大相撲平成28年3月場所

大相撲平成28年3月場所(おおずもうへいせい28ねん3がつばしょ)は、2016年3月13日から3月27日まで大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝横綱白鵬翔(14勝1敗・4場所ぶり36回目)。

場所前の話題など

  • 番付発表は2016年2月29日
  • 前場所の幕内最高優勝者である大関琴奨菊はこの場所で横綱昇進に挑戦することになり、その結果が注目された[1]

番付・星取表

成績結果番付西成績結果
日馬富士9勝6敗横綱白鵬14勝1敗優勝
鶴竜10勝5敗横綱
琴奨菊8勝7敗大関稀勢の里13勝2敗
豪栄道12勝3敗大関照ノ富士8勝7敗
嘉風4勝11敗関脇豊ノ島3勝12敗
栃煌山4勝11敗小結宝富士6勝9敗
琴勇輝12勝3敗殊勲賞前頭1髙安5勝10敗
隠岐の海8勝7敗前頭2栃ノ心6勝9敗
碧山6勝9敗前頭3安美錦7勝8敗
10勝5敗前頭4蒼国来5勝8敗2休
旭秀鵬6勝9敗前頭5松鳳山4勝11敗
妙義龍10勝5敗前頭6正代9勝6敗
豪風5勝10敗前頭7魁聖11勝4敗
貴ノ岩8勝7敗前頭8千代大龍3勝12敗
豊響3勝12敗前頭9佐田の海7勝8敗
臥牙丸5勝10敗前頭10玉鷲9勝6敗
逸ノ城11勝4敗前頭11阿夢露7勝8敗
德勝龍8勝7敗前頭12英乃海7勝8敗
千代鳳8勝7敗前頭13御嶽海10勝5敗
大翔丸8勝7敗前頭14大栄翔10勝5敗
里山6勝9敗前頭15北太樹3勝12敗
明瀬山4勝11敗前頭16

優勝争い

この場所綱取りのかかる大関琴奨菊は、初優勝した前場所からの勢いそのままに初日から連勝を続けていた。残る3大関も揃って初日から3連勝の好スタートとなっていたが、横綱のほうは白鵬鶴竜に揃って初日から土が付き、日馬富士も3日目に初黒星となった。3日目までに3人の横綱全員に土が付くのは、昭和57年9月場所以来約34年ぶりのことであった。4日目に照ノ富士が敗れて安泰だった大関陣の一角が崩れると、5日目に綱取りの琴奨菊と豪栄道の2大関に土が付いた。その後は、上位陣では大関稀勢の里だけが初日からの連勝を続け、8日目に平幕との全勝対決に勝って単独トップとなった。

10日目までの中盤戦が終わった段階では全勝の稀勢の里に1敗の白鵬と豪栄道という3人か優勝を争う展開になっていたが、11日目に稀勢の里と白鵬の直接対決が組まれて白鵬が勝つと全勝はいなくなり、1敗が3人で並ぶ展開となった。12日目には1敗同士の対戦で白鵬が豪栄道に勝って1敗を守ったが、稀勢の里は日馬富士に負けて2敗に後退し、この場所初めて白鵬が単独トップになった。この3人は13日目、14日目は連勝となり、千秋楽に1敗の白鵬が負けると、2敗同士で稀勢の里と豪栄道の直接対決に勝ったほうと優勝決定戦になるところであったが、白鵬は千秋楽も勝ち、14勝1敗で自身の持つ最多記録を更新する36回目の幕内最高優勝を果たした。2敗同士の直接対決に勝って13勝2敗となっていた稀勢の里は優勝次点となった。

三賞は、殊勲賞にはこの場所で1横綱2大関を破った琴勇輝が受賞した。敢闘賞と技能賞は該当者がいなかった。

各段優勝・三賞

タイトル四股名地位回数成績部屋出身備考
幕内最高優勝 白鵬翔東横綱04場所ぶり36度目14勝01敗宮城野部屋モンゴル国ウランバートル市
三賞殊勲賞 琴勇輝一巖東前頭筆頭初受賞12勝03敗佐渡ヶ嶽部屋香川県小豆郡小豆島町
敢闘賞 該当者なし
技能賞 該当者なし
十両優勝 大砂嵐金崇郎東十両筆頭初優勝13勝02敗大嶽部屋エジプト国ダカリーヤ県
幕下優勝 佐藤貴信東幕下9枚目初優勝7戦全勝貴乃花部屋兵庫県芦屋市
三段目優勝 小柳亮太三段目100枚目格付出初優勝7戦全勝時津風部屋新潟県新潟市北区唐津海誠二が優勝同点。
序二段優勝 琴太豪晃匡東序二段44枚目初優勝7戦全勝佐渡ヶ嶽部屋大分県日田市
序ノ口優勝 朝玉木一嗣磨西序ノ口19枚目初優勝7戦全勝高砂部屋三重県伊勢市

トピック

  • この場所入門の新弟子のうち2名は、2015年に制度が創設された三段目付出でのデビューが承認された初めての力士となった[2]
  • この場所2日目に横綱白鵬が横綱通算671勝目を挙げ、北の湖(670勝)の記録を抜いて史上単独1位となった[3]
  • この場所8日目の取組で、横綱白鵬が関脇嘉風に対して駄目押し行為をした上に、土俵下の勝負審判であった井筒親方(元関脇・逆鉾)を負傷させる問題を起こし、後日審判部から厳重注意を受けた[4]
  • この場所9日目の大関稀勢の里と大関琴奨菊の取組は幕内通算59回目の対戦で、武蔵丸貴ノ浪(58回)の記録を抜いて史上単独1位となった[5]
  • この場所後の4月9日付で千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山)が停年(定年)退職することに伴い、4月8日付で常盤山親方(元小結・隆三杉)が千賀ノ浦部屋を継承した[6]

脚注

  1. ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年3月号(春場所展望号) 3頁
  2. ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年4月号(春場所総決算号) 94頁
  3. “白鵬、横綱最多671勝”. 毎日新聞. (2016年3月14日). https://mainichi.jp/articles/20160315/k00/00m/050/019000c 2016年8月11日閲覧。
  4. ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年4月号(春場所総決算号) 56頁から57頁
  5. “稀勢の里 注文相撲で琴奨菊下す「結果ああなった」”. 日刊スポーツ. (2016年3月22日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1620063.html 2016年8月11日閲覧。
  6. “貴乃花部屋所属の元隆三杉、千賀ノ浦部屋を継承”. SANSPO.COM. (2016年4月8日). http://www.sanspo.com/sports/news/20160408/sum16040816350001-n1.html 2016年8月11日閲覧。
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