赤羽由紘

赤羽 由紘(あかはね よしひろ、2000年6月29日 - )は、長野県松本市出身のプロ野球選手外野手内野手[2]。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

赤羽 由紘
東京ヤクルトスワローズ #00
2021年8月10日、読売ジャイアンツ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 長野県松本市
生年月日 (2000-06-29) 2000年6月29日(23歳)
身長
体重
175 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手内野手
プロ入り NPB / 2020年 育成選手ドラフト2位
初出場 NPB / 2022年8月6日
年俸 700万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入り前

松本市立筑摩野中学校[3]では松本南シニアに所属[4]。中学時代は体が細く、9番打者での起用だった[5]日本ウェルネス信州筑北高等学校に1期生として入学[6][7]。進学後にウエイトトレーニングや食事の工夫で体格を大きくし、打球の飛距離を伸ばす[5]。高校2年生の秋季長野県大会でチームは優勝[6]。3年生の2018年には4番を打ったが[6]全国高等学校野球選手権長野大会はベスト8で敗退[8]。高校時代の同期には速水将大がいる[9]

BCリーグ時代

2018年11月に、ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)と四国アイランドリーグplusの合同トライアウトに参加し、11月22日の両リーグ合同ドラフト会議で希望入団先としていた地元球団の信濃グランセローズに特別合格[10]2019年に入団[5]。初年度は56試合に出場。打率.245、本塁打6の成績を残す[11]

2020年は58試合に出場。打率.270、8本塁打の成績だった[12]。9月30日にはリーグ選抜として東京ヤクルトスワローズ二軍との練習試合に出場、奥川恭伸から二塁打を放った[13]。同年に、三塁手としてベストナインに選出されている[14]

2020年10月26日のNPBドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから育成選手2巡目指名を受けた[13]。11月30日に契約金320万円、年俸280万円で仮契約を結んだ[15]。信濃からは松井聖もヤクルトから育成3巡目指名を受け、入団している。

ヤクルト時代

2021年4月15日、読売ジャイアンツとのイースタン・リーグ公式戦で、野上亮磨から二軍公式戦初本塁打を記録[16]フレッシュオールスターゲームの推薦選手に選ばれたが[17]、出場選手からは漏れた[18]。9月15日の埼玉西武ライオンズ戦ではサヨナラ安打を放つ[19]などイースタン・リーグ公式戦73試合に出場し、打率.234、6本塁打、31打点、6盗塁の成績を残した[20]

2022年は春季キャンプを一軍でスタート[21]。7月23日開催のフレッシュオールスターゲームに、チーム事情(のちに新型コロナウイルス陽性判定[22])で辞退した武岡龍世の代替選出として出場[23]。6回から代打で途中出場して2四球を選んだのち、4対4で迎えた9回裏、二死、一・二塁の場面で左翼へサヨナラ本塁打を放ち、フレッシュオールスターMVPを受賞した。1963年から始まったフレッシュオールスターにおいて、サヨナラ試合は41年ぶり2度目、サヨナラ本塁打は今回が初めてである[24]。赤羽自身にとっても初めてのサヨナラ本塁打であったという[21]。同月29日までにイースタン・リーグ47試合に出場して、打率.239、3本塁打、24打点の成績を残し、同日付で支配下選手契約を結んだことが発表された[25][26]。ヤクルト一軍本拠地でもある明治神宮野球場で8月1日に開催の「野球伝来150年プロアマ記念試合」のU-23 NPB選抜にも、辞退した選手の代替で直前にメンバー入り。6回に代打で出場すると、左翼へ2点本塁打を打った[27][28]。同月6日、特例2022で抹消された村上宗隆の代替指名選手として初めて一軍に昇格し[29]、同日の対読売ジャイアンツ戦(明治神宮野球場)で7番・三塁手として先発出場した[30]。5回の第2打席で直江大輔から頭部付近への死球となり、直江は危険球退場[31]。赤羽はそのまま走者として残り、その回に得点となる本塁を踏んだが、大事をとって次の回の守備から奥村展征に交代した[32]。結局村上が翌日に戦線に復帰し、その1試合の出場のみで8日に登録を抹消された[33][34]。14日の千葉ロッテマリーンズとのイースタン・リーグ公式戦ではサヨナラ本塁打を含む、自身初の1試合2本塁打を記録[34]。9月13日に特例2022で抹消されたパトリック・キブレハンの代替指名選手として再び一軍に昇格した[35]

