広島岩国道路

広島岩国道路(ひろしまいわくにどうろ)は、広島県廿日市市から大竹市に至る国道2号バイパスである。西日本高速道路(NEXCO西日本)が一般有料道路として管理している。

一般国道自動車専用道路 (A')
有料
広島岩国道路
国道2号標識
E2 広島岩国道路
アジアハイウェイ1号線
国道2号バイパス
路線延長 16.2 km
開通年 1987年昭和62年) - 1990年平成2年)
起点 広島県廿日市市地御前
終点 広島県大竹市御園
接続する
主な道路
(記法)
記事参照
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路
大竹JCT(広島県大竹市)。広島岩国道路と山陽自動車道の境界を示す標識が設置されている。

山陽自動車道並行する一般国道自動車専用道路であり、高速道路ナンバリングによる路線番号は、山陽自動車道・小郡道路山口宇部道路嘉川IC - 宇部JCT間)とともに「E2」が割り振られている[1][2]

概要

国道2号(国道433号重複区間を含む)の交通混雑の緩和を図るため、一般有料道路として建設された道路である。

廿日市JCT - 大竹JCT間は山陽道の本線と連続しており、事実上山陽道の一部のように機能している。

この区間は裁判での和解の結果、山陽道を別途建設することが地元住民と協定されているが、当初の山陽道の建設計画は地元住民の反対で撤回され、現時点で建設される予定はなく計画は事実上消滅している。

道路の規格が第1種第3級であるため、最高速度が80 km/hに指定されている。なお、この区間はアジアハイウェイ1号線「AH1」にも指定されている。

残る廿日市IC - 廿日市JCT間は事実上山陽道と国道2号(西広島バイパス)を接続する支線のようになっている。

当初「広島岩国道路」は、日本道路公団によって広島県廿日市市から山口県岩国市に至る一般有料道路として計画された。1990年までに廿日市市から大竹市までの区間が開通したが、1994年に大竹市から岩国市に至る地域高規格道路岩国・大竹道路が新たに計画されたことから、2000年に広島岩国道路の大竹市以西の区間の事業は廃止された。当初の広島岩国道路の大竹市-岩国市間の計画では瀬戸内海側を通る予定となっていたが、岩国・大竹道路ではやや内陸部に移され国道188号岩国南バイパスに直結する形に変更された[3]

将来は広島南道路と接続し、広島市中心部に連絡する予定。

路線データ

沿革

インターチェンジなど

  • 全区間広島県内に所在。
  • 未開通区間の名称は仮称。
  • BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から

(km)[7]
神戸
から

(km)
BS 備考 所在地
広島南道路計画路線
32-1 廿日市IC 国道2号西広島バイパス 0.0 312.9 廿日市市
32 廿日市JCT E2 山陽自動車道 広島岡山方面 2.5 310.4
32-2 大野IC 県道289号栗谷大野線 7.2 315.1
32-3 大竹IC 国道2号(現道) 15.5 323.4 大竹市
〈33〉 大竹JCT
大竹西IC
岩国・大竹道路(事業中) 16.2 324.1
E2 山陽自動車道 周南山口北九州方面

トンネルの数

区間上り線下り線
廿日市IC - 大野IC00
大野IC - 大竹IC22
大竹IC - 大竹JCT00

車線・最高速度

区間車線最高速度備考
上下線上り線下り線
廿日市IC - 廿日市JCT422上り線 60 km/h
下り線 70 km/h
廿日市JCT - 大竹JCT80 km/h

交通量

通行料金

料金車種区分は高速自動車国道と異なり、普通車大型車および特大車の3つである。高速自動車国道における軽自動車と中型車は、普通車に区分される。

距離単価は、普通車で34円/km[8]または43円/km[9]と高速自動車国道普通区間(24.6円/km)より割高であるが、2014年4月から当面10年間の予定で、ETC車に限り普通区間と同等にまで引き下げられている[10]。全線利用時の普通車料金は、非ETC車で770円、ETC車で430円。

山陽自動車道との連続利用で廿日市JCT - 大竹JCT間を通過する経路の料金を計算する場合、前後の高速自動車国道の距離を通算して高速自動車国道の料金を算出し、広島岩国道路の料金を加算する。

