全国高等学校野球選手権秋田大会

全国高等学校野球選手権秋田大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんあきたたいかい)は、秋田県で開催されている全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の地方大会。

全国高等学校野球選手権秋田大会
秋田県立野球場
競技 野球
大会形式 トーナメント
主催 秋田県高等学校野球連盟
朝日新聞社
会場 秋田県立野球場
秋田市八橋運動公園硬式野球場
横手市赤坂総合公園野球場
能代球場
開催期間 7月
参加数 40校
前回優勝 ノースアジア大明桜(2023年)
公式サイト
秋田県高等学校野球連盟

使用球場

先代の県立球場、現在は秋田大学野球部のグラウンドとなっている同大学手形キャンパス内の先々代県立球場(2次予選が存在した時代)も会場だった。47都道府県・49代表制になってから秋田大会は全県4会場での開催が定着している。最近は原則1・2回戦のみ4会場開催で3回戦からはこまちスタジアムのみで試合を行う。

2000年代前半までは秋田市内2会場以外は秋田からのアクセスが良い本荘市(現・由利本荘市)の水林球場と八郎潟町の弁天球場を使用していたが、秋田自動車道の延伸や2007年の国民体育大会秋田開催に向けた会場整備でより遠い街の会場の使用が可能となり、現在の向浜(こまちスタジアム)・八橋・横手・能代の4会場での開催となった。秋田市内の会場が他のイベントや施設改修で使用できない場合は、大仙市協和のサン・スポーツランド協和野球場を使用することが多い。向浜がこまちスタジアムへ改築中の84回大会、会期中にプロ野球フレッシュオールスターゲームがこまちスタジアムで開催された95回大会は協和での試合があった(95回大会はこまちで開催予定の試合の雨天順延分)。103回大会はグリーンスタジアムよこての外野の芝の生育が思わしくなかったためよこてに代わって大曲球場が会場に起用された。

大会結果(1県1代表後)

年度(大会)校数優勝校決勝スコア準優勝校備考全国大会
1978年(第60回大会)45能代3 - 2本荘 1回戦敗退
1979年(第61回大会)46秋田商10 - 0大館商 2回戦敗退
1980年(第62回大会)48秋田商2x - 1能代延長11回3回戦敗退
1981年(第63回大会)49秋田経大付2 - 1金足農3回戦敗退
1982年(第64回大会)49秋田経大付10 - 7秋田商 2回戦敗退
1983年(第65回大会)49秋田3 - 0金足農2回戦敗退
1984年(第66回大会)49金足農6 - 5能代準決勝敗退
1985年(第67回大会)51能代商6 - 0秋田1回戦敗退
1986年(第68回大会)50秋田工2 - 1秋田南3回戦敗退
1987年(第69回大会)50秋田経法大付7 - 1角館 2回戦敗退
1988年(第70回大会)49本荘5 - 3能代商1回戦敗退
1989年(第71回大会)49秋田経法大付10 - 4秋田 準決勝敗退
1990年(第72回大会)51秋田経法大付2 - 1秋田中央 3回戦敗退
1991年(第73回大会)51秋田7 - 3秋田経法大付 3回戦敗退
1992年(第74回大会)51能代6 - 5金足農2回戦敗退
1993年(第75回大会)51秋田経法大付4 - 3金足農延長11回1回戦敗退
1994年(第76回大会)51秋田10 - 6秋田商2回戦敗退
1995年(第77回大会)51金足農13 - 9秋田延長10回 準々決勝敗退
1996年(第78回大会)51秋田経法大付4 - 0金足農2回戦敗退
1997年(第79回大会)51秋田商17 - 2金足農2回戦敗退
1998年(第80回大会)51金足農17 - 16秋田商2回戦敗退
1999年(第81回大会)51秋田3 - 1鷹巣1回戦敗退
2000年(第82回大会)51秋田商13 - 2秋田経法大付 1回戦敗退
2001年(第83回大会)52金足農8 - 2秋田経法大付 1回戦敗退
2002年(第84回大会)52秋田商21 - 4秋田南2回戦敗退
2003年(第85回大会)52秋田11 - 1湯沢2回戦敗退
2004年(第86回大会)52秋田商3 - 1本荘2回戦敗退
2005年(第87回大会)51秋田商9x - 8金足農1回戦敗退
2006年(第88回大会)51本荘2x - 1秋田中央1回戦敗退
2007年(第89回大会)52金足農6 - 0秋田1回戦敗退
2008年(第90回大会)53本荘10 - 5大館鳳鳴1回戦敗退
2009年(第91回大会)52明桜3 - 0本荘2回戦敗退
2010年(第92回大会)52能代商5 - 4秋田商2回戦敗退
2011年(第93回大会)50能代商6 - 3秋田中央3回戦敗退
2012年(第94回大会)50秋田商4x - 3能代商3回戦敗退
2013年(第95回大会)50秋田商4x - 3角館延長15回2回戦敗退
2014年(第96回大会)50角館3 - 1能代松陽2回戦敗退
2015年(第97回大会)49秋田商4 - 0秋田南準々決勝敗退
2016年(第98回大会)47大曲工8 - 7角館1回戦敗退
2017年(第99回大会)47明桜5 - 1金足農2回戦敗退
2018年(第100回大会)44金足農2 - 0明桜準優勝
2019年(第101回大会)44秋田中央5x - 4明桜延長11回1回戦敗退
2020年(独自大会)44ノースアジア大明桜7 - 2能代松陽-
2021年(第103回大会)41ノースアジア大明桜6 - 0秋田南2回戦敗退
2022年(第104回大会)39能代松陽6 - 3秋田南1回戦敗退
2023年(第105回大会)40ノースアジア大明桜5 - 2秋田商2回戦敗退
  • 校数は複数校で構成される連合チームを1校とする

