ウォーカー・ビューラー

ウォーカー・アンソニー・ビューラー(Walker Anthony Buehler, 1994年7月28日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。愛称はBuetane(ビュータン)。

ウォーカー・ビューラー
Walker Buehler
ロサンゼルス・ドジャース #21
2019年9月10日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ケンタッキー州レキシントン
生年月日 (1994-07-28) 1994年7月28日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 MLBドラフト1巡目
初出場 2017年9月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入り前

2012年のMLBドラフト14巡目(全体436位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが契約せず、ヴァンダービルト大学へと進学した[1]。大学時代はダンズビー・スワンソンとチームメイトだった。

プロ入りとドジャース時代

2015年のMLBドラフト1巡目(全体24位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入り[2][3]。契約後すぐにトミー・ジョン手術を受け、1年間のリハビリ生活を送る[4]。

2016年8月23日に傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビュー[5]。8月28日、A級グレートレイクス・ルーンズに昇格し[6]、2試合に登板した[7]。

AA級タルサ時代
(2017年5月12日)

2017年はマイナーではA+級ランチョクカモンガ・クエークス[8]、AA級タルサ・ドリラーズ、AAA級オクラホマシティ・ドジャースでプレーした。シーズン途中にはテキサスリーグのオールスターのメンバーに選出された[9]。9月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[10]、翌7日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューを果たした。この年はリリーフとして起用された。

2018年は4月23日のマイアミ・マーリンズ戦でMLB初先発し、5回を無失点。5月4日にメキシコのモンテレイにあるエスタディオ・デ・ベイスボル・モンテレイで行われたサンディエゴ・パドレスとのMLBメキシコシリーズに先発し、6回を3四球無安打無失点に抑え、結果的に継投でのノーヒットノーランに貢献した[11]。6月21日に肋骨を痛めて故障者リスト入りする。6月28日のシカゴ・カブス戦で復帰したが、1回5失点と打ち込まれて故障者リストに戻り、7月13日に復帰する。10月1日には同率首位になったコロラド・ロッキーズとのタイブレークゲームの先発を任され、6.2回無失点に加えて適時打も放つ活躍でチームの勝利及び6連覇に貢献した[12]。最終成績は23先発で8勝5敗、防御率2.62だった。ポストシーズンでは最初の2先発は炎上したが、その後は立て直した。

2019年は自身初の完封を記録するなど結果を残し、オールスターゲームに初選出された。最終成績は14勝4敗、防御率3.26だった。ポストシーズンではナショナルリーグディビジョンシリーズ(NLDS)の第1戦と第5戦に先発し、計12.1回1失点で防御率0.71の好成績だったが、チームは敗退した。

2021年7月10日に辞退した選手の代替選手として通算2度目となるオールスターゲームに選出された[13]。最終的に自己最多となる16勝を挙げ、防御率はナ・リーグ3位となる2.47を記録し、自身初の200イニングを突破した。オフの11月23日に自身初めてオールMLBチームのファーストチーム先発投手の1人に選出された[14]。

2022年は自身初の開幕投手を務めた[15]。シーズンでは、4月25日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で9回を投げ3安打、10奪三振、無四球、1死球にて無失点を記録しキャリア初の完封勝利を収めるなど[16]、5月終了時点で6勝1敗、防御率3.22の好成績を残していたが、6月10日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で右肘の違和感で途中降板した。シーズン終盤に復帰する予定だったが、肘の手術により今季絶望となった[17]。8月23日に自身2度目となるトミー・ジョン手術を受けた[18]。

2024年は3月20日に右肘の手術で開幕を故障者リストで迎えることになった[19]。

投球スタイル

投球データ(2021年レギュラーシーズン)[20]
球種割合平均球速最高球速
%mphkm/hmphkm/h
フォーシーム 44.595.3153.498.2158
カッター 16.291.6147.494.7152.4
スライダー 13.884.9136.689.6144.2
カーブ 13.280.1128.983.2133.9
シンカー 7.495.3153.498.3158.2
チェンジアップ 4.890.114595152.9

細身ながら威力のある球を投げ込む本格派右腕[21]。

フォーシームは最速100mph(161km/h)で、平均球速は先発投手としては上位の96mph(154km/h)を誇る。ほぼ同じ速度のツーシームも投げ分けることができ、さらに平均81mph(130km/h)で大きく変化するカーブ、平均91mph(146km/h)のカットボール、平均88mph(141km/h)のスライダーを織り交ぜる。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2017 LAD 8000010011.000449.11128101210887.712.04
2018 24230008500.615541137.1951237161514043402.620.96
2019 303020214400.778737182.11532037072154077663.261.04
2020 8800010001.00014736.22471101424018143.440.95
2021 333300016400.800815207.21491952262125061572.470.97
2022 12121106300.66727465.06781702581030294.021.29
MLB:6年 115106312461601.7422558638.1499681624226901902372143.021.04
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手成績所属リーグ内順位

