グディソン・パーク

グディソン・パーク (Goodison Park)は、イングランド・マージーサイド州・リヴァプールに位置するサッカー専用スタジアムである。ライバルであるリヴァプールFCのホームスタジアム・アンフィールドとは、公園を挟んで2km(直線距離で600m)ほどしか離れていない。

グディソン・パーク
Goodison Park
ザ・グランド・オールド・レディ
The Grand Old Lady


2022年のスタジアム

グディソン・パークの位置(マージーサイド内)
グディソン・パーク
施設情報
所在地 イングランドの旗 イングランド リヴァプール
位置 北緯53度26分20秒 西経2度57分59秒
開場 1892年8月24日
取り壊し 2024年予定
所有者 エヴァートンFC
運用者 同上
グラウンド Dessoグラスマスター
ピッチサイズ 100m × 68m
建設費 3,000ポンド
設計者 イングランドの旗 ケリー・ブラザーズ
イングランドの旗 ヘンリー・ハートリー
スコットランドの旗 アーチボルド・リーチ
使用チーム、大会
エヴァートンFC (1892年-2024年 )
1966 FIFAワールドカップ
収容人員
39,414人
アクセス
ナショナル・レール カークデール駅より徒歩15分

歴史

現使用者のエヴァートンFCは創設時、アンフィールドを本拠地として使用していた。しかし、当時アンフィールドのオーナーであったジョン・ホールディングがエヴァートンFCに対して賃上げを要求したため、エヴァートンFCはこれを拒否し、グディソン・パークに移転した。

このグディソン・パークはイングランドで初のサッカー用スタジアムとして開場。1892年8月24日に開場し、9月3日のノッティンガム・フォレストFC戦がリーグ戦での最初の使用であった。1894年にはFAカップ決勝戦[1] にも使用された。

2021年2月23日にエヴァートン・スタジアム建設計画がリヴァプールの市議会で、1か月後の3月26日にはイギリス政府によりそれぞれ承認されることになった。新スタジアムはリヴァプールの北西部ブラムリー・ムーア・ドックに建設され、収容人数は5万2888人で2025-26シーズンに開場を予定している。グディソン・パークに関しては8200万ポンドをかけて再開発が行われ、住宅や医療施設、レジャー施設などに生まれ変わる予定。

施設概要

スタンド

  • 北スタンド (グディソン・ロード・スタンド) : 12,664人収容
  • 南スタンド (バレンス・スタンド) : 10,546人収容
  • 東スタンド (ハワード・ケンドール・グウェレディース・ストリート・エンド) : 10,661人収容
  • 西スタンド (サー・フィリップ・カーター・パーク・スタンド) : 5,750人収容

開催された主な試合

日付ホームチーム結果アウェーチームラウンド
1966年7月12日ブラジルの旗 ブラジル2-0ブルガリアの旗 ブルガリア1966 FIFAワールドカップ グループ3
1966年7月15日ハンガリーの旗 ハンガリー3-1ブラジルの旗 ブラジル
1966年7月19日ポルトガルの旗 ポルトガル3-1ブラジルの旗 ブラジル
1966年7月23日ポルトガルの旗 ポルトガル5-3朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国1966 FIFAワールドカップ準々決勝
1966年7月25日西ドイツの旗 西ドイツ2-1ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦1966 FIFAワールドカップ準決勝
  • 国内大会
日付ホームチーム結果アウェーチームラウンド
1894年3月31日イングランドの旗 ノッツ・カウンティFC4-1イングランドの旗 ボルトン・ワンダラーズFCFAカップ1894決勝
1910年4月28日イングランドの旗 ニューカッスル・ユナイテッドFC2-0イングランドの旗 バーンズリーFCFAカップ1910決勝 (再試合)

