第59回東京優駿

第59回東京優駿は、1992年5月31日東京競馬場で行われた競馬競走である。1番人気ミホノブルボン皐月賞に続き逃げ切り、皐月賞と合わせて二冠を達成した。年齢は全て旧表記にて表記。

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映像外部リンク
1992 日本ダービー
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

レース施行時の状況

1992年の牡馬クラシック戦線は、朝日杯3歳ステークススプリングステークスを制したミホノブルボンが主役と目され、三冠緒戦の皐月賞は人気に応えて逃げ切って快勝した。その競走内容に対する評価は高く、東京優駿における最有力馬と目されていた。しかし血統からくる距離不安や、逃げという脚質と、逃げ馬には不利な外枠15番からの発走が相まって皐月賞より人気を落とすこととなった。その他の有力馬としては、皐月賞で2着に入りNHK杯を優勝した単勝2番人気ナリタタイセイ弥生賞とNHK杯で共に3着に入った3番人気サクラセカイオーすみれステークス青葉賞を連勝した4番人気ゴールデンゼウスシンザン記念を制し皐月賞では最後方から5着に入った追い込み脚質の5番人気マヤノペトリュースなどがいた。また、弥生賞を制し皐月賞で3着に入ったアサカリジェントは故障により出走回避し、その後出走せず引退した。なお、このレースで2着に入るライスシャワーは皐月賞とNHK杯をともに8着と完敗しており、この時点では実力を評価されておらず、単勝オッズは114.1倍の16番人気であった。

トライアルの結果

青葉賞
着順競走馬名騎手タイム着差
1ゴールデンゼウス牡4岡潤一郎2.27.8
2アストロゲート牡4田中勝春2.28.43馬身1/2
3ランスオブスリル牡4河内洋2.28.51/2馬身
第40回NHK杯
着順競走馬名性齢騎手タイム着差
1ナリタタイセイ牡4南井克巳2.02.8
2マチカネタンホイザ牡4岡部幸雄2.03.01馬身3/4
3サクラセカイオー牡4小島太2.03.0アタマ

出走馬と枠順

枠番馬番競走馬名騎手オッズ人気調教師
11カミノエルフ牡4柴田政人66.914人小林常泰
2オースミコマンド牡4増井裕154.118人白井壽昭
23サクラセカイオー牡4小島太6.83人境征勝
4マーメイドタバン牡4大塚栄三郎84.115人和田正道
35マヤノペトリュース牡4田原成貴12.85人坂口正大
6ウィッシュドリーム牡4松永昌博134.617人坪憲章
47マチカネタンホイザ牡4岡部幸雄22.58人伊藤雄二
8ナリタタイセイ牡4南井克巳6.02人中尾謙太郎
59ホクセツギンガ牡4藤田伸二45.012人白井壽昭
10アストロゲート牡4横山典弘33.711人古賀史生
611ゴッドマウンテン牡4安田富男25.810人中住芳雄
12セキテイリュウオー牡4田中勝春18.17人藤原畝文
713ライスシャワー牡4的場均114.116人飯塚好次
14ゴールデンゼウス牡4岡潤一郎11.74人安藤正畝
15ミホノブルボン牡4小島貞博2.31人戸山為夫
816ヤマニンミラクル牡4河内洋25.49人浅見国一
17ブレイジングレッド牡4村本善之60.113人日迫良一
18スタントマン牡4角田晃一14.46人渡辺栄

レース結果

勝利騎手 小島貞博
2012年1月15日 京都10R表彰式
着順枠番馬番競走馬名タイム上がり3F着差
1715ミホノブルボン2.27.837.1
2713ライスシャワー2.28.537.64馬身
335マヤノペトリュース2.28.537.0ハナ
447マチカネタンホイザ2.29.237.14馬身
5818スタントマン2.29.738.53馬身
611カミノエルフ2.30.038.81馬身3/4
748ナリタタイセイ2.30.138.81/2馬身
824マーメイドタバン2.30.239.2クビ
9612セキテイリュウオー2.30.338.81/2馬身
10816ヤマニンミラクル2.30.338.5ハナ
11714ゴールデンゼウス2.30.538.71馬身1/4
1223サクラセカイオー2.30.638.71/2馬身
13510アストロゲート2.30.638.6アタマ
1459ホクセツギンガ2.31.039.82馬身1/2
1536ウィッシュドリーム2.31.139.43/4馬身
16611ゴッドマウンテン2.31.239.31/2馬身
17817ブレイジングレッド2.31.539.32馬身
1812オースミコマンド2.35.542.5大差

レース展開

降雨により馬場は稍重となった。全馬揃ったスタートからまずはミホノブルボンが不利とされた外枠発走をものともせず馬群の先頭に立つ。2番手には人気薄のライスシャワーとマーメイドタバンが続く。ミホノブルボンは終始1ハロン12秒台前半の緩みのないラップを刻み、後続に脚を使わせながら2番手に2~3馬身の差をつけて逃げる。最終コーナーではやや差が詰まったものの、直線坂上で鞍上の小島騎手が手を動かし始めると一気に他馬を引き離し、最後は2着に4馬身差を付ける快勝で無敗の二冠を達成した。2着にはマヤノペトリュースとの激しい争いをハナ差制したライスシャワーが入った。またミホノブルボンは逃げたにもかかわらず、全出走馬中2番目に早い上がり3ハロンのタイムを記録している。

データ

1000m通過タイム61.2秒(ミホノブルボン)
上がり4ハロン49.4秒
上がり3ハロン37.1秒
優勝馬上がり3ハロン37.1秒

払戻金

単勝式15230円
複勝式5380円
131990円
15170円
枠連7-71370円
馬連13-1529580円

レースの記録・エピソード

  • 戸山為夫調教師は1968年(第35回)タニノハローモアに次いで、東京優駿2勝目。小島貞博騎手は初勝利。
  • 皐月賞・日本ダービーの二冠を制したのは史上12頭目(三冠馬を除く)。前年のトウカイテイオーに続き無敗の二冠馬はトキノミノルコダマシンボリルドルフ・トウカイテイオーに続く史上5頭目[1]、その後無敗の二冠制覇は2005年ディープインパクトまで13年間途切れる事になる。日本ダービーの逃げ切り勝利は1990年アイネスフウジンに続く2年ぶり史上10頭目(皐月賞と日本ダービーを共に逃げ切った馬としては史上3頭目)。
    • 無敗のままGⅠ3勝はシンボリルドルフに続く8年ぶり史上2頭目[2]
  • 馬番15番の馬が優勝するのは2023年現在唯一。
  • この前年秋から馬番連勝馬券が発売される[3]。日本ダービーもこの年から馬番連勝が馬券発売の中心となった。

脚注

  1. 「Gallop・日本ダービー70年史」102P ミホノブルボン
  2. グレード制導入以前に無敗のままGⅠ級競走を3勝した馬にはクリフジ・トキノミノル・ミスオンワード・コダマ等がいる
  3. 「優駿」2002年4月号・108P 日本の競馬60年
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