2023年は29試合に出場[36]。同年9月3日の対阪神タイガース戦(明治神宮野球場)では9回一死無走者の場面で代打で出場し、伊藤将司からプロ入り初本塁打となる代打本塁打を放った[37][38]。オフの11月14日に背番号を71から00に変更することが発表された[36]

選手としての特徴・人物

内外野どこでもこなせる守備力を持ち[34][39]、ヤクルトの担当スカウト・中西親志はドラフト指名挨拶の際に、「走攻守の三拍子がそろい、長打力があって右の強打者」という評価を述べている[40]

目標とする選手は山田哲人[16]

愛称は「ハネ」、「バネ」、「よっち[41]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2022 ヤクルト 1012101100010001000150.100.182.100.282
2023 29272354001730011101120.174.231.304.535
通算:2年 39393365001830021102170.152.216.242.458
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績



二塁三塁外野




































2022 ヤクルト 10000----321001.000450001.000
2023 459011.000110001.00020120001.000
通算 559011.000431001.00024170001.000
  • 2023年度シーズン終了時

NPB

初記録

独立リーグでの打撃成績

















































O
P
S
2019 信濃 56171155213812367526001212-1522.245.300.484.784
2020 5822118542509388943420428-4492.270.371.481.852
通算:2年 11439234063882161416469421640-51014.259.340.479.820

背番号

  • 5(2019年 - 2020年)
  • 023(2021年 - 2022年7月28日)
  • 71(2022年7月29日 - 2023年)
  • 00(2024年 - )

