喜多見
喜多見[4](きたみ)は、東京都世田谷区の町名。現行行政地名は喜多見一丁目から喜多見九丁目。郵便番号157-0067[2]。もと北多摩郡砧村の大字だったが、1936年、東京市に編入の際、世田谷区の一町名となる[4]。
喜多見 | |
|---|---|
![]() 喜多見の街並み | |
![]() 喜多見 喜多見の位置 | |
| 北緯35度38分11.44秒 東経139度35分16.62秒 | |
| 国 |
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| 都道府県 |
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| 特別区 |
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| 地域 | 砧地域 |
| 面積 | |
| • 合計 | 2.173 km2 |
| 人口 | |
| • 合計 | 19,203人 |
| • 密度 | 8,800人/km2 |
| 等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
| 郵便番号 |
157-0067[2] |
| 市外局番 | 03[3] |
| ナンバープレート | 世田谷 |
地理
世田谷区砧地域に属する。南北に細長い町域を持ち、北で狛江市東野川、東で成城、南東で大蔵・宇奈根、南側の多摩川西岸で川崎市多摩区堰・宿河原、西で狛江市駒井町・岩戸南・岩戸北に隣接する。小田急電鉄小田原線が北部を通り、九丁目に喜多見駅がある。
歴史
中世には本拠地である江戸を追われた江戸氏が本拠地を構え、江戸時代には短期間ながら、この地に藩庁を置く喜多見藩が存在した。
喜多見5丁目「下宿」を訪ねた示現舎代表の鳥取ループによると「都道11号線の三叉路に下宿バス停があり、この付近が昔から下宿と言われた部落の端になる。部落内は舗装されていない、細い道がある。」という[6]。菊池山哉の著書『長吏と特殊部落』によると「村の東端、小高い台地の突端、品川街道に位置している。農家30戸、密集に近い。副業は棕梠の下駄表作り。古い遺物は見つからない。」という[7]。
1967年6月初め、都市近郊農家の多角経営化と家庭園芸家のために、砧農協が園芸センターを開園した[8]。
地名の由来
1300年代初期には「木田見」とある。16世紀後半頃に「木多見」「喜多見」や「北見」と見られる。この付近は古くの古代集落の遺跡が発見されており、歴史は古い。しかし地名の語源ははっきりしていない。
住居表示実施前後の町名の変遷
| 実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名ともその一部) |
|---|---|---|
| 喜多見一丁目 | 1971年5月1日 | 喜多見町、宇奈根町の各一部 |
| 喜多見二丁目 | 喜多見町の一部 | |
| 喜多見三丁目 | 喜多見町、宇奈根町、鎌田町の各一部 | |
| 喜多見四丁目 | 喜多見町の一部 | |
| 喜多見五丁目 | 喜多見町の一部 | |
| 喜多見六丁目 | 喜多見町、大蔵町の各一部 | |
| 喜多見七丁目 | 喜多見町の一部 | |
| 喜多見八丁目 | 喜多見町の一部 | |
| 喜多見九丁目 | 喜多見町の一部 | |
世帯数と人口
2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
| 丁目 | 世帯数 | 人口 |
|---|---|---|
| 喜多見一丁目 | 795世帯 | 2,082人 |
| 喜多見二丁目 | 776世帯 | 1,566人 |
| 喜多見三丁目 | 583世帯 | 1,329人 |
| 喜多見四丁目 | 1,245世帯 | 2,592人 |
| 喜多見五丁目 | 841世帯 | 1,713人 |
| 喜多見六丁目 | 644世帯 | 1,500人 |
| 喜多見七丁目 | 1,655世帯 | 3,280人 |
| 喜多見八丁目 | 1,302世帯 | 2,328人 |
| 喜多見九丁目 | 1,488世帯 | 2,813人 |
