エストリル・サーキット

シルクイート・ド・エストリル: Circuito do Estoril, エストリル・サーキット)はポルトガルエストリルにあるサーキット。かつては四輪のF1ポルトガルGPや二輪のWGPポルトガルGPが行われていた。

Circuito do Estoril
所在地ポルトガルエストリル
標準時GMT
オープン1972年6月17日
主なイベントF1, MotoGP, A1GP, WTCC, スーパーリーグ・フォーミュラ
Route of the Autódromo do Estoril
コース長4.182 km (2.599 mi)
コーナー数13
レコードタイム1:14.859 (デイモン・ヒル, ウィリアムズルノー, 1993年)

概要

1972年に完成した後は、F2レースなどが行われてきたが、1984年よりF1が開催されることとなり、以後1996年まで13年連続で開催された。その間には温暖な気候もあり、シーズンオフなどにF1マシンのテストコースとしても利用されてきた。

しかし全体的にランオフエリアが狭い上、ホームストレートも非常に狭く、ピットの入り口が急カーブになっている事から大きい事故が多発した。1990年にはアレックス・カフィの事故により10周を残して赤旗終了。1992年にはピットロードに入るために急減速したゲルハルト・ベルガーリカルド・パトレーゼが追突。パトレーゼのマシンがあわやホームストレート上の看板に激突しかける大事故となった。1995年にはスタート直後に片山右京のマシンが宙を舞い、狭いホームストレートをマシンが転がり回る事故が発生するなど、重大事故が多く発生した。1994年以降のサーキットの安全基準強化の流れもあり、1997年に主にコースの整備や安全面等に問題があるとの理由でF1カレンダーから外れることとなった。

2000年にコースの一部が改修され、全長が現在の4.16kmになった(それ以前の全長は4.36kmだった)。

ロードレース世界選手権(MotoGP)は2000年から2012年までポルトガルGPが開催された。

2020年にF1とMotoGPのポルトガルGPが復活したが、いずれも開催地はポルティマオに変わった。

レイアウト

ホームストレートの長さは986m。ストレートエンドの1コーナーと2コーナーは以前は豪快な高速コーナーだったが、安全面から通過速度を落とすように変更された。3コーナーのヘアピンを過ぎると、4コーナーのヘアピンにかけて上り坂になる。

4コーナーを立ち上がると一気に加速し、高速5コーナーを経てミドルストレートへ。6コーナーのヘアピン進入はパッシングポイントとなる。また、立ち上がりを重視すれば、7コーナーでもポジションアップを狙うことができる。

7コーナー先は中速コーナーだったが、ガードレールがコースに近く危険なため、1994年から上り坂のタイトなシケインに変更された。最終コーナーの「パラボリカ」は長い180度ターンで、ホームストレートに向けての加速が重要となる。1996年のポルトガルGPでは、ジャック・ヴィルヌーヴミハエル・シューマッハをアウト側からかわす大胆なオーバーテイクを成功させた。

なお、「パラボリカ」は、1994年のポルトガルGPからコーナー内側に同年のサンマリノGPで他界したアイルトン・セナの慰霊碑が建てられ、名称も「パラボリカ・アイルトン・セナ」となった。

サーキットが海の近くに位置するため、走行中に風の影響を受けやすい。

エストリルでのF1グランプリの結果

決勝日 ラウンド グランプリ 勝者 所属チーム
198410月21日 16ポルトガルアラン・プロストマクラーレン・TAGポルシェ
19854月21日 2ポルトガルアイルトン・セナロータスルノー
19869月21日 14ポルトガルナイジェル・マンセルウィリアムズホンダ
19879月20日 12ポルトガルアラン・プロストマクラーレン・TAGポルシェ
19889月25日 13ポルトガルアラン・プロストマクラーレン・ホンダ
19899月24日 13ポルトガルゲルハルト・ベルガーフェラーリ
19909月23日 13ポルトガルナイジェル・マンセルフェラーリ
19919月22日 13ポルトガルリカルド・パトレーゼウィリアムズ・ルノー
19929月27日 14ポルトガルナイジェル・マンセルウィリアムズ・ルノー
19939月26日 14ポルトガルミハエル・シューマッハベネトンフォード
19949月25日 13ポルトガルデイモン・ヒルウィリアムズ・ルノー
19959月24日 13ポルトガルデビッド・クルサードウィリアムズ・ルノー
19969月22日 15ポルトガルジャック・ヴィルヌーヴウィリアムズ・ルノー

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.