神南
(じんなん)は、東京都渋谷区の町名。現行行政地名は神南一丁目および神南二丁目。1928年に付近の字(前耕地、豊沢、宇田川、深町の一部)が大字として明治神宮の南にあることから神南町が成立。読みは「かんなみちょう」。1963年から1970年に住居表示により神山町や神宮前6丁目を分離し、残った部分が現在の神南となる[注釈 1]。
| 神南 | |
|---|---|
| 町丁 | |
![]() 国立代々木競技場。写真は代々木第一体育館。 | |
| 北緯35度39分53秒 東経139度41分57秒 | |
| 国 |
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| 都道府県 |
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| 特別区 |
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| 地域 | 渋谷地域 |
| 人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
| 人口 | 686 人 |
| 世帯数 | 451 世帯 |
| 面積([2]) | |
| 0.413805275 km² | |
| 人口密度 | 1657.78 人/km² |
| 郵便番号 | 150-0041[3] |
| 市外局番 | 03(東京MA)[4] |
| ナンバープレート | 品川 |
概要
神南一丁目と神南二丁目からなる。渋谷駅を中心とした渋谷の繁華街の一角を構成する区域で、商業施設や公共施設、雑居ビル等が多く建ち並んでいる。
神南一丁目
神南一丁目(じんなん1ちょうめ)は、神南の南東部にある繁華街にあたる。東部は東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線や埼京線などに接し、この線路より東側は渋谷区神宮前(いわゆる原宿と呼ばれる地区)となる。西部は渋谷公園通りに接し、この道路より西側は渋谷区宇田川町となる。南部は繁華街となっており、南端は渋谷スクランブル交差点に接する。北部は神南二丁目に接する。なお、東側の渋谷消防署が面した南北に伸びる道路は、ファイヤー通りとの愛称で親しまれている。ファッションブランドの直営店やセレクトショップの路面店が集積するファッションエリアである[6]。

ランドマーク
渋谷の繁華街の一角を担うエリアで、109-2やマルイシティなどの大型のファッションビル、セレクトショップと呼ばれる様々なブティックやテナント、カフェやバーなどの飲食店、各種のオフィスビルなどが建ち並び、昼夜を問わず人が絶えない。
- ショップビル
- 109-2 - ファッションビル、愛称は「キューツー」。109MENS。渋谷スクランブル交差点の目の前が109-2となる。
- マルイ (OIOI) - ファッションビル。2015年までマルイジャム (OIOIJAM)
- 渋谷modi - ファッションビル、2015年までマルイシティ (OICITY)
- タワーレコード - CDショップ・書籍など。愛称は「タワレコ」。
- 公共施設・他
北谷公園
かんなみの杜
最寄駅
乗り入れ路線は下記の通り。
神南二丁目
神南二丁目(じんなん2ちょうめ)は、神南の北西部に当たる。東部は東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線や埼京線などに接し、この線路より東側は渋谷区神宮前となる。西部は井ノ頭通りに接し、この道路より西側は渋谷区の富ヶ谷や神山町となる。南部は渋谷区の宇田川町や神南一丁目に接する。北部は渋谷区の代々木神園町に接する。かつては陸軍省の代々木練兵場が置かれており、太平洋戦争(大東亜戦争)での日本の敗戦後には占領アメリカ軍の施設、ワシントンハイツとなっていた[注釈 2][9]。
歴史
1928年(昭和3年)、東京府渋谷町上渋谷の前耕地・豊沢・宇田川・深町の一部などを合併し、明治神宮の南側に位置したことから、神南町と命名して誕生した。命名は「かんなみ」であったが、戦後に「じんなん」と読み替えられた[10]。1970年(昭和45年)、住居表示の実施に伴う町名整理により現在の神南一丁目と神南二丁目になっている。
2019年(令和元年)10月1日、東京都は神南一丁目を含む渋谷の繁華街一帯を暴力団排除条例に基づき暴力団排除特別強化地域に指定[11]。強化地域内では暴力団員との間でみかじめ料のやりとりや便宜供与などが禁止され、違反者は支払った側であっても懲役1年以下または罰金50万円以下の罰則が科されることとなった[12]。
道路の愛称
神南一丁目は、西側にある宇田川町や道玄坂と共に渋谷駅を中心とした繁華街になっている。1970年代から1980年代にかけて大型のファッションビルや中小規模のセレクトショップが次々に開業したことなどを端緒に、渋谷は最先端の流行や若者文化を発信するエリアとなり、自然発生的に愛称(通称)で呼ばれる道路が誕生するようになった[13]。
フィンガーアベニュー、コルネット通り、イエローストリート(フランス坂、バスティーユ通り)については、自然発生的な愛称であり、由来や誕生した時期をはっきりと特定することはできない[注釈 3]。いずれも1980年代頃から、口コミの拡散やファッション雑誌の紹介などで知られるようになったものである。
渋谷公園通り
