スイートシスリー

スイートシスリー (Myrrhis odorata) は、セリ科多年生草本でハーブの一種。スイートチャービル、グレートチャービル、ガーデンミルラなどの別名がある。この1種でMyrrhis属を作る。

スイートシスリー
Myrrhis odorata
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: Myrrhis [1]
: スイートシスリー M. odorata [1]
学名
Myrrhis odorata
(L.) Scop. (1771) [1]
英名
sweet cicely[2][3]
garden myrrh [3]
myrrh [3]
sweet chervil [3]

特色

葉は灰緑色でシダ状に細かく分かれ、柔らかい。草の丈は60から90cm。夏に白い花を咲かせる。花序は散形。種子の長さは35mmほど。1年経過すると種子は繁殖能力を失う。アニスの芳香を漂わせ、噛むとアニスシードのような甘い味を出す。

分布

ヨーロッパ全域。原産地は主にアルプス山脈ピレネー山脈バルカン半島西部。森林地帯の川縁に自生。民家の庭にも生える。日陰と湿った土を好む。

用途

現代のキッチンではあまり使われることがなく、薬草栽培家や料理人以外には忘れられがちなハーブと言われる。シダ状の葉は刻んでレタスの上にまぶしたり、装飾に使用する。茎はカクテルマドラーの代用品として使われる。白い根はスライスしてスープに添えられ、白い花はケーキやサラダの装飾品となる。

チャールズ・ブライアントの著書『食用植物の歴史』では、用途はチャービルと殆ど同じで、胃を暖める効能を持ち、レタスなどの生野菜と併せて料理すると美味だと紹介されている。

ギャラリー

脚注および参考文献

  1. "'Myrrhis odorata (L.) Scop.". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 1700940. 2012年8月16日閲覧
  2. "Myrrhis odorata". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語). 2012年8月16日閲覧
  3. "Myrrhis odorata (L.) Scop". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2012年8月16日閲覧
  • バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント(編)『世界の食用植物文化図鑑』山本紀夫(訳)、柊風舎、2010年1月、262頁頁。ISBN 978-4903530352。

外部リンク

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