モビマ語
モビマ語 (Movima) は、ボリビア北東部のボリビア・アマゾンのリャノス・デ・モホス地域に住むアメリカ先住民のグループ、モビマ (Movima)の約1,400人(半分近く)が話す言語である。他の言語との関連性が証明されていないため、孤立した言語とみなされている。
| Movima | |
|---|---|
| Chosineɬ di' mowi:maj [1] | |
| 話される国 | ボリビア |
| 地域 | ベニ県 |
| 話者数 | ca. 1,400 |
| 言語系統 | |
| 公的地位 | |
| 公用語 | Bolivia[2] |
| 統制機関 | 統制なし |
| 言語コード | |
| ISO 639-3 |
mzp |
| Glottolog |
movi1243[3] |
|
| |
音韻論
モビマ語には5つの母音がある。
| 前舌 | 中舌 | 後舌 | |
|---|---|---|---|
| 狭母音 | i | u | |
| 中央母音 | e | o | |
| 広母音 | a |
/e/と/o/は、それぞれ半狭母音 [e]と[o]よりも[ɛ]と[ɔ]に似ている。母音には音素的な長さの違いがあるが、いくつかの韻律の過程では短母音を長くなることがある。モビマ語には声調がない[4]。
| 唇 | 歯茎 | 硬口蓋 | 軟口蓋 | 声門 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中線 | 側面 | 平 | 唇 | |||||
| 鼻音 | m | n | ||||||
| 破裂音 | 肺 | p | t | tʃ | k ( ɡ ) | kʷ | ||
| 入破音 | ɓ | ɗ | ||||||
| 摩擦音 | ( f ) β | s | ɬ | h | ||||
| 接近音 | l | j | w | jˀ | ||||
| ふるえ音 | r | |||||||
破裂音/p/は、語頭の音節では[p]として実現されるが、語末では[pʔᵐ] (単純な鼻音/m/とは区別される)として実現される。 同様に/t/と/k/は最終音節において、それぞれ[tʔⁿ]と[ʔɤ](すなわち、母音の解放を伴う声門破裂音)として実現される。母音で始まる単語や隣接する母音の間には、声門破裂音が音挿入されて現れる。
音素/f/と/ɡ/は、スペイン語由来の外来語にのみ存在する。
形態論
モビマ語では、 複合と抱合は生産的な派生プロセスである。接中辞に類似したいくつかの過程(たとえば、非現実相のマーカー (k)a')を含む、重複や接辞も一般的である。 数、格、時制、ムード、アスペクトなどの屈折の典型的な例は、モビマ語では義務的にマークされていない。1つのモビマ語の語には多くの派生プロセスを適用できる。同じ形態素が同じ語に複数回出現することがある。たとえばこのように、 tikoy-na-poj-na 「私はXにYを殺させる。」
関連項目
- リャノス・デ・モホス(考古学)
脚注
- Katharina Haude (2006年). “A grammar of Movima”. Radboud Universiteit Nijmegen. 2008年10月22日閲覧。
- “Constitution of Bolivia, Article 5. I.”. 2009年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月21日閲覧。
- Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Movima”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- “WALS – Movima”. World Atlas of Language Structures Online. 2008年10月24日閲覧。
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