エールディヴィジ
エールディヴィジ(オランダ語: Eredivisie, オランダ語発音: [ˈeːrədiˌvizi])は、オランダにおけるプロサッカーリーグのトップディビジョンである。
| エールディヴィジ Eredivisie | |
|---|---|
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| 加盟国 |
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| 大陸連盟 | UEFA |
| 創立 | 1956年 |
| 参加クラブ | 18 |
| リーグレベル | 第1部 |
| 下位リーグ | エールステ・ディヴィジ |
| 国内大会 |
KNVBカップ ヨハン・クライフ・スハール |
| 国際大会 |
チャンピオンズリーグ ヨーロッパリーグ ヨーロッパカンファレンスリーグ |
| 最新優勝クラブ | フェイエノールト (11回目) (2022-23) |
| 最多優勝クラブ | アヤックス (36回) |
| テレビ局 |
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| 公式サイト | Eredivisie.nl |
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歴史
オランダのサッカーリーグの歴史は1897年まで遡るが、プロ化されてエールディヴィジとしてスタートしたのは1956-57シーズンからである。創設当初はアヤックス、BVC、BVV、DOS、EVV、エリンクヴァイク、SCエンスヘデ、フェイエノールト、フォルトゥナ'54、GVAV、MVV、NAC、NOAD、PSV、ラピドJC、スパルタ、VVV '03、ヴィレムIIの18クラブが参加した[2]。レギュレーションは、1956年から18チームとほぼ変動していない。
1897年、オランダ主要都市で発足したチーム同士が競い合ったのをきっかけに、サッカーの普及とともに全国選手権の開催へと発展していった。しかし、第二次世界大戦前には多くの西欧各国のサッカーリーグがプロ化された中、オランダのリーグは1950年代までセミプロやアマチュアの体制をとるクラブがほとんどであった。その後、オランダでもプロ化の機運が高まりはじめ、1954年にリーグがプロ化し、1956年にエールディヴィジが発足した。ちなみにプロ化以前の第二次世界大戦中、オランダはナチス・ドイツの占領下に置かれたが、オランダリーグ自体はアマチュアであったためか、リーグは例年通りに開催された。なお事情は違うが、スコティッシュ・プレミアリーグも第二次世界大戦中に通常開催している。
アヤックスとフェイエノールトの対戦はデ・クラシケル(De Klassieker)と呼ばれる。プロ化した1956-57シーズンから2007-08シーズンまでの52回のリーグ戦で、アヤックス、PSV、フェイエノールトの3チームが48回の優勝を記録する、完全な三強寡占のリーグ構造であった。それ以外のチームではDOS (1957-58) 、スパルタ・ロッテルダム (1958-59) 、DWS (1963-64) 、AZ (1980-81) の計4回にとどまり、1981-82シーズンからの27シーズンは三強による優勝の独占が続いた。しかし、ボスマン判決によって1996年以降は他国リーグの青田買いの対象となり、各国の代表選手達が次々と他国リーグへ移籍。三強も例外ではなく、主力選手の流出で戦力低下を余儀なくされリーグの地盤沈下を招いた。
2000年代に入ると、アヤックスやPSVが海外での選手発掘によって戦力の底上げに成功してUEFAチャンピオンズリーグでの活躍で復活を印象づけたのに対して、フェイエノールトは2002年のUEFAカップ制覇を境に経済的に弱体化。一方で、AZやトゥウェンテなどのチームが徐々に力をつけて上位陣に定着、2008-09シーズンにはAZが28年ぶり2度目の優勝、2009-10シーズンにはFCトゥウェンテがチーム創設以来初のリーグ優勝を果たした。
このためかつての圧倒的優位を失ったトップ3は、伝統的なトップ3との意味で"トラディツォネール・トップ3"と呼ばれているが、現在でもクラブ規模の面では依然群を抜いた存在であり、地方クラブがこの3クラブを追い抜く事は不可能に近い[注釈 1]。AZは後にスポンサーの銀行が破産し経済力が大きく低下、代わりに外国資本によって買収されたフィテッセが財政面での力を付け[注釈 2]、財政面で危機を脱したフェイエノールトが、トップクラブを夢見て運営に失敗したトゥエンテの予算規模を再び抜いている。
2019-20シーズン、世界中で猛威を振る新型コロナウイルス感染症の影響を受けるオランダでは、4月にマルク・ルッテ首相が9月までのプロフットボールをはじめとしたイベント開催の禁止を発表した。これを受け、1956年のエールディヴィジの歴史において史上初めてリーグ打ち切りが決定した。
大会形式
- 18クラブによる2回総当りで、基本的に8月終わりに開幕して翌年5月に閉幕する。優勝クラブは次年度のUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を得る。4位~7位がヨーロッパ・リーグ出場枠を賭けてリーグ戦終了後に勝ち抜き戦形式のPOを行う。
- 最下位(18位)のクラブはエールステ・ディヴィジ(2部リーグ)に自動降格(代わってエールステ・ディヴィジの優勝クラブが昇格)し、16位17位とエールステ・ディヴィジの8クラブが入れ替えPOを争う。
リーグ再編問題
2021年3月16日、ベルギープロリーグの総会でリーグ戦の将来について検討を行い、ジュピラー・プロ・リーグとエールディヴィジを統合して「BeNeLiga(ベネリーガ)」の創設に向けて全会一致で合意したことを発表した[3]。
所属クラブ
- 2023-24シーズン
2023-24シーズンのエールディヴィジのクラブ数は前年同様の18。昨シーズンのエールステ・ディヴィジからの昇格クラブはヘラクレス・アルメロ、PECズヴォレ、アルメレ・シティFCの3クラブ。
| チーム | ホームタウン | スタジアム | 収容人数 |
|---|---|---|---|
| アヤックス・アムステルダム | アムステルダム | ヨハン・クライフ・アレナ | 54,990 |
