湯檜曽駅

湯檜曽駅(ゆびそえき)は、群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線である。

湯檜曽駅
駅舎(2021年7月)
なお、旧駅舎は画面右手にあった
ゆびそ
Yubiso
水上 (3.6 km)
(6.6 km) 土合
地図
所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽18-2
北緯36度48分9.9秒 東経138度59分10.4秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 62.7 km(高崎起点)
電報略号 ユヒ
駅構造 地上駅(上り線)・地下駅(下り線)
ホーム 計2面2線(上下別)
乗車人員
-統計年度-
27人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1931年昭和6年)9月1日
備考 無人駅乗車駅証明書発行機 有)

本項目では現駅所在地付近に以前存在した大穴仮乗降場(おおあなかりじょうこうじょう)、新湯檜曽信号場(しんゆびそしんごうじょう)、旧駅跡地に設置されていた北湯檜曽信号場(きたゆびそしんごうじょう)についても述べる。

歴史

  • 1931年昭和6年)9月1日鉄道省上越線水上 - 越後湯沢間開通時に開設[1]
    • 当時駅は施設キロで大宮起点140.73 km地点[2][注釈 1]、第2湯檜曽トンネルと第3湯檜曽トンネルの間(現在の上り線ループの入口手前)にあった。
    • 元々閉塞駅としての意味合いが強かったことと、現駅付近の勾配の関係からこの場所となったとされている[1]
  • 1949年(昭和24年)12月20日:現駅付近に大穴仮乗降場を新設[1]。冬季スキー客向けに12月20日 - 3月10日の運営。
  • 1963年(昭和38年)
  • 1967年(昭和42年)
    • 7月駅舎竣工。
    • 9月28日新清水トンネル開通に伴い、次のように変更[1][4]
      • 新湯檜曽信号場 - 土樽駅間複線化。
      • 新湯檜曽信号場廃止、当地に当駅を移転。
    • 10月1日:旧湯檜曽駅に北湯檜曽信号場を新設[1]
  • 1970年(昭和45年)12月15日荷物扱い廃止[5]。書類上、無人駅[6]
  • 1984年(昭和59年)11月8日:北湯檜曽信号場廃止[1]
  • 1985年(昭和60年)3月14日:無人駅化。その後、特別改札で駅業務を継続。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[7]
  • 1998年平成10年)8月29日:集中豪雨による土砂崩れで上り線構内が被災。復旧作業のため約1か月に渡り、水上 - 土樽間で下り線を使用した単線運行を実施。
  • 2003年(平成15年)12月1日管理駅である水上駅からの駅員派遣廃止、完全無人駅化。
  • 2009年(平成21年)10月:旧駅舎解体。
  • 2010年(平成22年)1月:新駅舎供用開始。

駅構造

ホームは上下線で別々である。上りホームは、駅舎より一段高い築堤上にある単式1面1線の地平ホームで、駅舎とは階段で連絡している。上りホームからは北側にはループ線の一部が望める[注釈 2]ほか、高崎方先端付近が新清水トンネルの入口と並んでいる。下りホームは、新清水トンネル内に入ってすぐの場所にある単式1面1線の地下ホームで、駅舎とは上り線の築堤をくぐる地下通路で連絡しており、階段はない。

水上駅管理の無人駅。旧駅舎は2009年10月に解体撤去され、現在は男女別のトイレだけがある打放しコンクリートの簡便な駅舎に建て替えられている。旧駅舎はスキー場のロッジのようなデザインで、駅舎内には高い天井からシャンデリア風の蛍光灯照明が吊された広いコンコースやコインロッカー・出札窓口・手小荷物窓口・待合室などがあった。無人駅化されて久しく、末期には待合室は閉鎖されたままになっていた。

のりば

ホーム路線方向行先
地上ホーム 上越線 上り 水上高崎上野方面
地下ホーム 下り 土合・湯沢ママ長岡方面

(出典:JR東日本:駅構内図

※案内上ののりば番号は設定されていない。

旧駅(北湯檜曽信号場)

単線時代に使用されていた旧駅は列車交換可能な島式ホーム1面2線の構造で、複線化に伴い信号場となった後は旧上りホーム側の線路を副本線とし、上り列車同士の待避・追い抜きが可能な構造としていた[1][4]

駅舎は駅前広場と線路間の急斜面中腹に張りつくような形で設置され、駅前広場から駅舎・ホームへはまず上屋つきの狭く長い階段を通り、駅舎を経て地中の階段を通ってホームに上がる構造となっていた。また短期間ながら、ホームと駅舎の連絡にエレベーターを用いていた時期もあった[1]。なお、駅前広場には産婦人科の長沢医院と川魚料理が名物の小料理屋・見晴寿司があった[8]

跡地は、現在も架線柱の間隔が広くなっているほか階段も現存しており、新たに金属製の上屋が設けられて保線作業用通路として利用されている。

利用状況

群馬県統計年鑑によると、1日平均乗車人員は以下の通り。

年度1日平均
乗車人員
1986年133
2000年25
2001年24
2002年27
2003年22
2004年21
2005年17
2006年18
2007年17
2008年19
2009年18
2010年20
2011年21
2012年27

駅周辺

湯檜曽駅駅舎(左)と湯桧曽郵便局(右)
湯檜曽温泉

駅前には郵便局や企業の保養施設等いくつかの建物しか無いが、国道291号線を利根川の支流湯檜曽川に沿って北上すると湯檜曽温泉温泉街がある。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越線
水上駅 - 湯檜曽駅 - 土合駅

脚注

注釈

  1. 上越線の施設キロはすべて高崎線と通算で大宮起点とされている。高崎起点では約65.99 km地点に相当。
  2. 逆に、ループ線を走行する上り列車の進行方向右側の窓からは当駅を望むことができる。

出典

  1. 星晃・石川尹巳 (2017-08-01). “単線時代の湯檜曽界隈”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) No.934: pp.34 - 35.
  2. 土屋幸正 (2017-08-01). “上越線 電気機関車乗務の回想”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) No.934: pp.34 - 35.
  3. 祖田圭介 (2017-08-01). “上越線の線路をたどる”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) No.934: pp.49 - 67.
  4. 祖田圭介 (2017-08-01). “上越線の線路をたどる”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) No.934: pp.49 - 67.
  5. 「日本国有鉄道公示第516号」『官報』、1970年12月15日。
  6. 「通報 ●上越線湯檜曽駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年12月15日、2面。
  7. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、452頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  8. 「フリーライター&フォトグラファーの関行宏のブログにようこそ」の記事「新湯檜曽駅と旧湯檜曽駅」

関連項目

外部リンク

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