| 計 | 9,329世帯 | 19,203人 |
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]。
| 丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
|---|---|---|---|
| 喜多見一丁目 | 全域 | 世田谷区立喜多見小学校 | 世田谷区立喜多見中学校 |
| 喜多見二丁目 | 全域 | ||
| 喜多見三丁目 | 全域 | ||
| 喜多見四丁目 | 全域 | ||
| 喜多見五丁目 | 全域 | ||
| 喜多見六丁目 | 全域 | 世田谷区立砧小学校 | 世田谷区立砧中学校 |
| 喜多見七丁目 | 全域 | 世田谷区立喜多見小学校 | 世田谷区立喜多見中学校 |
| 喜多見八丁目 | 全域 | 世田谷区立明正小学校 | 世田谷区立砧中学校 |
| 喜多見九丁目 | 全域 |
交通
鉄道
北西部の狛江市との境界に小田急線、喜多見駅があるが、駅からの徒歩圏以外は狛11(小田急)、狛12(小田急)、砧06(東急)、玉07(東急)、玉07(小田急)、玉08(小田急)系統等のバスを利用して狛江駅、和泉多摩川駅、成城学園前駅、二子玉川駅等に出る人が多い。
路線バス
世田谷通り・多摩堤通りを経由する路線
- 渋26 (小田急)渋谷駅 - 三軒茶屋 - 上町 - 成育医療研究センター前 - 砧中学校下 - 雁追橋 - 喜多見駅入口 - 狛江駅北口 - 調布駅南口
- 玉07 (東急・小田急)二子玉川駅 - 吉沢 - 下宿 - 次太夫堀公園前 - 砧中学校下 - 成城学園前駅
- 玉08(小田急)二子玉川駅 - 吉沢 - 下宿 - 次太夫堀公園前 - 砧中学校下 - 雁追橋 - 喜多見駅入口 - 狛江駅北口 - 調布駅南口
水道道路を経由する路線
- 砧06(東急)(朝のみ) 砧本村 - 宇奈根地区会館 - 喜多見小学校前 - 東名高速下 - 砧本村
- 2023(令和5)年2月までは二子玉川駅までの直通系統である玉04・05が設定されていたが廃止され、東名高速下または砧本村バス停での二子玉川駅ゆきバスへの乗り継ぎが必須になった。また砧06系統の運行時間帯以外は、東急バス砧本村バス停と喜多見・宇奈根地区を結ぶオンデマンドバスが設定されており、乗車には30分前までの電話やWebからの予約が必須になる[10]。
- 狛11(小田急) 狛江駅南口 - 和泉多摩川駅 - 砧浄水場前 - 喜多見住宅
- 狛12(小田急) 狛江駅南口 - 喜多見中学校 - 荒玉水道 - 宇奈根
喜多見駅発着路線
- 喜01(小田急) 喜多見駅 - 市民グランド入口 - 狛江ハイタウン折返場
- こまバス(狛江市コミュニティバス)南ルート 狛江駅北口 → 和泉多摩川駅 → こまえ苑 → 喜多見駅 → 狛江駅北口
主な道路
- 世田谷通り - 仙川を大蔵橋で渡り、喜多見に入る。砧小学校交差点から国分寺崖線を下る。崖と野川の間を進み、中之野橋で野川を渡り、狛江方面へ進む。
- 多摩堤通り - 野川沿いを走る。北端は左岸だが、すぐに喜多見大橋を渡り右岸を進み、新井橋でまた左岸に戻る。
- 荒玉水道道路 - 砧浄水場正門前から発し、北東へ直線状に進む(外環道工事のため、直線ではない箇所がある)。砧小学校交差点で喜多見を出る。
- 水道道路(狛江-宇奈根) - 喜多見中学校の南側を直線状に進む。喜多見公園付近で荒玉水道道路と交差する。荒玉水道バス停はこちらの水道道路沿いにある。
- いかだ道 - かつての多摩川の材木輸送に関わっていた古道。狛江側の品川道に通じていた。7丁目に念仏車がある。
- 上記の5つの道路は東京都道11号大田調布線の一部や支線などである。
遊歩道
- 多摩川沿い - 土手の上がサイクリングロードとなっている。
- 野川沿い - 両岸が遊歩道となっている。北部右岸では野川緑道と呼ばれる。
- 滝下橋緑道 - 7丁目の世田谷通りから野川に至る。用水路跡を緑道とした。
- 喜多見緑道 - 喜多見中学校の北側から東側を通る。狛江市の岩戸川緑道と繋がっている。
- 喜多見まえこうち緑道[注 1] - 1丁目の中央部を横断する。喜多見1-4遊び場を経て、宇奈根の緑道と通じている。
