黄川田仁志

黄川田 仁志(きかわだ ひとし、1970年10月13日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(4期)。

黄川田 仁志
きかわだ ひとし
内閣府副大臣就任に際し公開された公式肖像写真
生年月日 (1970-10-13) 1970年10月13日(53歳)
出生地 日本の旗 東京都世田谷区
出身校 東京理科大学理工学部土木工学科卒業
メリーランド州立大学大学院
沿岸海洋環境科学プログラム
大阪大学大学院
工学研究科土木工学専攻
所属政党 自由民主党谷垣G菅G→菅G)
公式サイト 黄川田仁志オフィシャルサイト

選挙区 埼玉3区
当選回数 4回
在任期間 2012年12月16日 - 現職

衆議院外務委員長内閣府副大臣外務大臣政務官を歴任。

経歴

東京都世田谷区生まれ(現住所は埼玉県越谷市東町4丁目[1])。横浜市立西本郷小学校、横浜市立西本郷中学校神奈川県立柏陽高等学校を経て[2]1994年東京理科大学理工学部土木工学科卒業[3]1995年メリーランド州立大学大学院沿岸海洋環境科学プログラムに入学し、修士課程修了。1999年大阪大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程に入学し、単位取得退学[2]

2002年、東和科学株式会社入社。2004年、財団法人環日本海環境協力センターに出向[2]。同年、大前研一が主催する一新塾に入塾[4][5]。同期に武広勇平佐賀県上峰町長)がいる。2006年松下政経塾入塾[2]2009年、第27期生として卒塾。

2011年1月、公募により自民党埼玉県第三選挙区支部長に就任。引退した今井宏の地盤を引き継いだ[6]。同年4月、西武文理大学非常勤講師に就任。「環境と地球」を担当[7]

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙埼玉3区に出馬し、民主党前職の細川律夫を破って初当選。2014年12月14日第47回衆議院議員総選挙で埼玉3区に出馬し、再び細川を下して再選。2015年10月9日外務大臣政務官北米中南米担当[8])就任。

週刊ダイヤモンド2015年7月11日号「【特集2】世界の海底資源を牛耳るのは誰だ?」において、「海洋開発の研究者出身の衆議院議員」として海洋資源開発についてのコメントが掲載される。

2016年8月5日、外務大臣政務官を退任[9]

2017年10月22日第48回衆議院議員総選挙で3選。

2021年10月6日第1次岸田内閣内閣府副大臣金融に関する事務、沖縄及び北方対策に関する事務、経済財政政策税制調査会公益社団法人及び公益財団法人に関する事務の担当、経済再生新しい資本主義全世代型社会保障改革TPPに関する総合調整、日EUEPA及びTAGの国内対策に関する総合調整、新型インフルエンザ等対策特別措置法新型コロナウイルス感染症対策、健康危機管理について、それぞれ担当する大臣の補佐)に就任[10]

2021年10月31日第49回衆議院議員総選挙において4選[11]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答[12][13]
  • 改正すべき項目として「自衛隊の保持を明記する」「集団的自衛権の保持を明記する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」「憲法改正の発議要件を各院の過半数にする」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張[14]
  • 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成[15]

ジェンダー

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2014年、2017年のアンケートでは「反対」と回答[16][12]。2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[13]
  • 2021年1月30日、黄川田ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送した。地方議員や市民団体は、地方議会の独立性を脅かす行為だとして黄川田らを批判した[17][18][19][20][21]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[13]。2021年のNHKのアンケートでは回答しなかった[22]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[13]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[22]

消費税増税

  • 2012年の公開アンケートにおいて、消費税2014年4月に8%、2015年10月に10%まで引き上げる法律が成立したことについて「引き上げは必要だが、時期は先送りすべきだ」と回答している[15]
  • 2014年の公開アンケートにおいて、「2017年4月に消費税率を10%に引き上げるべきだ」と回答している[23]
  • 2017年の公開アンケートにおいて、消費税2019年10月に10%に引き上げることについて「賛成」と回答している[24]
  • 「消費税減税」「国債を財源とした社会保障と公共事業の拡充」を主張する日本の未来を考える勉強会の副幹事長を務めている[25]
  • 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』に賛同している[26]

TPP問題

  • 2012年の衆院選に立候補した時点では、日本の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に反対していた[15]
  • 2016年10月14日に開催された第192回国会「環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号」(TPP特別委員会)において、「世界のGDPの四割、そして人口八億人の巨大な市場が創出し、そこに日本の企業が打って出ることができるということ」、「大企業のみならず、中小企業にもメリットがあり、共通のルールのもと、中小企業においても海外に出て企業活動ができるということで、中小、大企業、広く日本の経済にメリットがある」との認識を示した上で、石原伸晃国務大臣に対して日本の国民皆保険制度が将来的に守られるか否かを質疑した。石原は、TPPの第二十七章「運用及び制度に関する規定」において公的保険の部分がいわゆる適用除外であり、社会保険等の社会事業サービス等については附帯書で留保しているので変える必要はないと答弁した[27]

