OROカップ

岩手県知事杯OROカップ(いわてけんちじはいオーロカップ)は、岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する地方競馬重賞競走平地競走)である。

岩手県知事杯OROカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
第1回施行日 1999年11月7日
2023年の情報
距離 芝1700m
格付け M1
賞金 1着賞金1000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン、地方競馬全国交流
負担重量 定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
出典 [1]

競走名の"ORO"は盛岡競馬場の愛称である「オーロパーク」から。スペイン語で「黄金」を意味する。盛岡競馬場は2回移転しているが最初に設置された市内上田時代の1903年閑院宮載仁親王が競馬を台覧した際に下賜された黄金競馬場の名前に由来する。

概要

前身は1989年に創設された岩手県知事杯アラブ王冠1998年に東日本地区交流で施行された岩手県知事杯セイユウ賞を最後にアラブ在厩頭数の減少で廃止。翌1999年にサラブレッド古馬による芝コースの最高峰レースにリニューアルされ、回次を第1回として創設。古馬による芝コースの重賞競走は他にせきれい賞OROターフスプリントいしがきマイラーズ、サファイア賞が行われている。

出走条件は当初は岩手所属馬限定、翌2000年東北地区交流、2001年東日本地区、2002年は東日本と九州地区、2003年から地方競馬全国交流となっている。馬齢はいずれもサラブレッド系3歳以上。

距離は当初は芝2400m、2001年に芝1700mに短縮、2002年は降雪の影響でダート1600mに変更され、2003年から芝1600mに短縮、2007年から芝1700mで施行されている。

また2003年から中央競馬マイルチャンピオンシップステップ競走への地方競馬選定競走としても施行されており、1着馬は富士ステークススワンステークスへの出走可能となる。さらにこのいずれかの競走で上位2着までに入賞すると、マイルチャンピオンシップへ出走可能となる。

東京競馬場との交換競走として東京ではオーロカップ(L)が行われているが、盛岡では東京カップけやき賞(特別戦、中央競馬との条件交流)が対応する。

2007年はシンガポール航空国際カップ優勝馬のコスモバルク(北海道)が参戦、貫禄勝ちを収めている。

本競走は2008年からスタリオンシリーズ競走に指定されている。

2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M1に格付けされた。

2022年は盛岡競馬場でのJBC競走開催に伴い、「様々なカテゴリーのチャンピオンが決定する日」としてJBC競走と同日の11月3日に、1着賞金額も1,000万円から3,000万円へ大幅増額して行われた[2]。翌2023年度は施行時期は9月に、1着賞金も1000万円に戻されている。

条件・賞金等(2023年)

出走条件
サラブレッド系3歳以上、地方競馬全国交流。
負担重量
定量、3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。
賞金額
1着1000万円、2着350万円、3着200万円、4着130万円、5着70万円、着外手当は5万円[4]
副賞
岩手県知事賞、社台スタリオンステーション賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、岩手日報社賞、開催執務委員長賞。
スタリオンシリーズに指定されており、サリオスの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

歴史

  • 1999年 - 盛岡競馬場の芝2400mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の岩手所属馬限定の定量の重賞競走「岩手県知事杯OROカップ」として創設。
  • 2000年 - 当年のみ、東北地区交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系4歳(現3歳)以上の岩手・上山・新潟所属馬」に変更。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更及び東日本地区交流競走として施行。それらに伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳の岩手・上山・新潟所属馬」から「サラブレッド系3歳以上の北海道・岩手・上山・新潟・北関東・南関東所属馬」に変更。
    • 施行距離を現在の芝1700mに変更。
    • 岩手の小林俊彦が騎手として史上初の連覇。
    • 岩手の小林義明が調教師として史上初の連覇。
  • 2002年 - 降雪の影響でダート1600mで施行。
  • 2003年
    • この年から地方競馬全国交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系3歳以上の地方所属馬」に変更。
    • 施行時期を11月から9月に変更。
    • 施行距離を芝1600mに変更。
    • 1着馬にマイルチャンピオンシップトライアルの出走権が付与される様になる。
  • 2007年 - 施行距離を芝1700mに戻す。
  • 2008年 - スタリオンシリーズ競走に指定。
  • 2009年 - ホッカイドウのコスモバルクが当競走で史上初の2度目の優勝。
  • 2013年
    • ナターレが史上初の連覇。
    • 金沢の吉原寛人が騎手として史上2人目の連覇。
    • 川崎の内田勝義が調教師として史上2人目の連覇。
  • 2016年 - 岩手競馬で重賞格付け制度がスタートしM1に格付けされる。