なお「最も距離の短い経路と比べて2倍以内の距離の経路であればいずれの経路を走行しても最も安い経路の料金となる」により中国道を経由した方が安くなる場合には広島岩国道路を経由しても中国道経由で計算され広島岩国道路の料金は請求されない。

特別区間割引

2014年3月以前にも、高速道路利便増進事業を活用した割引として、料金水準の引き下げが行われていた[10]

2009年5月13日から2011年7月31日まで
ETC車限定かつ時間帯割引が適用されない場合において30%引き[11]。全線利用時の普通車料金は、定価750円のところ割引後550円(24捨25入により50円単位に端数処理)。
2011年8月1日から2014年3月31日まで
ETCの有無を問わず普通区間と同等にまで引き下げられ、次表のようになる。ETC車には、時間帯割引が重複適用された[9]
上段括弧内:定価料金、下段:割引後料金
区間普通車大型車特大車
廿日市IC - 廿日市JCT (100円)
50円
(150円)
100円
(350円)
200円
廿日市IC - 大野IC (350円)
250円
(500円)
350円
(1,200円)
700円
廿日市IC - 大竹IC (700円)
500円
(1,000円)
700円
(2,400円)
1,300円
廿日市IC - 大竹JCT (750円)
450円
(1,100円)
700円
(2,600円)
1,200円
廿日市JCT - 大野IC (350円)
100円
(500円)
200円
(1,200円)
350円
廿日市JCT - 大竹IC (700円)
350円
(1,000円)
550円
(2,400円)
900円
廿日市JCT - 大竹JCT (750円)
350円
(1,100円)
600円
(2,600円)
950円
大野IC - 大竹IC (350円)
250円
(500円)
350円
(1,200円)
750円
大野IC - 大竹JCT (400円)
250円
(600円)
400円
(1,400円)
650円
大竹IC - 大竹JCT (50円)
50円
(100円)
50円
(200円)
50円

ETC時間帯割引

一般有料道路であるため当初は時間帯割引の対象外であったが、2006年4月1日から山陽自動車道と同内容の割引(深夜割引通勤割引)が導入された[12]緊急総合対策生活対策による時間帯割引(深夜割引拡充・平日夜間割引・休日昼間割引/休日特別割引)も対象になった。2014年4月以降は、深夜割引と休日割引を実施。通勤割引の後身である平日朝夕割引も対象になる。

普通車でも、高速自動車国道(5区分)で中型車に該当する車は、休日昼間割引・休日特別割引・休日割引の対象にならない。

脚注

  1. 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年2月26日閲覧。
  2. 高速道路ナンバリング路線図”. 国土交通省. 2017年2月27日閲覧。
  3. 衆議院議員平岡秀夫君提出「岩国・大竹道路」に関する再質問に対する答弁書”. 内閣 (2008年6月13日). 2014年2月7日閲覧。
  4. 別紙3 料金の額及びその徴収期間 (PDF). 高速自動車国道中央自動車道西宮線等に関する事業許可. 西日本高速道路. p. 2 (2015年3月25日). 2015年6月14日閲覧。
  5. 東・中・西日本高速道路株式会社が管理する高速道路における更新事業の事業許可について”. 西日本高速道路 (2015年3月25日). 2015年6月14日閲覧。
  6. 高速道路50年の歩み 第4章 縦貫道から横断道建設への展開”. 高速道路調査会. 2023年10月1日閲覧。p.112 6.1環境対策の推進
  7. 別紙3 料金の額及びその徴収期間 (PDF). 高速自動車国道中央自動車道西宮線等に関する事業許可. 西日本高速道路. p. 54 (2014年3月14日). 2015年6月14日閲覧。
  8. 新たな高速道路料金に関する基本方針 (PDF). 国土交通省. p. 5 (2013年12月20日). 2015年6月13日閲覧。
  9. 高速道路の割高区間等の料金割引について (PDF). 国土交通省. pp. 1-2 (2011年7月15日). 2015年6月13日閲覧。
  10. 「新たな高速道路料金」について (PDF). 新たな高速道路料金について. 西日本高速道路 (2014年3月14日). 2015年6月13日閲覧。
  11. 広島岩国道路におけるETC特別区間割引を開始します”. 西日本高速道路 (2009年4月27日). 2015年6月14日閲覧。
  12. 一般有料道路へのETC時間帯割引の導入について (PDF). 西日本高速道路. 2015年6月14日閲覧。

関連項目

外部リンク

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