神南一丁目の西側にある道路で、南から北へ向かって登る緩やかな坂道。旧称は渋谷区役所通りであったが、1973年に宇田川町のパルコ渋谷店が開業する際に渋谷区役所通商店街などの発案で現在の渋谷公園通りに改称された。
プチ公園通り
神南一丁目の中央にある路地で、南から北へ向かって登る緩やかな坂道。西側にある渋谷公園通りとほぼ並走していることに因んで、1980年代頃からこの愛称で呼ばれるようになった。なお、プチ公園通り周辺のエリアはパークアベニューとの愛称で呼ばれる。
フィンガーアベニュー
フィンガーアベニューは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。東側の渋谷神南郵便局前交差点から、西側の勤労福祉会館(パルコ渋谷店PART-1)前交差点へ登る、緩やかな坂道である。
コルネット通り
コルネット通りは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。コルネットストリートとも呼ばれる。東側の渋谷消防署の南側から、渋谷区高齢者ケアセンターや渋谷社会保険事務所の傍を通り、西側の渋谷区役所前交差点へ登る、緩やかな坂道である。
イエローストリート
イエローストリートは、東京都渋谷区神南一丁目にある道路の愛称(通称)である。イエロー通りとも呼ばれるが、その他にフランス坂やバスティーユ通りとも呼ばれる。東側の渋谷消防署の北側から、ハローワーク渋谷の傍を通り、西側の渋谷区役所前交差点へ登る、緩やかな坂道である。
世帯数と人口
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである。なお、二丁目が秘匿のため、省略とする[1]。
| 丁目 | 世帯数 | 人口 |
|---|---|---|
| 神南一丁目 | 451世帯 | 686人 |
学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年3月時点)[20]。
| 丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 | 調整区域による変更可能校 |
|---|---|---|---|---|
| 神南一丁目 | 10〜11番 22〜23番 | 渋谷区立神南小学校 | 渋谷区立松濤中学校 | 渋谷区立神宮前小学校 渋谷区立常磐松小学校 |
| その他 | ||||
| 神南二丁目 | 全域 |
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
| 丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 神南一丁目 | 623事業所 | 10,043人 |
| 神南二丁目 | 32事業所 | 7,608人 |
| 計 | 655事業所 | 17,651人 |
脚注
注釈
- 当時の渋谷区は、当用漢字(現在の常用漢字)に読みがなかったことから「じんなん」としたといわれている[5]。
- 神南一丁目にある北谷稲荷神社には、1909年(明治42年)に練兵場を開設した際に農民が建てた石碑がある。
- 英語の「フィンガー (Finger)」は日本語で「指」の意味。英語の「コルネット (Cornet)」は日本語でトランペットに似た金管楽器の一種であり、イタリア語の「コルネット (Cornetto)」はクロワッサンに似たパンの一種である。英語の「イエロー (Yellow)」は日本語で黄色の意味であり、フランス語の「フランス (Française)」は国名、同じくフランス語の「バスティーユ (Bastille)」はパリ東部にあった要塞や牢獄を指す。
出典
- “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年1月20日閲覧。(CC-BY-4.0)
- “神南の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- “神南の由来”. 地域情報TOKYOさんぽ. 住建ハウジング. 2022年5月24日閲覧。
- RIVER, CREEK & (2022年12月7日). “渋谷・神南の公園のファッションイベント盛況 仕掛け人は設計事務所”. WWDJAPAN. 2023年12月9日閲覧。
- “北谷公園”. しぶきたパートナーズ. 2024年1月19日閲覧。
- “渋谷カフェ”. ブルーボトルコーヒー. 2024年1月19日閲覧。
- 秋尾沙戸子著『ワシントンハイツ GHQが東京に刻んだ戦後』より
- 地名の由来 渋谷区
- “暴力団排除特別強化地域”. 警視庁ホームページ (2019年). 2022年8月27日閲覧。
- “東京都暴力団排除条例”. 東京都ホームページ (2019年). 2022年8月27日閲覧。
- 「渋谷区/通りの名前」 渋谷区役所による道路の愛称や由来の解説より。
- “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- “住所別通学区域一覧”. 渋谷区. 2024年1月20日閲覧。
- “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 渋谷区役所 Official Web Site
- シブヤ経済新聞 Official Web Site
- 渋谷公園通り Official Web Site -(渋谷公園通商店街振興組合)トップページ




