1995年の近鉄バファローズ

1995年の近鉄バファローズ(1995ねんのきんてつバファローズ)では、1995年の近鉄バファローズにおける動向をまとめる。

1995年の近鉄バファローズ
成績
パシフィック・リーグ6位
49勝78敗3分 勝率.386[1]
本拠地
都市 大阪府藤井寺市
球場 藤井寺球場
球団組織
オーナー 上山善紀
経営母体 近畿日本鉄道
監督 鈴木啓示(8月8日まで)
水谷実雄(8月9日から代行)
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この年の近鉄バファローズは、鈴木啓示監督の3年目のシーズンである。この年のキャンプ中に野茂英雄がロサンゼルス・ドジャースに移籍した。

概要

オフに球団や監督との確執が深刻化していた野茂英雄がアメリカに渡り、さらに開幕前にはもう一人の不満分子・吉井理人もトレードでチームを去り投手陣が弱体化、10勝に到達したのは先発2番手としてチームを支えた山崎慎太郎と中継ぎの佐野重樹の2人だけ、吉井とのトレードでヤクルトから入団した西村龍次は5勝にとどまり、チーム防御率は3.97のリーグ5位。一方で前年の快進撃を支えた「いてまえ打線」は、前年の打点王・石井浩郎が5月18日に亀裂骨折した右かかとの激痛に苦しむも、掛布雅之の持つ「4番打者の連続先発出場記録」を更新するため試合出場を強行、6月には1打席だけ打席に立ち交代するという異常事態が続き、記録を更新した6月8日の試合を最後に戦列離脱。また2年連続本塁打王のラルフ・ブライアントも、3日後の試合を最後に怪我で戦列を離れそのまま退団。こうして2枚看板を失った打線も崩壊し、チーム打率と得点数はリーグ最下位と低迷、チーム本塁打も前年の169本から105本へと大きく減少した。もはや戦える戦力ではなくなったチームは7月中旬に5連敗で最下位転落、さらに8月に7連敗を喫する。8月8日夜、鈴木監督は遠征先を訪ねてきた球団社長に「これ以上、あなたの顔に泥を塗れない」と解任通告を受け、退任会見もせずひっそりグラウンドを去った[2]。代わった水谷実雄監督代行もチームを立て直すことは出来ず、8月26日には満員の藤井寺球場でオリックス佐藤義則にノーヒットノーランを喫する屈辱を味わった。この年は前年Bクラスから2位浮上のロッテに20ゲーム、4位日本ハムに10ゲームもつけられ、1973年以来となる勝率3割台[3]、チームは8年ぶりの最下位でシーズンを終えた。三塁に定着した中村紀洋が初の規定打席に到達し20本塁打、後半は石井の代わりに四番を務めた[3]

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 大石大二郎
2 水口栄二
3 ブライアント
4 石井浩郎
5 スチーブンス
6 鈴木貴久
7 中村紀洋
8 古久保健二
9 村上嵩幸
投手 山崎慎太郎
1995年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 西武-- 西武-- オリックス-- オリックス-- オリックス-- オリックス--
2位 ダイエー1.0オリックス2.0西武4.5西武8.5ロッテ14.0ロッテ12.0
3位 オリックス3.5ダイエー4.0ロッテ12.5ロッテ10.5西武14.5西武12.5
4位 日本ハム4.0ロッテ6.5ダイエー13.5日本ハム15.5日本ハム17.5日本ハム22.0
5位 近鉄6.0近鉄7.0近鉄14.5ダイエー17.5ダイエー22.0ダイエー26.5
6位 ロッテ6.5日本ハム7.5日本ハム16.0近鉄20.0近鉄31.0近鉄32.0

[4]

1995年パシフィック・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位オリックス・ブルーウェーブ82471 .636優勝
2位千葉ロッテマリーンズ69583 .54312.0
3位西武ライオンズ67576 .54012.5
4位日本ハムファイターズ59683 .46522.0
5位福岡ダイエーホークス54724 .42926.5
6位近鉄バファローズ49783 .38632.0