その他

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、「賛成」と回答[13]
  • 日本の核武装について今後の国際情勢によっては検討すべきとしている[15]
  • 被選挙権を得られる年齢の引き下げについてはどちらかといえば反対[28]
  • 女性宮家の創設に反対[15]
  • 外国人労働者の受け入れを進めるべきかどうかについてはどちらとも言えないと回答[28]
  • 首相の靖国参拝についてどちらかといえば賛成[28]

人物

旧統一教会との関係

ジャーナリスト鈴木エイトが作成した「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」によれば、旧統一教会関連団体との関係について、2018年に教団系列企業のイベント「緊急特別講演会2018」に祝電を打っていた[29]

所属団体・議員連盟

脚注

  1. 政治資金収支報告書 自由民主党埼玉県支部連合会(令和4年分定期公表)”. 埼玉県選挙管理委員会 (2023年11月29日). 2023年12月19日閲覧。
  2. 黄川田仁志オフィシャルサイト プロフィール
  3. J-NSC新支部長インタビュー埼玉3区黄川田仁志支部長①.mp4
  4. 一新塾
  5. 衆議院議員総選挙に5名の一新塾出身者が当選いたしました
  6. 【埼玉衆院選】黄川田氏、元厚労相の細川氏破る/3区
  7. 「環境と地球」を教えます
  8. きかわだステーション 第67号 - 2019年1月
  9. きかわだステーション 第47号 - 2016年9月
  10. Facebook 2021年10月7日の投稿
  11. 黄川田仁志”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2019参議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  12. 黄川田仁志”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  13. 憲法改正 改正すべき項目”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  14. “2012衆院選 埼玉3区 黄川田仁志”. 毎日新聞 (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A11003004004 2020年11月30日閲覧。
  15. “朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社). http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/asahitodai/ 2020年11月30日閲覧。
  16. 【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年2月25日). 2021年2月25日閲覧。
  17. “全国40議長に別姓反対文書 自民・丸川氏、高市氏ら閣僚経験者も連名”. 東京新聞. (2021年2月25日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88139 2021年3月2日閲覧。
  18. 飯田樹与 (2021年2月25日). “夫婦別姓反対を求める丸川担当相らの文書 「地方の意思決定を無視、失礼だ」埼玉県議長が不快感”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/88152 2021年3月2日閲覧。
  19. “丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体”. 東京新聞. (2021年2月27日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88547 2021年3月2日閲覧。
  20. 奥野斐 (2021年4月1日). “選択的夫婦別姓 自民議員が反対派に思うこと「理解不足と差別思想を感じた」”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/94526 2021年4月7日閲覧。
  21. 埼玉3区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  22. “2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社). https://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/carta/A00001MM0.htm 2020年11月30日閲覧。
  23. “第48回衆院選 自民 埼玉3区 黄川田仁志”. 毎日新聞 (毎日新聞社). https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A11003004004 2020年11月30日閲覧。
  24. 会員一覧”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月18日閲覧。
  25. 賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月17日閲覧。
  26. 第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号(平成28年10月14日(金曜日)) | 衆議院 - 2016年10月14日
  27. “2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)”. 朝日新聞 (朝日新聞社). https://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=00001MM0 2020年11月30日閲覧。
  28. 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。ISBN 978-4093801232 p307~318
  29. “2020年12月号_2面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2020年11月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2020/11/2020%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7_2%E9%9D%A2.pdf 2020年11月30日閲覧。
  30. 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  31. ボーイスカウト振興国会議員連盟会員名簿”. 2021年1月21日閲覧。

外部リンク

公職
先代
赤沢亮正
三ッ林裕巳
丹羽秀樹
長坂康正
江島潔
堀内詔子
中山泰秀
渡辺猛之
日本の旗 内閣府副大臣
小林史明
大野敬太郎
赤池誠章
池田佳隆
山本博司
細田健一
石井正弘
渡辺猛之
務台俊介
鬼木誠と共同

2021年 - 2022年
次代
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藤丸敏
星野剛士
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伊佐進一
中谷真一
太田房江
石井浩郎
小林茂樹
井野俊郎
先代
薗浦健太郎
中根一幸
宇都隆史
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濱地雅一
山田美樹と共同

2014年 - 2015年
次代
小田原潔
武井俊輔
滝沢求
議会
先代
城内実
日本の旗 衆議院外務委員長
2022年 - 2023年
次代
勝俣孝明
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