管轄等
警察・防犯
- 警察署 - 全域が成城警察署の管轄である[注 2]。関連する交番は以下の通り。
- 喜多見駅前交番
- 東宝前交番 - 世田谷通りの坂の途中にある。
- 喜多見駐在所 - 知行院そば。
- その他 - 青パトが世田谷区により運営されている。
喜多見駅前交番
東宝前交番
喜多見駐在所
青パト(次大夫堀公園にて)
消防
- 消防署 - 全域が成城消防署の管轄である。
- 消防団 - 成城消防団第6分団が喜多見と宇奈根地区を担当している。
観光
祭・催事
- 喜多見地区区民祭り - 11月3日に喜多見小学校で行われる地域最大のお祭り[12]。
- 喜多見氷川神社祭り
- 喜多見盆踊り大会
主な施設
行政
- 喜多見まちづくりセンター
- 喜多見図書室
神社・寺
- 稲荷神社[6]
- 白山神社 - 菊池山哉の著書『長吏と特殊部落』によると「社殿は立派である。御神体は立像で、蛇が冠の上に巻いてあったというが、男神か女神かわからない。子供が玩具にしていたが、見えなくなったという。末社は稲荷神。」[7]。
- 喜多見氷川神社
- 須賀神社
- 慶元寺
- 知行院
- 光伝寺
須賀神社
キリスト教
- カトリック礼拝会 喜多見修道院 - 新館の設計は藤木隆男。
- カトリック喜多見教会 - 喜多見修道院の敷地にあった。2013年にカトリック成城教会と統合された。
学校
- 喜多見小学校
- 喜多見中学校
- 学校法人国本学園
- 聖セシリア喜多見幼稚園
ギャラリー
喜多見住宅(都営喜多見二丁目アパート)
喜多見住宅の給水塔
喜多見1丁目の農地
多摩川の河川敷。世田谷区の南西端。遠方のビル群は二子玉川。
脚注
注釈
- 漢字で書くとすれば「前耕地」
- ただし東名高速道路内は都内であっても神奈川県警察高速道路交通警察隊の管轄
- 現在の「砧中学校下」バス停はかつては「砧農協前」であった
出典
- “世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2019年9月3日). 2019年9月29日閲覧。
- “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
- 『日本地名大辞典 第3巻』2057頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年5月11日閲覧。
- 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- 学術・研究 部落探訪(80)東京都世田谷区喜多見5丁目“下宿”示現舎サイト。2022年5月11日閲覧。
- 『長吏と特殊部落』213頁。2022年5月11日閲覧。
- 家庭園芸家のセンター 砧農協が来月初めに開園 読売新聞 1967年5月20日朝刊13ページ
- “通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。
- “【世田谷区宇奈根・喜多見地区】2023年3月1日より、玉04・玉05系統の運行形態が変わります。【再掲出”. 東急バス. 2023年3月5日閲覧。
- 風景印 喜多見三郵便局日本郵便
- “喜多見地区区民祭り|世田谷区ホームページ”. 世田谷区. 2022年5月16日閲覧。
- “第六天塚古墳”. 世田谷区 (2022年5月23日). 2023年8月14日閲覧。
- “喜多見稲荷塚古墳”. 世田谷区 (2022年5月23日). 2023年8月14日閲覧。
- “『ポンポコ新聞』第69号「電車基地って何してる所ですか?」”. 喜多見ポンポコ会議. 2021年3月1日閲覧。
- “砧野球場・サッカー場”. 目黒区. 2023年9月4日閲覧。
- “元三冠王者・川田利明のラーメン店「麺ジャラスK」”. スポーツ報知 (2020年11月28日). 2023年9月7日閲覧。
参考文献
- 日本書房編『日本地名大辞典 第3巻』日本書房、1938年。
- 菊池山哉『長吏と特殊部落』東京史談会、1953年。










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