オオバゲッキツ
オオバゲッキツ(大葉月橘)、またはナンヨウザンショウ(南洋山椒)(学名 Murraya koenigii、シノニムChalcas koenigii)は、ミカン科の木本。インド原産。別名、カレーノキ(カレーの木、curry tree)といい、その葉はカレーリーフ(curry leaf)と呼ばれ、香辛料として用いられる。
| オオバゲッキツ(クロンキスト体系) | |||||||||||||||||||||
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オオバゲッキツ | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Murraya koenigii (L.) Sprengel | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ナンヨウザンショウ, オオバゲッキツ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Curry Tree |



名称
南洋山椒という和名には山椒の名が附されているが、サンショウ属ではなく、ゲッキツ属に属する別種である。
種小名の「koenigii」は、植物学者ヨハン・ゲルハルト・ケーニヒ(Johann Gerhard König)にちなむ。
タミル語でカリヴェンプ(கறிவேம்பு)、シンハラ語でカラピンチャ(කරපිංචා)、カンナダ語でカリヴェブ(ಕರಿಬೇವು)、テルグ語でカリパク(కరివేపాకు)、パンジャーブ語でガンドラ、ヒンディー語でキトニムなど(करीपत्ता, मीथ णीम, मीथ नीम पत्ता)、マレーシア語でポコッカリ(Pokok Kari)、インドネシア語でサラムコジャ(Salam koja)という。
利用
葉にはマイルドな柑橘系の芳香があり、傷つけたり刻んだりすると、ムスク系のフローラルな香がほとばしる。カレーの名で呼ばれるが、いわゆる「カレー粉」とはやや異なる香りを持つ。風味は穏やかなため、かなり多めに使用しても支障がない。インド(特に南インド)やスリランカで料理の香り付けとして用いられる他、タミル・ナードゥ州などの南インドからの移民が多いマレーシアでも、南インド系の料理に用いられる。葉は乾燥させると香りが弱まるため、普通は生のまま、小葉を他の香辛料や小粒の豆類と油で炒めて用いる他、サンバールやラッサムの味付けに用いる香辛料粉末にも配合する。
花は香油に用いられる。
脚注
- 熱帯植物研究会編、『熱帯植物要覧』p237、1984年、養賢堂、東京
- スチュアート・ファラモンド著、辻静雄料理研究所監修、『スパイスの科学大図鑑』p177、株式会社誠文堂新光社、東京
