ランシット駅

ランシット駅(ランシットえき、タイ語:สถานีรถไฟรังสิต)はタイ王国中部パトゥムターニー県タンヤブリー郡にある、タイ国有鉄道北本線及びダークレッドライン

ランシット駅
ダークレッドラインの発着する高架ホーム
รังสิต
Rangsit
所在地 タイ王国の旗パトゥムターニー県タンヤブリー郡
北緯13度59分23秒 東経100度36分8秒
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
電報略号 รต.
駅構造 高架駅&地上駅
ホーム 4面8線
開業年月日 1994年7月10日
乗入路線 2 路線
所属路線 北本線
東北本線
駅番号 1021
キロ程 29.75 km(クルンテープ起点)
ドンムアン (7.54 km)
(4.09 km) クローンヌーン
所属路線 ダークレッドライン
駅番号 RN10
キロ程 ? km(クルンテープ・アピワット中央起点)

概要

2020年まで使われた暫定駅

北本線の当駅 - バーンパーチー駅間は、1994年から2004年の改良工事で三線化されている[1][2]

当駅以南の区間については、1990年に開始されたホープウェル計画[3]により、北本線当駅 - ヨムマラート(北本線・東線の接続予定地点) - 東線フアマーク駅間の高架化が行われる予定であったが、進捗の大幅な遅延のため同計画の事業免許は1997年に取り消され、高架化は中断した。

その後、バンコクの都市鉄道整備計画では、タイ国鉄北本線沿いにバンコク北方へ向かう路線を「ダークレッドライン(濃赤線)」として整備することとなり[4]、第1期区間のバーンスー(現・クルンテープ・アピワット中央) - ランシット間について2010年に入札を実施した[5]。タイ国鉄在来線の乗入れが可能な規格により、高架化・電化された都市鉄道を建設するものである。

ダークレッドラインの第1期区間であるバーンスー - ランシット間は2021年8月2日に無料運行が開始された[6]。同年11月29日より運賃を徴取し正式開業した[7][8]

歴史

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ - (現)アユタヤ間に開業した[9][10]

同時開業したクローンランシット停車場はタイで最も古い駅のひとつであったが[10]、当駅開業ののちに停車場は廃止された。当駅から約1 km南側に位置していた。

駅構造

橋上駅舎化後の地上ホーム

3層構造の高架駅かつ地上駅で、乗換駅機能を備える。G階(1階)が駅出入り口と本線(北本線・東北本線)中長距離列車用ホーム、2階がコンコース、3階がダークレッドライン用ホームとなっている。2階には、自動券売機、改札口がある。G階に5 - 8番線(2面4線)、3階に1 - 4番線(2面4線)の計4面8線が設置されている[13]

のりば

番線路線行先階層
1・2 ダークレッドライン 当駅止まり 3階
3・4 クルンテープ・アピワット中央方面
5・6 北本線、東北本線 クルンテープ・アピワット中央フワランポーン方面 G階
7・8 チェンマイノーンカーイウボンラーチャターニー方面

旧駅時代

2000年時点は単式及び島式2面の複合型ホーム3面4線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面していた[14]

配線

本線

当駅の北側からはバーンパーチー駅に至る三線区間となり、南側はダークレッドラインを含め複々線となる。当駅構内において両者の線路は接続されていない[15][注釈 1]

ダークレッドライン

当駅の北側には折返し線が備わる。さらに北側で地上に降下後、在来線併設の延伸予定区間となる。現在の末端部は操車場としても機能する[15]。 南側は地上へ降下し、ラックホック駅へ至る。

駅周辺

  • ランシットマーケット
  • スーチャートマーケット
  • ポルノパットマーケット
  • ミルマーケット
  • プラチャティパット病院
  • パトゥムウェート病院
  • パオロ病院ランシット
  • ナコーンランシット市立幼稚園
  • ランサリットバイリンガルスクール
  • ワークポイントエンターテインメント
  • プレムプラチャ寺院
  • フューチャーパークランシット
  • メジャー・シネプレックスランシット店
  • テスコ・ロータスランシット店
  • ボスホテル
  • ホップインランシットホテル
  • ノボテルバンコクフューチャーパークランシット
やや離れてはいるが、クローンルワン郡に立ち並ぶナワナコーン工業団地やサイエンスパークの最寄り駅のひとつである。

隣の駅

タイ国有鉄道
ダークレッドライン
トゥンソンホン駅 (RN09) - ランシット駅 (RN10)
北本線、東北本線
ドンムアン駅 - ランシット駅 - クローンヌーン停車場

注釈

  1. 両者間が接続され転線可能な地点はラックシー駅バーンケン駅、およびワット・サミアンナーリー駅南側の操車場接続部に限られる[15]

脚注

  1. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.294-p.296
  2. 『鉄道ピクトリアル』2000年10月号(No.691)p.79 電気車研究会
  3. 香港の建設会社・ホープウェル社が提案したBOT方式による高速道路建設・タイ国鉄都心部高架化計画(『鉄道ジャーナル』2005年5月号(No.463)p.117 及び『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』(柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年) p.317-p.319)
  4. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年) p.324,p.347
  5. タイ国有鉄道公式サイト掲載「CONSTRUCTION OF MASS TRANSIT SYSTEM PROJECT IN BANGKOK (RED LINE) (I)」による。
  6. 岸本まりみ (2021年8月2日). バンコク都市鉄道「レッドライン」開通 日本が建設支援”. 2021年8月5日閲覧。
  7. Red Line to charge fares from Nov 29”. Bangkok Post (2021年11月18日). 2021年11月27日閲覧。
  8. Full services begin along SRT Red Line (英語). バンコックポスト (2021年11月30日). 2021年12月1日閲覧。
  9. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25
  10. การรถไฟแห่งประเทศไทย (タイ語). タイ運輸省. 2022年8月2日閲覧。ちなみに同ページの英語版では西暦1896年開業と記載しているが、タイ仏暦2439年3月は西暦1897年なので明らかに誤りである。
  11. รฟท.ยกเลิกที่หยุดรถ 'แกรนด์ คาแนล-หลักหก-คลองรังสิต' ตั้งแต่ 15 ก.ย. นี้”. Voice TV(英語版) (2020年9月3日). 2021年12月12日閲覧。
  12. SRT opens new Rangsit Station, The Nation Thailand, 2020年12月26日閲覧.
  13. รายงานการเปลี่ยนแปลงรายละเอียดโครงการในรายงานการวิเคราะห์ผลกระทบสิ่งแวดล้อม(EIA計画変更申請書)2章74節 図2.3-68 , 2016年
  14. 鉄道ピクトリアル』2000年10月号(No.691)p.79 に構内の写真掲載。
  15. รายงานการเปลี่ยนแปลงรายละเอียดโครงการในรายงานการวิเคราะห์ผลกระทบสิ่งแวดล้อม(EIA計画変更申請書)2章100節 図2.4-18 , 2016年

参考文献

  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

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