脚注

  1. ヤクルト - 契約更改」日刊スポーツ。2023年12月8日閲覧
  2. 赤羽由紘(ヤクルト・松本市出身) 機会求め外野手に挑戦 【信州出身プロ野球選手、今季への思い】②」『信濃毎日新聞デジタル』2023年1月4日。2023年4月11日閲覧
  3. 信濃グランセローズ赤羽由紘選手と」『がうん義尚オフィシャルサイト』2020年11月20日。2021年10月13日閲覧
  4. 秋季高校野球:県大会 ウェルネスVS佐久長聖、きょう決勝 ともに北信越大会へ /長野」『毎日新聞』2017年10月1日。2021年10月13日閲覧
  5. 新戦力2019―内野手・赤羽由紘 来た球、フルスイング」『信濃毎日新聞』2019年3月27日。2021年9月19日閲覧
  6. 【長野】日本ウェルネス3回戦へ 初の3年生・赤羽が躍動、5の4、3得点」『スポーツニッポン』2018年7月12日。2021年9月19日閲覧
  7. ヤクルト育成2位・ウェルネス出身の赤羽選手を激励」『朝日新聞』2020年11月26日。2021年9月19日閲覧
  8. 日本ウェルネス筑北、快進撃の裏に「ボランティア」」『日刊スポーツ』2018年7月19日。2021年9月19日閲覧
  9. ヤクルト・赤羽選手とロッテ・速水選手 母校のウェルネス高で後輩激励」『市民タイムス』2022年12月5日。2023年1月24日閲覧
  10. 四国アイランドリーグplus 指名選手一覧 (PDF)」四国アイランドリーグplusニュースリリース、2018年11月22日。2021年9月20日閲覧
  11. 2019年全野手成績」ベースボール・チャレンジ・リーグ。2021年10月15日閲覧
  12. 2020年全野手成績」ベースボール・チャレンジ・リーグ。2021年10月15日閲覧
  13. 【ドラフト】ヤクルトがBC信濃から育成で2選手指名 赤羽由紘は練習試合で奥川撃ち」『スポーツ報知』2020年10月26日。2021年9月19日閲覧
  14. サトウ食品 presents 2020年度 ベストナイン・最優秀審判員決定のお知らせ」ルートインBCリーグ、2020年11月2日。2021年10月15日閲覧
  15. ヤクルトが育成4選手と契約 1位下は背番号019」『日刊スポーツ』2020年11月30日。2021年10月13日閲覧
  16. ヤクルト育成2位赤羽プロ1号 2軍戦で巨人野上からバックスクリーン右へ」『日刊スポーツ』2021年4月15日。2021年10月13日閲覧
  17. 推薦選手一覧(イースタン・リーグ選抜) | プロ野球フレッシュオールスターゲーム2021」日本野球機構、2021年6月7日。2021年9月20日閲覧
  18. 出場者」日本野球機構(プロ野球フレッシュオールスターゲーム2021、2021年7月13日。2021年9月20日閲覧
  19. 『プロ野球カラー名鑑 2022』ベースボール・マガジン社、28頁。
  20. 2021年度 東京ヤクルトスワローズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年10月13日閲覧
  21. 古川真弥「【フレッシュ球宴】代替出場ヤクルト赤羽由紘「初めてです」自身も初、史上初サヨナラ弾でMVP」『日刊スポーツ』2022年7月23日。2022年8月6日閲覧
  22. 【ヤクルト】武岡龍世コロナ陽性 濃厚接触疑いのチーム関係者なし 22日はベンチ入りせず」『日刊スポーツ』2022年7月23日。2022年7月29日閲覧
  23. 【フレッシュ球宴】ヤクルト武岡龍世、丸山和郁、オリックス椋木蓮ら辞退/出場選手変更一覧」『日刊スポーツ』2022年7月21日。2022年7月29日閲覧
  24. 【フレッシュ球宴】MVPは劇的サヨナラ弾のヤクルト赤羽由紘 ド派手な1発で賞金100万円」『日刊スポーツ』2022年7月23日。2022年7月29日閲覧
  25. 赤羽由紘選手の支配下選手契約について」東京ヤクルトスワローズ、2022年7月29日。2022年7月29日閲覧
  26. ヤクルト赤羽由紘 支配下「1軍で活躍が恩返し」」『Sponichi Annex』2022年7月29日。2022年7月29日閲覧
  27. “持ってる男”ヤクルト・赤羽 “繰り上げ招集”で侍1号 フレッシュ球宴ではサヨナラ3ランでMVP」『Sponichi Annex』2022年8月1日。2022年8月2日閲覧
  28. 【プロアマ】ヤクルト赤羽由紘“1号”「1軍イメージ」支配下昇格も育成時代の背番号「023」姿」『日刊スポーツ』2022年8月1日。2022年8月2日閲覧
  29. ヤクルト・村上宗隆を特例2022で登録抹消 連続出場は503試合で止まる」『デイリースポーツ online』2022年8月6日。2022年8月6日閲覧
  30. 【ヤクルト】村上の代替指名で1軍初昇格 赤羽由紘が「7番・三塁」デビュー」『中日スポーツ』2022年8月6日。2022年8月6日閲覧
  31. 【アクシデント】巨人直江大輔が危険球退場 直球が赤羽頭部に直撃 赤羽と直江は同学年で同郷」『日刊スポーツ』2022年8月6日。2022年8月6日閲覧
  32. 【ヤクルト】赤羽由紘が村上の代替指名で1軍デビュー プロ初安打はお預けも「ワクワクする気持ち」」『スポーツ報知』2022年8月6日。2022年8月7日閲覧
  33. 首位ヤクルト 坂口智隆ら4選手を登録抹消 1軍初出場の赤羽由紘も」『日テレNEWS』2022年8月8日。2022年8月8日閲覧
  34. 別府勉「「1球1打席で人生が変わる」ヤクルト・赤羽由紘、スタートラインとその先【夢追うツバメたち】」『BASEBALL KING』2022年8月19日。2022年9月21日閲覧
  35. ヤクルト・村上宗隆を特例2022で登録抹消 連続出場は503試合で止まる」『日テレNEWS』2022年9月13日。2022年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月21日閲覧
  36. 【ヤクルト】赤羽由紘の背番号を「71」から「00」に変更 今季まで奥村展征の番号」『スポーツ報知』報知新聞社、2023年11月14日。2024年4月20日閲覧
  37. ヤクルト・赤羽がプロ初本塁打「率直にうれしい」」『サンケイスポーツ』産経新聞社、2023年9月3日。2024年4月20日閲覧
  38. 3年目・赤羽由紘が9回にプロ初アーチ「率直にうれしい」 阪神・伊藤将の完封を阻止【ヤクルト】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2023年9月3日。2024年4月20日閲覧
  39. プロ野球カラー名鑑』ベースボール・マガジン社、2022年2月17日、28頁。ISBN 978-4-583-62699-4。OCLC 1307028230https://www.worldcat.org/oclc/1307028230
  40. 赤羽選手に指名あいさつ ウェルネス高出、ヤクルト育成2位」『市民タイムズ』2020年10月31日。2021年9月20日閲覧
  41. 【ヤクルト】ドラ1の木沢尚文がファンに呼びかけ「ナオ君、ナオちゃんと呼んで」」『スポーツ報知』2020年12月1日。2022年3月5日閲覧
  42. ヤクルト育成出身4年目の赤羽由紘がプロ初盗塁 代走で初球スチール成功のあと同点のホームイン」『サンケイスポーツ』産経新聞社、2024年3月30日。2024年4月20日閲覧

関連項目

外部リンク

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