歴代優勝馬

回数施行日距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1999年11月7日芝2400mモリユウコバン牡5水沢2:31.8菅原勲志村文雄(有)森勇商事
第2回2000年11月5日芝2400mロイヤルスター牡6水沢2:33.2小林俊彦小林義明保手濱忠弘
第3回2001年11月11日芝1700mオークファイヤー牡4水沢1:44.9小林俊彦小林義明藤内正壽
第4回2002年11月10日ダ1600mトーヨーデヘア牡5盛岡1:39.7菅原勲小西重征藤田利勝
第5回2003年9月28日芝1600mトミケンブライト牝6盛岡1:37.9佐々木忍櫻田勝男(有)トミケン
第6回2004年9月26日芝1600mトキオパーフェクト騸9岩手1:40.4陶文峰櫻田浩三吉田勝己
第7回2005年9月25日芝1600mトレオウオブキング牡4大井1:41.7張田京上杉昌宏千葉正人
第8回2006年9月24日芝1600mシンボリスナイパー騸8水沢1:37.7小林俊彦石川栄中山喜一
第9回2007年9月30日芝1700mコスモバルク牡6北海道1:45.0五十嵐冬樹田部和則(有)ビッグレッドファーム
第10回2008年9月28日芝1700mクルセイズ牝7水沢1:45.4沢田盛夫利佐々木由則谷謙介
第11回2009年9月27日芝1700mコスモバルク牡8北海道1:45.5小林俊彦田部和則(有)ビッグレッドファーム
第12回2010年9月26日芝1700mコスモヴァシュラン牡6川崎1:47.4町田直希河津裕昭林明道
第13回2011年9月25日芝1700mダブルオーセブン牡3北海道1:48.4井上俊彦伊藤隆志(有)ライオンズ
第14回2012年9月30日芝1700mナターレ牝4川崎1:45.2吉原寛人内田勝義吉田正志
第15回2013年9月29日芝1700mナターレ牝5川崎R1:43.7吉原寛人内田勝義吉田正志
第16回2014年9月28日芝1700mシルクアーネスト牡7水沢1:44.8坂口裕一村上昌幸清川孝徳
第17回2015年9月27日芝1700mロゾヴァドリナ牝3大井1:45.5矢野貴之森下淳平吉田照哉
第18回2016年9月25日芝1700mロゾヴァドリナ牝4大井1:46.0吉原寛人森下淳平吉田照哉
第19回2017年9月24日芝1700mロゾヴァドリナ牝5大井1:45.3吉原寛人森下淳平吉田照哉
第20回2018年9月23日芝1700mハッピーグリン牡3北海道1:44.7服部茂史田中淳司会田裕一
第21回2019年9月22日芝1700mコスモリョウゲツ牡5水沢1:46.5山本政聡板垣吉則杉浦和也
第22回2020年9月27日芝1700mブラックバゴ牡8大井1:46.0関本淳佐野謙二吉木伸彦
第23回2021年9月28日芝1700mロードクエスト牡8大井1:45.3山崎誠士渡邉和雄中村伊三美
第24回2022年11月3日芝1700mアトミックフォース牡6船橋1:44.8矢野貴之山下貴之(株)レックス
第25回2023年9月26日芝1700mアトミックフォース牡7船橋1:44.9笹川翼山下貴之(株)レックス
2000年以前の優勝馬の馬齢は旧表記を用いる。
Rは、コースレコードを示す。

脚注・出典

注釈

    出典

    1. 第25回 岩手県知事杯 OROカップ(M1)出走予定馬 (PDF). 岩手県競馬組合. 2023年9月24日閲覧。
    2. 2022年の競走体系”. 岩手競馬オフィシャルページ. 2022年9月21日閲覧。
    3. 令和5年度番組編成要領及び諸規程集 (PDF). 岩手県競馬組合. p. 10. 2023年9月24日閲覧。
    4. 令和5年度 第7回 盛岡競馬 改定番組 (PDF). 岩手競馬オフィシャルページ. 2023年9月24日閲覧。

    各回競走結果の出典

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