記録

エヴァートンは、イングランドのクラブの中で最も多くのトップリーグの試合を開催しており、アストン・ヴィラに対して8シーズンもの差をつけている。106シーズンのリーグ戦のうち、エヴァートンは4シーズンを除いてすべてをグディソン・パークで戦っており、グディソン・パークは他のどのグラウンドよりも多くのトップリーグの試合を開催していることになる[2] 。また、グディソン・パークはイングランドのクラブの中で唯一、FIFAワールドカップの準決勝が行われた場所でもある。1996年までのオールド・トラフォードの拡張以前、グディソン・パークはフットボールリーグの試合における日曜日の最多観客動員記録(1974年の対ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦、FAカップ、53,509人)を保持していた。

エヴァートンは1930年10月4日から1931年4月4日までの間、ホームリーグ戦で15連勝を達成した[3] 。1931-32シーズンには、グディソン・パークでのリーグ戦ホームゴール数の記録も更新し、エヴァートンは84得点を挙げた[4] 。1984年4月23日から1986年9月2日までの期間、エヴァートンは連続して47試合で得点を挙げ、その間に36勝7分けを記録し、123ゴールを挙げた。この記録の間、スコットランドのストライカー、グレーム・シャープは32ゴールを決めた[4]。

1893年12月30日に行われたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとの試合で、ジャック・サウスワース選手はグディソン・パークでの1試合最多得点記録となる6得点を挙げた[5]。

グディソン・パークでの1試合最多得点記録は12得点で、そのうちエヴァートンの試合が2試合存在する。1つ目は1931年10月17日のシェフィールド・ウェンズデイ戦(9-3)、2つ目は1954年2月27日のプリマス・アーガイル戦(8-4)である[3]。

交通

グディソン・パークはリヴァプール市中心部から北に2マイル(3 km)離れた場所にある。スタジアムへの最寄り駅は、約0.5マイル(800 m)離れたカークデール駅で、マージーセイルのノーザン・ラインに位置している。また近隣の主要駅としてリヴァプール・ライム・ストリート駅が存在する。試合日には、サンドヒルズ駅から「サッカーバス」と呼ばれるシャトルバスが多数運行されている[6]。

元々、グディソン・パークに最も近い位置にウォルトン・アンド・アンフィールド駅が存在していていたが、1948年に閉鎖された[7] 。エヴァートンは現在、グディソン・パークから新しいスタジアムに移転する計画であるが、もし貨物専用のカナダドック支線が再び旅客列車を運行するようになれば、その駅の使用再開が提案されている[8]。

グラウンド周辺にはサポーター向けの駐車場があるものの、利用できるのは230台のみである[9] 。グラウンド周辺の道路では、居住者許可のある車両のみが駐車可能である。駐車場の住民駐車制度はリヴァプール市が運営している[10]。

ギャラリー

2010年に撮影されたパノラマ

関連項目

脚注

  1. ノッツ・カウンティ対ボルトン・ワンダラーズFC
    ノッツ・カウンティが4対1で勝利した。
  2. “England – First Level All-Time Tables 1888/89-2008/09”. RSSSF. 2011年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月8日閲覧。
  3. “Everton records”. Statto.com. 2010年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月4日閲覧。
  4. “General Trivia”. ToffeeWeb. 2009年4月17日閲覧。
  5. Rogers, Ken (1992). Goodison Glory. Breedon Sports. pp. 222. ISBN 1-873626-11-8
  6. “Sandhill Station shuts for 4 months”. Liverpool Echo. (2007年11月9日). http://www.liverpoolecho.co.uk/liverpool-news/local-news/2007/11/09/sandhill-station-shuts-for-4-months-100252-20083337/ 2010年4月4日閲覧。
  7. “Walton and Anfield railway station”. subbrit.org.uk. 2010年4月5日閲覧。
  8. “Merseytravel”. Merseytravel (2008年12月10日). 2011年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月3日閲覧。
  9. “Goodison Park Stadium Redevelopment”. Savills, KSS Design and Franklin Sports Business (2007年10月). 2011年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月14日閲覧。
  10. “Football Parking”. Liverpool City Council. 2010年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月6日閲覧。

外部リンク

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