[1]

オールスターゲーム1995

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ鈴木啓示
捕手古久保健二
内野手中村紀洋

この年の近鉄は、監督推薦による選出のみであった。

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
/山崎慎太郎272791110120798183.2186147641208090773.771.43
/小池秀郎2220300480551130.012616511997055513.531.36
/西村龍次2220400590498113.21159603453066594.671.54
/酒井弘樹32910045139192.27712423937048434.181.28
/パウエル23920027335783.18411333540040343.671.40
/佐野重樹440000104633679.27712271550036313.501.31
/高村祐101031054030675.1644235693023161.911.16
/香田勲男201210025030769.2845253391042384.911.57
/池上誠一31000016028263.2557411517033304.241.51
/赤堀元之281000181323352.0568210497030193.291.48
/入来智23400003022550.2617143430030305.331.48
/江坂政明11821025019246.0539120281027265.091.41
/品田操士13900020017838.0467230295028266.161.82
/清川栄治39000011013133.2205121280011112.940.95
/松谷竜二郎1300000008418.22331211220773.381.88
/柴田佳主也700000005614.213260700553.071.30
/中川隆治31000010286.29110300556.751.50
/木下文信30000000153.02040110113.002.00

打撃成績

  • 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
/中村紀洋129528470621071912018864013151139212.228.307.400.707
/スチーブンス1295274765411729123217700004464112913.246.311.456.767
/鈴木貴久123481423351071201616750105245166911.253.332.395.727
/水口栄二10740436531985121112662533011497.268.323.304.627
/内匠政博10935431039861142111171241013201490.277.346.358.704
/大石大二郎1023543034373131410021116923822525.241.328.330.658
/古久保健二113340299185717138535212011901894.191.241.284.525
/大島公一1053222712952620622011624043414.192.301.229.529
/村上嵩幸105315284256710581113273532003714.236.290.391.681
/大村直之1103092823776743100191510522000562.270.316.355.670
/ブライアント4820818626369010752200021802770.194.269.403.672
/石井浩郎471781522042706671710022321225.276.371.441.812
/藤立次郎60142125112941241701321200303.232.295.328.623
/光山英和6211510552150232110141500400.200.234.305.539
/吉田剛51918113173032976130700222.210.273.358.631
/松久保新吾285549493111771000600182.184.273.347.620
/中村良二1324210100010003000070.048.048.048.095
/野林大氣1922200310041001010060.150.190.200.390
/嶋田章弘1617140000000000030010.000.176.000.176
/的山哲也1516150210030001000070.133.133.200.333
/中根仁413102310040210030020.300.462.400.862
/畑山俊二910100100010000000050.100.100.100.200
/柳田昌夫12993100012000000020.111.111.111.222
/安達俊也6990100010000000050.111.111.111.222
/平江巌1110000000000000010.000.000.000.000

選手・スタッフ

[5]

表彰選手

リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選出なし
ゴールデングラブ賞
選出なし

ドラフト

順位選手名守備所属結果
1位 福留孝介内野手PL学園高拒否・日本生命入社
2位 岡本晃投手関西大学入団
3位 武藤孝司内野手創価大学入団
4位 倉本慎也捕手広島経済大学入団
5位 平下晃司外野手日南学園高入団

出典

  1. 年度別成績 1995年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年6月4日閲覧。
  2. 「草魂」300勝投手の栄光が生んだ監督としての挫折…1995年1月「あれから」<33> 讀賣新聞、2023年3月13日
  3. 『近鉄バファローズ球団史 1950‐2004』ベースボール・マガジン社〈M.M.BOOK〉、2012年、76-77頁、ISBN 9784583618692
  4. 週刊ベースボール』 1995年12月18日号、ベースボール・マガジン社、98頁。
  5. オリックス・バファローズ Legend Of Bs2013 Miracle!夢が叶ったあの時”. オリックス・バファローズ. 2015年6月4日閲覧。
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