JR九州ファーム

JR九州ファーム株式会社(ジェイアールきゅうしゅうファーム)は、九州旅客鉄道(JR九州)グループ会社。農業・畜産業の自社ブランド商品の生産・販売を行う。2015年に各地にあった運営企業を統合し、設立。

JR九州ファーム株式会社
JR Kyushu Farm Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
841-0026
佐賀県鳥栖市本鳥栖町302-26
北緯33度22分37.1秒 東経130度31分17.4秒
本店所在地 812-0023
福岡市博多区博多駅東1丁目12-23
JR九州1号ビル3F
設立 2015年7月1日
業種 水産・農林業
法人番号 8320001005834
事業内容 農産物の生産販売 他
代表者 代表取締役社長 田中 渉
資本金 1億円
純利益 ▲4億3700万円
(2023年3月期)[1]
純資産 ▲5億7000万円
(2023年3月期)[1]
総資産 5億4200万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 138名(正社員31名)
主要株主 九州旅客鉄道株式会社 100%

概要

JR九州では2010年(平成22年)4月、大分県大分市で「ニラ」の栽培に参入したのを皮切りに、順次九州各地で営農を開始した。JR九州グループの農業・畜産業事業を一つに束ねた会社として2015年7月1日発足[2][3][4]。現在九州各地に8つの農場で営農を行っている[5]。営農者・農場長は元駅長や元運転士など、現業からの転身者もいる[2]。JR九州の農業参入は大分県からグループ会社を通して経営企画部に打診がされたという[2][4]

このほか、直売所として「八百屋の九ちゃん」を運営する。過去には、製菓店「うちのたまごEGG & SWEETS」も運営していた。なお、鶏卵直売所兼卵料理専門店「うちのたまご直売所」・「うちのたまご」・「うちのたまごテラス」はJR九州フードサービスが運営する[6]

農場は耕作放棄地やタバコ農家の転作農地を活用し、土地の賃貸借をもって農場を経営している[4]

沿革

会社概要[3]や出典[2][7][4]による

  • 2010年(平成22年)4月:株式会社JR九州ファーム大分を大分市に設立し農業に参入。ニラの栽培を開始
  • 2011年(平成23年)
    • 7月
      • 株式会社JR九州ファーム大分が大分県臼杵市甘夏の栽培を開始
      • JR九州たまごファーム株式会社を福岡県飯塚市に設立
    • 11月:JR九州鉄道営業(現JR九州サービスサポート)が熊本県玉名市でミニトマトの栽培を開始
    • 12月:JR九州たまごファームが福岡県飯塚市でブランド鶏卵(うちのたまご)の生産を開始
  • 2012年(平成24年)9月:JR九州ファーム宮崎株式会社を宮崎県児湯郡新富町に設立
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 6月:JR九州たまごファーム、JR九州ファーム宮崎およびJR九州鉄道営業の農業部門を株式会社JR九州ファーム大分に統合
    • 7月:株式会社JR九州ファーム大分をJR九州ファーム株式会社に社名変更し、本社を佐賀県鳥栖市に移転
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)
    • 3月:八百屋の九ちゃん2号店吉塚店(吉塚駅)をオープン
    • 4月:八百屋の九ちゃん3号店博多店(博多駅)をオープン
    • 5月:通信販売サイト 八百屋の九ちゃんネットを開設
    • 6月:うちのたまご菓子専門店「うちのたまご」を筑紫野市にオープン
  • 2017年(平成29年)
    • 7月:八百屋の九ちゃん六本松店(六本松421)をオープン
    • 11月:八百屋の九ちゃん博多店が閉店
  • 2018年(平成30年)
  • 2020年(平成32年)
    • 7月:八百屋の九ちゃん姪浜店(姪浜駅)をオープン

主な施設と生産物

農場案内[5]と農林水産省の出典[4]による。農地は全て賃貸借、大分・松浦の農場は農地中間管理機構を活用して取得している。

  • 本社(鳥栖市) - JR鳥栖駅敷地内
  • 大分農場(大分市)2.9ha:旧JR九州ファーム大分 - ニラ
  • 臼杵農場(臼杵市)5.1ha:旧JR九州ファーム大分 - さつまいも
  • 新富農場(新富町)1.7ha:旧JR九州ファーム宮崎 - ピーマン
  • 玉名農場(玉名市)2.3ha:旧JR九州鉄道営業 - ミニトマト
  • 宇土農場(宇土市)3.1ha:旧JR九州鉄道営業 - ネーブルオレンジ・デコポン・温州みかん
  • 糸島農場(糸島市)0.6ha:JR九州ファーム(統合後) - 大根・人参・レタス・キャベツ
  • 松浦農場(松浦市)5.3ha:JR九州ファーム(統合後) - ブロッコリー・アスパラガス
  • 内野宿養鶏場(飯塚市)鶏舎6舎(約9600羽):旧JR九州たまごファーム - うちのたまご(鶏卵)

八百屋の九ちゃん

JR九州ファームで生産された農畜産物は、JR九州グループの飲食店・ホテル、ななつ星in九州などで提供されるほか、直営の八百屋「八百屋の九ちゃん」にて販売されている[7]。このほか、「九州産」に限って自社以外の青果物も取り扱う[7]。また、八百屋の九ちゃんではネット販売を行っている。

脚注

  1. JR九州ファーム株式会社 第13期決算公告
  2. “JR九州を農場経営に駆り立てた「問題意識」鉄道とは縁遠い農業、意外と共通点がある?”. 東洋経済Online. (2018年12月23日). オリジナルの2019年1月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190128102217/https://toyokeizai.net/articles/-/255169 2018年12月23日閲覧。
  3. 会社概要”. JR九州ファーム株式会社. 2019年1月27日閲覧。
  4. 農林水産省 経営局農地政策課 (2017年9月). 事業の多角化(鉄道以外の収益確保)と地域活性化(JR九州ファーム株式会社) (PDF). 農林水産省. 2019年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月28日閲覧。
  5. 農場案内”. JR九州ファーム株式会社. 2019年1月27日閲覧。
  6. 会社案内 (PDF). JR九州フードサービス. 2019年1月28日閲覧。
  7. “JR九州がミニトマト、みかん、サツマイモを育てて売る理由”. NEWSポストセブン. Livedoor news. (2016年11月6日). オリジナルの2019年1月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190128103227/http://news.livedoor.com/article/detail/12244543/ 2019年1月28日閲覧。

関連項目

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