| アルメレ・シティFC | アルメレ | ヤンマー・スタディオン | 4,501 |
| AZアルクマール | アルクマール | AFASスタディオン | 17,250 |
| SBVエクセルシオール | ロッテルダム | ファン・ドンヘ&デ・ロー・スタディオン | 4,500 |
| フェイエノールト | ロッテルダム | フェイエノールト・スタディオン | 53,000 |
| フォルトゥナ・シッタート | シッタート・ヘレーン | フォルトゥナ・シッタート・スタディオン | 12,500 |
| ゴー・アヘッド・イーグルス | デーフェンテル | デ・アデラールスホルスト | 10,000 |
| SCヘーレンフェーン | ヘーレンフェーン | アベ・レンストラ・スタディオン | 26,900 |
| ヘラクレス・アルメロ | アルメロ | エルフェ・アシト | 12,080 |
| NECナイメヘン | ナイメーヘン | ホファートスタディオン | 12,500 |
| PECズヴォレ | ズヴォレ | MAC³PARKスタディオン | 13,250 |
| PSVアイントホーフェン | アイントホーフェン | フィリップス・スタディオン | 35,000 |
| スパルタ・ロッテルダム | ロッテルダム | スパルタスタディオン・ヘト・カスティール | 11,000 |
| FCトゥウェンテ | エンスヘデ | デ・フロルーシュ・フェステ | 30,250 |
| FCユトレヒト | ユトレヒト | スタディオン・ハルヘンワールト | 23,750 |
| SBVフィテッセ | アーネム | ヘルレドーム | 25,000 |
| RKCヴァールヴァイク | ヴァールヴァイク | マンデマケルス・スタディオン | 7,500 |
| FCフォレンダム | エダム・フォレンダム | クラス・スタディオン | 7,384人 |
結果
歴代優勝クラブ
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歴代得点王
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国際大会での戦績
- UEFAチャンピオンズリーグ優勝 : 6回
- アヤックス (4回)
- フェイエノールト (1回)
- PSVアイントホーフェン (1回)
- UEFAチャンピオンズリーグ準優勝 : 2回
- アヤックス (2回)
- UEFAヨーロッパリーグ優勝 : 4回
- フェイエノールト (2回)
- PSVアイントホーフェン (1回)
- アヤックス (1回)
- UEFAヨーロッパリーグ準優勝 : 3回
- UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ準優勝 : 1回
- フェイエノールト (1回)
- UEFAカップウィナーズカップ優勝 : 1回
- アヤックス (1回)
- UEFAカップウィナーズカップ準優勝 : 1回
- アヤックス (1回)
- UEFAスーパーカップ優勝 : 3回
- アヤックス (3回)
- UEFAスーパーカップ準優勝 : 3回
- アヤックス (1回)
- フェイエノールト (1回)
- PSVアイントホーフェン (1回)
- インターコンチネンタルカップ優勝 : 3回
- アヤックス (2回)
- フェイエノールト (1回)
- インターコンチネンタルカップ準優勝 : 1回
- PSVアイントホーフェン (1回)
個人記録
通算出場数
- 2019-20シーズン終了時点
| 順位 | 選手 | 出場数 |
|---|---|---|
| 1 | 687 | |
| 2 | 683 | |
| 3 | 575 | |
| 4 | 560 | |
| 5 | 553 | |
| 6 | 533 | |
| 7 | 521 | |
| 8 | 519 | |
| 9 | 503 | |
| 10 | 488 | |
| 太字 は現役選手[4] | ||
通算得点数
- 2019-20シーズン終了時点
| 順位 | 選手 | 得点数 | 出場数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 311 | 533 | |
| 2 | 265 | 393 | |
| 3 | 215 | 308 | |
| 4 | 212 | 372 | |
| 5 | 205 | 323 | |
| 6 | 196 | 283 | |
| 7 | 180 | 330 | |
| 8 | 176 | 463 | |
| 9 | 174 | 491 | |
| 10 | 160 | 214 | |
| 太字 は現役選手[5] | |||
シーズン別大会名
- Eredivisie (1956–1990)
- PTT-Telecompetitie (1990–1999)
- KPN-Telecompetitie (1999–2000)
- KPN Eredivisie (2000–2002)
- Holland Casino Eredivisie (2002–2005)
- Eredivisie (2005–現在)
脚注
注釈
- PSVも地方クラブであるが、例外的にフィリップスのスポンサーシップと過去の成績から国外で高い知名度を得ることに成功した。
- 実質的には赤字経営であるが、オーナーが補填している。
出典
- 23/24シーズン第22節より毎節3試合を生中継・ライブ配信
- “Netherlands 1956/57”. RSSSF. 2013年10月12日閲覧。
- “ベルギーリーグがオランダとの合併に全会一致で賛成、「BeNeLiga」が誕生か”. ヤフーサッカー (2021年3月17日). 2021年3月18日閲覧。
- http://www.ererat.nl/asp/ererat_speler.asp?report=11&van=1956&tot=2099&clubid=&wie=&natioid=
- http://www.ererat.nl/asp/ererat_speler.asp?report=2&sortitem=0&sortdir=-1&van=1956&tot=2020&clubid=-1&wie=1&natioid=-1
関連項目
- ヨハン・クライフ賞
- オランダのサッカー

