客数 12]  
2011年(平成23年) 1,993[利用客数 13]  
2012年(平成24年) 2,142[利用客数 14] 1,736[新幹線 2]
2013年(平成25年) 2,218[利用客数 15] 1,769[新幹線 3]
2014年(平成26年) 2,196[利用客数 16] 1,759[新幹線 4]
2015年(平成27年) 2,200[利用客数 17] 1,742[新幹線 5]
2016年(平成28年) 2,232[利用客数 18] 1,770[新幹線 6]
2017年(平成29年) 2,285[利用客数 19] 1,831[新幹線 7]
2018年(平成30年) 2,318[利用客数 20] 1,844[新幹線 8]
2019年(令和元年) 2,215[利用客数 21] 1,729[新幹線 9]
2020年(令和02年) 1,037[利用客数 22] 598[新幹線 10]
2021年(令和03年) 1,309[利用客数 23] 845[新幹線 11]
2022年(令和04年) 1,802[利用客数 1] 1,320[新幹線 1]

駅周辺

燕口側のロードサイド店舗群(2020年4月)

駅舎を挟んで西側が燕口、東側が三条口となっている。各々にロータリーがあり、駅前広場やバスおよびタクシープール・駐車場などが、ほぼ同じサイズで設けられている。

当駅は上越新幹線開通の際に新設された駅で、新幹線開通当初の駅周辺には水田が広がり、北陸自動車道・国道8号が通る程度で、商店・住宅とも少なかった。その後、2本の鉄道路線と3本の幹線道路に囲まれた好立地から開発が急速に進み、現在駅周辺にはロードサイド型の大型店舗が数多く林立するなど、三条・燕両市を中心とする県央地域の交通・経済の要衝として機能している。燕三条駅周辺地域であることからチェーン店舗の店名は所在する市に関わらず「燕三条店」と付けられるものが多いが、「燕三条」という町名があるわけではない。

北側には北陸自動車道三条燕ICが所在し、当駅は日本一高速のインターチェンジに近い新幹線停車駅である。

三条口側

駅前にはホテルが並び、国道沿いを中心に郊外型商業施設・飲食店などが多く所在する。

燕口側

燕側には宿泊施設や大型商業施設が多く軒を連ね、イオン県央店にはシネコンも併設される。また、イオンの道路を挟んだ反対側には、道の駅が存在する。

バス路線

路線バス・コミュニティバス

三条口のロータリー内には新潟交通観光バス越後交通の2社のバス停留所が設けられており、下記の路線バスコミュニティバスが発着している。バス停の名称は前者が「燕三条駅三条口」、後者が「燕三条駅前」だが、設置場所は同一である。

また燕口広場のロータリー内には、燕市のコミュニティバス「スワロー号」のバス停が設けられている。

「燕三条駅三条口」(新潟交通観光バス)
「燕三条駅前」(越後交通)
「燕三条駅」(燕口)

高速バス

高速バス停留所はロータリー内ではなく、周辺の道路上に設けられている。

ツアーバス路線を運行する各社は、三条口側近隣に共同停留所を設置している。

「燕三条駅三条口」
三条口広場内ではなく、三条口交差点南側の市道上(燕三条駅第二駐車場向かい側)に設けられている。

新潟交通・越後交通などが運行する一般の高速路線バスについては当駅出口近くに停留所はなく、高速道路上の三条燕バスストップ(当駅燕口から北へ徒歩約12分)か、三条燕IC出入口周辺の国道289号上の停留所(三条燕インター東、三条燕インター前)が最寄りとなる。ただし、越後交通などが運行する大阪・京都 - 柏崎・長岡・三条線は、当駅周辺には停留所を設置していない。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
■上越新幹線
長岡駅 - 燕三条駅 - 新潟駅
弥彦線
燕駅 - 燕三条駅 - 北三条駅

脚注

注釈

  1. 3区間のうち直営駅(社員配置駅)は吉田駅のみで、その他の区間内各駅は当駅の管理下にある。

出典

  1. 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、24頁。
  2. 駅の情報(燕三条駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月3日閲覧。
  3. 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  4. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、601頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  5. 「スムーズ乗降に威力 JR新潟支社 新幹線新潟駅に自動改札機」『交通新聞』交通新聞社、1999年1月12日、3面。
  6. 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-121-X。
  7. JR東日本:駅構内図(燕三条駅)”. JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社. 2019年5月1日閲覧。
  8. 新潟県警察ホームページ - 警察本部・警察署のご案内【県内の警察署:三条警察署】”. www.police.pref.niigata.jp. 2019年5月1日閲覧。
  9. 「三条警察署 燕三条駅交番」(三条市-警察署/交番-〒955-0093)の地図/アクセス/スポット情報 - NAVITIME”. www.navitime.co.jp. 2019年5月1日閲覧。
  10. 会社概要 - 燕三条エフエム放送.2018年11月29日閲覧。
  11. 時刻表 燕三条駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月11日閲覧。
  12. 燕市コミュニティバス実証運行”. 燕市. 2021年5月5日閲覧。

報道発表資料

  1. 2008年3月15日(土)、モバイルSuica特急券のサービス開始!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2007年12月21日。 オリジナルの2016年10月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20161002133542/https://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20071215.pdf2020年5月25日閲覧
  2. 2008年3月 Suicaがますます便利になります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2007年12月21日。 オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304095817/https://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20071214.pdf2020年5月29日閲覧
  3. Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。 オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200524150337/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2020年5月25日閲覧
  4. 「新幹線eチケットサービス」が始まります!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、北海道旅客鉄道、西日本旅客鉄道、2020年2月4日。 オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200226110513/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200204_ho01.pdf2020年5月25日閲覧
  5. タッチでGo!新幹線 サービスエリア拡大について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年11月12日。 オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201113025314/https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho01.pdf2020年11月14日閲覧

新聞記事

利用状況

  1. 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
  2. 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  3. 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  4. 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  5. 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  6. 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  7. 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  8. 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  9. 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  10. 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  11. 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  12. 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  13. 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  14. 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  15. 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  16. 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  17. 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  18. 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  19. 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  20. 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
  21. 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月11日閲覧。
  22. 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月11日閲覧。
  23. 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月2日閲覧。

新幹線

  1. 新幹線駅別乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
  2. 新幹線駅別乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  3. 新幹線駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  4. 新幹線駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  5. 新幹線駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  6. 新幹線駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  7. 新幹線駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  8. 新幹線駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
  9. 新幹線駅別乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月11日閲覧。
  10. 新幹線駅別乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月11日閲覧。
  11. 新幹線駅別乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

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