年

度
年

齢
リ
|
グ
勝

利
セ
|
ブ
ホ
|
ル
ド
奪
三
振
防
御
率
201723 ナ・リーグ -----
201824 -----
201925 6位--10位9位
202026 -----
202127 3位--7位3位
202228 -----
202329 -----
  • -は10位未満(防御率は規定投球回到達未満の場合も-と表記)

ポストシーズン投手成績

2018 LAD NLDS 110000.---205.021310700559.001.000
NLCS 220100.0004711.21221001510553.861.11
WS 110000.---227.020000700000.000.28
2019 NLDS 2210001.0004912.2506011500110.710.87
2020 NLWC 110000.---174.032200800224.501.25
NLDS 110000.---184.020400800112.251.50
NLCS 2210001.0004811.01015001310110.821.36
WS 1110001.000216.0301001000111.500.67
2021 NLDS 220100.0004310.292300900443.381.13
NLCS 220100.000407.2131600900867.042.48
出場:4回 15153300.50032579.261831111012028262.941.15
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

年
度
球
団
投手(P)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2017 LAD 821011.000
2018 2401610.941
2019 301117011.000
2020 833001.000
2021 33102511.972
2022 1256001.000
MLB 115316823.980
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

MiLB
  • テキサスリーグ・オールスターゲーム選出:1回(2017年)
MLB

背番号

  • 64(2017年)
  • 21(2018年 - )

脚注

  1. 4.3 GPA, Blazing Fastball Lead to Vanderbilt Scholarship
  2. Weisman, Jon (2015年6月8日). “Vanderbilt RHP Walker Buehler taken in first round by Dodgers”. Dodger Insider. 2015年6月8日閲覧。
  3. Simon, Andrew (2015年7月17日). “Dodgers agree with Buehler; Funkhouser back to school”. mlb.com. 2015年7月18日閲覧。
  4. Stephen, Eric (2015年8月4日). “Dodgers 1st-round pick Walker Buehler to have Tommy John surgery Wednesday”. SB Nation. 2015年8月4日閲覧。
  5. Minami, Craig (2016年8月24日). “Walker Buehler makes his first professional appearance for Arizona Dodgers”. SB Nation. 2016年8月24日閲覧。
  6. Stephen, Eric and Craig Minami (2016年8月28日). “Jose De Leon leads Oklahoma City to 2nd straight PCL division title”. SB Nation. 2016年8月28日閲覧。
  7. “2016 Great Lakes Loons Statistics”. Baseball Reference. 2016年9月19日閲覧。
  8. Tripodi, Chris (2017年5月2日). “Dodgers promote Buehler to Double-A”. milb.com. 2017年5月2日閲覧。
  9. Tulsa Drillers (2017年6月14日). “Nine Drillers Named to 2017 TL All-Star Game”. milb.com. 2017年6月14日閲覧。
  10. Jim Callis (2017年9月6日). “What to expect from Dodgers' Buehler in big leagues” (英語). mlb.com. 2017年9月8日閲覧。
  11. Ken Gurnick (2018年5月5日). “Buehler leads LA's combined no-no in Mexico” (英語). MLB.com. 2018年5月11日閲覧。
  12. “ドジャース、タイブレーク制し地区6連覇! 前田健太は2/3回を完璧リリーフで貢献”. ライブドアニュース. 2019年10月11日閲覧。
  13. Brian Murphy (2021年7月11日). “ASG subs bring number of 1st-timers to 40” (英語). MLB.com. July 18, 2021閲覧。
  14. Anthony Castrovince (2021年11月24日). “The '21 All-MLB Team is here. And it's stacked” (英語). MLB.com. 2021年11月24日閲覧。
  15. MLB.jp (2022年3月25日). “ドジャース・ビューラーが自身初の開幕投手 ロバーツ監督が発表 | MLB.jp”. MLB.jp. 2022年8月17日閲覧。
  16. “Walker Buehler throws shutout, MLB's first complete game of 2022” (英語). MLB.com. 2022年12月9日閲覧。
  17. Harris, Jack (2022年8月15日). “Dodgers pitcher Walker Buehler to undergo season-ending surgery”. LA Times. 2022年8月15日閲覧。
  18. “ドジャースの右腕ビューラーがトミー・ジョン手術を受ける 2015年に続いて2度目”. スポーツニッポン. (2022年8月24日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/24/kiji/20220824s00001007165000c.html?amp=1 2022年8月24日閲覧。
  19. “Dodgers announce Seoul Series 26-man roster” (英語). MLB.com (2024年3月20日). 2024年3月21日閲覧。
  20. “player” (英語). baseballsavant.com. 2021年11月15日閲覧。
  21. 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 38頁
  22. “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2021年11月27日閲覧。

関連項目

外部リンク

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