第77回東京優駿

2010年5月30日東京競馬場で施行された第77回東京優駿について記述する。

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映像外部リンク
2010 日本ダービー
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

状況

皐月賞を勝ったヴィクトワールピサをはじめ、同レース2着のヒルノダムール、休み明けで3着だったエイシンフラッシュらが出走を決めた。

その他、朝日杯フューチュリティステークスを勝ったローズキングダムやトライアルの青葉賞を勝ったペルーサ、同じくトライアルのプリンシパルステークスを勝ったルーラーシップ、さらにはNHKマイルカップを日本レコードタイムで勝利したダノンシャンティなどが出走することになった。

トライアル競走での優先出走権を得た7頭に加え、リルダヴァルまでの17頭が賞金順で、またメイショウウズシオがトウカイメロディ、ビートブラックとの抽選を制して出走可能となった。

当初ヴィクトワールピサに騎乗予定だった武豊は落馬負傷の回復が遅れたため、18年ぶりに出場しないこととなった。同馬には皐月賞に引き続き岩田康誠が騎乗する。また、ローズキングダムに騎乗予定の小牧太は騎乗停止となったため、後藤浩輝が騎乗した。またダノンシャンティは骨折で開催前日の29日に出走を取り消した(前々日発売の馬券は返還となった)[1]

過去成績が優れた競走馬が多く出場したことから、史上最高のメンバーと形容されることもある[2]

前哨戦の結果

第70回皐月賞GI
着順競走馬名騎手タイム着差
1ヴィクトワールピサ牡3岩田康誠2:00.8
2ヒルノダムール牡3藤田伸二2:01.01 1/2
3エイシンフラッシュ牡3内田博幸2:01.0ハナ
4ローズキングダム牡3小牧太2:01.0ハナ
第17回青葉賞GII
着順競走馬名騎手タイム着差
1ペルーサ牡3横山典弘2:24.3
2トゥザグローリー牡3内田博幸2:25.04
プリンシパルステークス
着順競走馬名性齢騎手タイム着差
1ルーラーシップ牡3横山典弘1:59.1

トライアル以外の主な前哨戦の結果

第15回NHKマイルカップGI
着順競走馬名騎手タイム着差
1ダノンシャンティ牡3安藤勝己1:31.4日本レコード
第58回京都新聞杯GII
着順競走馬名騎手タイム着差
1ゲシュタルト牡3池添謙一2:12.8
2コスモファントム牡3松岡正海2:13.01 1/4

出走馬と枠順

2010年5月30日 第3回東京競馬第4日目 第10競走
天気:曇り、馬場状態:良、発走時刻:15時40分
枠番馬番競走馬名騎手オッズ調教師
11エイシンフラッシュ牡3内田博幸31.9倍(7人)藤原英昭
2レーヴドリアン牡3藤岡佑介62.9倍(9人)松田博資
23ルーラーシップ牡3四位洋文14.5倍(4人)角居勝彦
4サンディエゴシチー牡3浜中俊300.0倍(15人)作田誠二
35コスモファントム牡3松岡正海70.3倍(11人)宮徹
6アリゼオ牡3C.ウィリアムズ28.2倍(6人)堀宣行
47ヴィクトワールピサ牡3岩田康誠2.1倍(1人)角居勝彦
8ローズキングダム牡3後藤浩輝19.5倍(5人)橋口弘次郎
59ペルーサ牡3横山典弘2.6倍(2人)藤沢和雄
10トーセンアレス牡3江田照男347.4倍(17人)鈴木康弘
611ハンソデバンド牡3蛯名正義120.2倍(13人)尾形充弘
12ヒルノダムール牡3藤田伸二8.8倍(3人)昆貢
713ゲシュタルト牡3池添謙一96.4倍(12人)長浜博之
14リルダヴァル牡3福永祐一48.1倍(8人)池江泰郎
15メイショウウズシオ牡3飯田祐史285.0倍(14人)飯田明弘
816シャイン牡3和田竜二331.6倍(16人)川村禎彦
17トゥザグローリー牡3戸崎圭太65.8倍(10人)池江泰郎
18ダノンシャンティ牡3安藤勝己出走取消松田国英

