マックス・マンシー

マックス・マンシー(英語: Max Muncy, 本名:マックスウェル・スティーブン・マンシー(Maxwell Steven Muncy, 1990年8月25日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州タラント郡ワトーガ出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投左打。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。

マックス・マンシー
Max Muncy
ロサンゼルス・ドジャース #13
2018年7月24日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州タラント郡ワトーガ
生年月日 (1990-08-25) 1990年8月25日(33歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手、二塁手、外野手、三塁手
プロ入り 2012年 MLBドラフト5巡目(全体169位)
初出場 2015年4月25日
年俸 $13,500,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

オークランド・アスレチックス傘下所属のマックス・マンシーと同姓同名で誕生日も同じだが、血縁関係はない[2]。

経歴

プロ入り前

2009年のMLBドラフト41巡目(全体1235位)でクリーブランド・インディアンスから指名されたが、まだプロで通用する実力がないと判断し[3]、契約せずにベイラー大学へ進学した。大学時代はローガン・ベレットとチームメートだった。

プロ入りとアスレチックス時代

2012年のMLBドラフト5巡目(全体169位)でオークランド・アスレチックスから指名され、プロ入り。この年は傘下のA級バーリントン・ビーズでプロデビューし、64試合に出場して打率.275、4本塁打、23打点、3盗塁を記録した。

2013年はA+級ストックトン・ポーツとAA級ミッドランド・ロックハウンズでプレーし、2球団合計で140試合に出場して打率.273、25本塁打、100打点、1盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2014年はAA級ミッドランドでプレーし、122試合に出場して打率.264、7本塁打、63打点、7盗塁を記録した。

アスレチックス時代
(2015年5月17日)

2015年は開幕をAAA級ナッシュビル・サウンズで迎えた。4月25日にベン・ゾブリストの故障者リスト入りに伴ってメジャー初昇格を果たし、アクティブ・ロースター入りした[4]。同日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。この年はメジャーでは45試合に出場して打率.206、3本塁打、9打点を記録した。

2016年6月16日のテキサス・レンジャーズ戦では8回まで無安打に抑えられていた相手先発のコルビー・ルイスからノーヒットノーランを阻止する二塁打を放った[5][6]。同年はユーティリティとして51試合に出場し、打率.186、2本塁打、8打点を記録した。また24三振に対して20四球を選んだため、低打率ながら出塁率.308を記録した。

2017年1月3日にラージャイ・デービスの加入に伴ってDFAとなった[7][8]後、10日に40人枠から外れる形でAAA級ナッシュビルへ降格した[8]。3月末に自由契約となり、以降契約先を得るまでの間、出身高校のグラウンドを借りて練習したり、父に打撃投手を買って出てもらったりした。MLBだけでなく日本球界や韓国球界でのプレーも視野に入れていた[3][9]。

ドジャース時代

2017年4月28日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された[10]。

2018年はAAA級オクラホマシティで開幕を迎えた。4月17日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。7月のMLBオールスターゲームまでに22本の本塁打を放ち、初めてホームランダービーに出場した。最終的に137試合に出場して打率.263、35本塁打、79打点を記録した。守備では一塁、二塁、三塁と内野をまんべんなく守った。ポストシーズンは打率.186と苦しんだが、ワールドシリーズ第3戦では、延長18回に劇的なサヨナラ本塁打を放った。

2019年も前半戦に22本塁打を記録し、代替選手として自身初となるオールスターゲームに選出された。8月30日に手首の骨折で2週間近く離脱した以外は出場し、141試合で打率.251、35本塁打、98打点だった。ポストシーズンのディビジョンシリーズでは3本塁打を記録したが、チームは敗退した。

2020年はシーズン開幕前の2月6日にドジャースと3年総額2600万ドルで契約延長したことが発表された。オプションとして2023年は球団側が選択権を所持し、バイアウトの際は150万ドルが支払われる[12]。新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなる。58試合の出場で打率.192、12本塁打、27打点を記録した。

2021年7月4日に選手間投票で控え野手として通算2度目となるオールスターゲームに選出された[13]。オールスターゲーム前日の7月12日に「2番・指名打者」で先発出場することが発表された[14]。

2023年は135試合の出場で、36本塁打、自己最多の105打点を記録した。アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのディビジョンシリーズでは3試合の出場で2安打に終わり、チームは3連敗で敗退した。オフの11月2日に2年2400万ドルで延長契約を結んだ[15]。