選手権大会成績

エピソード

  • た秋田県勢の夏の甲子園初出場校は、1985年・第67回大会の能代商以降、2014年・第96回大会の角館まで29年間も出ていなかった。これはトータルでは2番目の記録である(最長記録は、かつて奈良県勢の1968年・第50回大会(智弁学園)から2012年・第94回大会まで初出場校が44年間も出なかったが、2013年・第95回大会で桜井が春夏通じて甲子園初出場を果たした為、奈良代表の初出場校無しは45年ぶりにストップ)。さらに秋田代表が一県一代表制になって以降、3年連続以上で出場した学校も存在しない。
  • 秋田代表は秋田が2次予選が存在した時代に3度のベスト4(1915・1934・1965年)と活躍、その後も66回大会で金足農・71回大会で秋田経法大付がベスト4に勝ち残るなど、東北の中でも日本一が近い地域と評されていた。しかし1997年・第79回大会1回戦で石川雅規(→青山学院大~ヤクルト)を擁し勝ち上がった秋田商が浜田(島根)に勝利したのを最後に、翌1998年・第80回大会で金足農がこの年ベスト4の明徳義塾に敗れる。選抜大会では秋田商の2度のベスト8(2004・2006年)があったものの選手権では勝てず、2010年・第92回大会まで13年連続で初戦敗退していた。なお「初戦13連敗」は、秋田代表の2県1代表時代の2次予選の対戦相手だった青森・山形代表と同数のワーストタイ記録で、47都道府県・49代表制になった61回大会以後だけの毎年県代表が出場して生まれた記録では最長である。ただし、秋田県代表を初戦で倒した学校のベスト8以上進出率は「暗黒時代」以外でもかなり高く、そのまま決勝まで行ったパターンも多いため籤運のわるさも影響していたと思われる。とりわけ東西対決時代にはそれが如実であり、とりわけ四国地区の学校には合口がかなり悪い。東西対決廃止後は東北と当たる確率が上がったが同志対決でも合口が悪い。これは秋田県の野球文化が部活動式軟式野球[1]に特化されすぎることでリトル・シニアが構築されてきた東北の他県に比べ硬式のなじみが悪いことなども挙げられ、近年ではセンバツの自力(21世紀枠などの特別)出場も厳しくなりつつある。
  • 秋田高野連は92回大会終了後「5年で全国ベスト4」をテーマに高校野球に関する強化・調査研究事業をスタート。その直後の2011年・第93回大会1回戦で、能代商が神村学園(鹿児島)に勝利して、秋田代表の初戦連敗記録をストップ、夏の甲子園14年ぶりの初戦突破を果たした。その後2015年・97回大会では秋田商がチーム史上初の夏2勝を挙げ(2回戦から登場)県勢20年ぶりの準々決勝進出、さらに2018年・100回大会では金足農が準優勝。県勢103年ぶりの決勝進出は社会現象にもなった。詳しくは金農旋風を参照。この施策は長らく1969年・51回大会の横手が唯一だった県内陸部からの代表校を2度出すなど(96回大会の角館、98回大会の大曲工)全国の舞台が遠かった秋田市内以外のチームのレベルアップにも貢献した。なお大曲工は夏初出場の前年・第87回選抜高校野球に出場し甲子園初登場で初勝利も挙げている。

放送体制

テレビ

ラジオ

  • NHK秋田放送局(準決勝・決勝、2016年まで3回戦から中継、2017年は準々決勝から中継、2021年は中継無し)
  • TMO大曲(2019年 - 、2・3回戦の4試合)[4]

以前は決勝戦のみABSラジオでも2010年ごろまで放送しており、テレビで直前情報番組も放送していた。またエフエム秋田 (TOKYO FM系列) でも2000年代前半まで高校野球情報番組を編成していた。

脚注

  1. 地元報道機関の影響で中学校の軟式総体の権威もかなり高い地域である。
  2. 2021年はテレビを中継行わず(AABホームページでの映像配信は実施)、2022年から中継が復活した。
  3. 高校野球中継の後の遅れネットになる年もある。「DAIGOも台所」は高校野球中継の後に遅れネット。番組は2022年現在。
  4. 【高校野球中継】スケジュール変更のお知らせ FMはなび 2019年7月12日

関連項目

外部リンク

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