当日の競馬場模様

前週のレースが雨の中行われたことや中間に雨の日があったものの、レース当日は良馬場[3]で行われた。

レース展開

スタートで人気のペルーサが出遅れ、さらにハンソデバンドもあおりを受けて後方からの競馬になった。レースはアリゼオが先手を奪いシャインが2番手、コスモファントムが3番手に付けた。ヴィクトワールピサは5番手につけ、これを見る形でルーラーシップなど有力どころが続き、ヒルノダムールとペルーサは後方の外目を進んだ。前半の1000メートル通過が61秒6、さらにその後も1ハロン13秒のラップが続く極端なスローペースになり、3コーナーを過ぎたあたりでペルーサが押し上げていく一方、内にいたヴィクトワールピサはポジショニングを下げる形で直線を迎える。

直線では外からペルーサが来るが伸び切れず、代わって馬群の真ん中からローズキングダムとエイシンフラッシュ、さらに窮屈な所からヴィクトワールピサが追い込んで来るも最後はエイシンフラッシュがローズキングダムを抑え1着でゴールした。

人気を分け合ったヴィクトワールピサは3着、ペルーサは6着に終わった。

レース結果

優勝馬エイシンフラッシュ
2010年4月18日 中山競馬場

レース着順

着順枠番馬番競走馬名タイム着差上がりタイム(3ハロン)
111エイシンフラッシュ2:26.932.7
248ローズキングダム2:26.9クビ32.9
347ヴィクトワールピサ2:27.21馬身3/433.1
4713ゲシュタルト2:27.2クビ33.4
523ルーラーシップ2:27.2アタマ33.3
659ペルーサ2:27.41馬身1/433.3
7817トゥザグローリー2:27.4ハナ33.7
824サンディエゴシチー2:27.4ハナ33.0
9612ヒルノダムール2:27.53/433.3
1035コスモファントム2:27.82馬身34.0
1112レーヴドリアン2:27.91/2馬身33.6
12714リルダヴァル2:27.9アタマ33.5
1336アリゼオ2:28.21馬身3/434.7
14715メイショウウズシオ2:28.41馬身1/434.4
15510トーセンアレス2:28.82馬身1/234.2
16611ハンソデバンド2:29.22馬身1/234.7
17816シャイン2.29.51馬身3/436.0
取消818ダノンシャンティ

データ

ハロンタイム12.6 - 11.3 - 12.2 - 12.7 - 12.8 - 13.5 - 13.1 - 12.9 - 12.4 - 11.3 - 10.8 - 11.3
1000m通過タイム61.6秒(アリゼオ)
上がり4ハロン45.8秒
上がり3ハロン33.4秒
優勝馬上がり3ハロン32.7秒

達成された記録

  • 優勝したエイシンフラッシュの上がり3F32.7秒はダービー史上最速タイム。これまでの最速はウオッカの上がり33.0秒。なお2着ローズキングダムの上がり32.9秒もエイシンフラッシュに次ぐ史上2位の上がりタイム。
  • 京成杯勝ち馬のダービー勝利は1976年のクライムカイザー以来2頭目で、グレード制施行後では初。
  • 騎手の内田博幸・調教師の藤原英昭・馬主平井豊光はいずれも東京優駿初勝利。内田は南関東公営競馬東京ダービーおよび交流GIのジャパンダートダービーも制しており、中央・地方・交流のダービー全てを制覇した騎手は内田が初。また地方出身騎手のダービー制覇は2004年の安藤勝己以来2人目で、南関東競馬出身騎手としては史上初。
  • 今回の東京優駿により、3年連続で1枠1番に入った馬が優勝。最内馬の3連覇は史上初。

その他

出典

  1. 【東京競馬 10R】日本ダービー(GI) ダノンシャンティ号が出走取消
  2. 第77回 東京優駿(日本ダービー)”. 日本中央競馬会. 2023年10月30日閲覧。
  3. 競馬中継番組『みんなのKEIBA』内で、直前レポート担当の長谷川豊アナウンサーは、東京競馬場造園課からのコメントとして「良馬場との発表だが、相当やや重に近い良馬場と思ってほしい」という旨のレポートを伝えている。

及び、JRA公式サイトの「過去GI成績 第77回 東京優駿(日本ダービー)」による。

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