選手としての特徴

選球眼が最大の武器で、大学時代の通算四球率は12.2%、マイナー通算(2015年シーズン終了時)は14.5%。左投手を苦手としている。

憧れの選手はジム・トーミで[16]、理由は父がクリーブランド出身でインディアンスのファンであったことから[3]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2015 OAK 4511210214218134090001900310.206.268.392.660
2016 51133113132120229800002010242.186.308.257.565
2018 LAD 137481395751041723523079300279651314.263.391.582.973
2019 1415894871011222213525198410490181495.251.374.515.889
2020 5824820336394012792710023924603.192.331.389.720
2021 1445924979512426236262942101835111207.249.368.527.895
2022 13656546469912212117869200690151412.196.329.384.713
2023 1355794829510217136229105120685461538.212.333.475.808
MLB:8年 8473299274349862411881801298489134022495203980931.227.351.473.824
  • 2023年度シーズン終了時

ポストシーズン打撃成績

2018 LAD NLDS 417114200284100060050.182.471.7271.198
NLCS 7262234000410000400130.182.308.182.490
WS 519173410181000042020.235.316.471.786
2019 NLDS 5231945003147100042020.263.391.7371.128
2020 NLWC 2750000000000020040.000.286.000.286
NLDS 315113310042000040020.273.467.364.830
NLCS 73122652021360000900110.227.452.5911.043
WS 6272237101116000050041.318.444.500.944
2022 NLDS 416142410182000020060.286.375.571.946
2023 NLDS 312112200020000010040.182.250.182.432
出場:5回 4619315430366010722920003920561.234.389.468.856
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備
年
度
球
団
一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2015 OAK 231371029.987-1651740.846
2016 -212451091.00010311.750
2018 LAD 8445824531.99013252418.9803896073.908
2019 6535627236.9957075138638.97335136661.929
2020 3523214318.988121019051.0001663315.975
2021 12277147248.998395061115.991734001.000
2022 341011.000313569213.98184511611025.955
2023 --124632061623.944
MLB 332195812314143.9931862193621088.9833211505504558.940
外野守備
年
度
球
団
左翼(LF)右翼(RF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2016 OAK 420001.00017271001.000
2018 LAD 620001.000-
MLB 1040001.00017271001.000
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

背番号

  • 50(2015年)
  • 12(2016年)
  • 13(2018年 - )

脚注

  1. “Max Muncy Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月5日閲覧。
  2. “2021 MLB Draft: Athletics select Max Muncy in first round, nine years after drafting Max Muncy” (英語). CBSSports.com. 2021年7月25日閲覧。
  3. ベースボール・マガジン社『週刊ベースボール』2018年10月1日号 p.79.
  4. http://www.athleticsnation.com/2015/4/25/8496465/oakland-as-place-ben-zobrist-on-disabled-list-activate-max-muncy
  5. Colby Lewis loses no-hit bid in 9th as Rangers beat A's
  6. “元広島のルイス 8回までノーヒット…9回に2安打されるも6勝目”. スポーツニッポン (2016年6月17日). 2016年7月25日閲覧。
  7. Brian McTaggart (2017年1月3日). “Davis returns to Oakland on one-year deal” (英語). MLB.com. 2017年1月4日閲覧。
  8. MLB公式プロフィール参照。2017年1月12日閲覧。
  9. “NPB移籍も「考えた」…28.5億円契約のドジャース打者は3年前“戦力外”の苦労人”. Full-count. (2020年2月11日). https://full-count.jp/2020/02/11/post685599/ 2020年2月11日閲覧。
  10. Eric Stephen (2017年4月28日). “Dodgers sign Max Muncy to minor league deal” (英語). SB Nation. 2017年4月29日閲覧。
  11. Eric Stephen (2018年4月17日). “Max Muncy called up by Dodgers, Breyvic Valera optioned to Triple-A Oklahoma City” (英語). SB Nation. 2018年5月11日閲覧。
  12. “max-muncy-contract-extension-with-dodgers” (英語). mlb.com. 2020年2月7日閲覧。
  13. Sarah Langs, Thomas Harrigan (2021年7月11日). “Your 2021 MLB All-Stars by position” (英語). MLB.com. July 13, 2021閲覧。
  14. Anthony Castrovince (2021年7月12日). “All-Star Game starting pitchers, lineups, FAQ” (英語). MLB.com. 2021年7月13日閲覧。
  15. “Muncy, Dodgers agree to 2-year, $24M extension” (英語). MLB.com (2023年11月3日). 2024年2月21日閲覧。
  16. 「オークランド・アスレチックス」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 57頁

関連項目

外部リンク

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