遠軽駅
遠軽駅(えんがるえき)は、北海道紋別郡遠軽町岩見通南1丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅である。電報略号はエン。事務管理コードは▲122520[4][5]。駅番号はA50。遠軽町の代表駅であり、歴史的な経緯から平面スイッチバック構造であることもあり、全ての列車が停車する。
| 遠軽駅 | |
|---|---|
![]() 駅舎(2021年5月) | |
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えんがる Engaru | |
![]() | |
| 所在地 | 北海道紋別郡遠軽町岩見通南1丁目 |
| 駅番号 | ○A50 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | ■石北本線 |
| キロ程 | 120.8 km(新旭川起点) |
| 電報略号 | エン←ヱン |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 2面3線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
184人/日(降車客含まず) -2018年- |
| 開業年月日 | 1915年(大正4年)11月1日[1] |
| 備考 | |
| 遠軽駅 | |
|---|---|
![]() 名寄方面へ向かっていた線路の現在の終端(2018年5月) | |
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えんがる Engaru | |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | 名寄本線 |
| キロ程 | 138.1 km(名寄起点) |
| 開業年月日 | 1915年(大正4年)11月1日[1] |
| 廃止年月日 | 1989年(平成元年)5月1日[3] |
歴史

国鉄湧別軽便線の駅として開業。1932年の石北線(のち石北本線)開業に伴い、湧別線遠軽-中湧別間が名寄本線に、野付牛-遠軽間が石北線に編入され、石北本線の列車が当駅で折り返す運行形態が主流になった。以後石北本線と名寄本線の分岐する鉄道の要衝となったが、1989年に名寄本線が廃止され、石北本線のスイッチバックだけの駅になっている。
年表
- 1915年(大正4年)11月1日:鉄道院湧別軽便線下生田原(現在の安国) - 社名淵(のちの開盛)間開業にともない開設[6]。一般駅[1]。
- 1916年(大正5年)11月7日:軌間762mmから1067mmへ構内改軌[6]。
- 1927年(昭和2年)10月10日:石北東線当駅 - 丸瀬布間開業[6]。渚滑機関庫遠軽分庫設置。
- 1930年(昭和5年)6月1日:遠軽機関分庫廃止。
- 1931年(昭和6年)4月頃:湧別川流送木材の西町陸揚網場より当駅裏土場まで馬車鉄道の「遠軽共同軌道」敷設[7]。
- 1932年(昭和7年)10月1日:当駅 - 下生田原間が石北線、開盛 - 当駅間が名寄本線となる[6]。遠軽機関庫設置[8]。
- 1934年(昭和9年):駅舎改築[7]。
- 1937年(昭和12年)12月:北見鉄道公安室遠軽出張所設置。
- 1939年(昭和14年)6月:北見鉄道公安室遠軽鉄道公安派出所に改組。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管。
- 1950年(昭和25年)2月:北見客貨車区遠軽支区設置。
- 1961年(昭和36年)4月1日:石北線が石北本線に改称される。
- 1967年(昭和42年)10月1日:コンテナ基地設置[9]。
- 1974年(昭和49年)3月7日:みどりの窓口営業開始[10]。
- 1976年(昭和51年)2月:北見鉄道公安室遠軽鉄道公安派出所廃止。
- 1981年(昭和56年)5月:手荷物取扱を鉄道荷物株式会社に委託する。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[1][6]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物取扱廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)5月1日:名寄本線廃止[3]。
- 1994年(平成6年)2月:信号取扱所を中ホーム輸送本部から駅本屋へ移転。
- 2015年(平成27年)
- 11月1日:開駅100周年を迎える。
- 11月30日:キヨスクが閉店。
- 2022年(令和4年)度:話せる券売機を設置[JR北 1]。
駅構造

単式ホーム1面1線(1番のりば)、島式ホーム1面2線(2番・3番のりば)、計2面3線を有する地上駅。1番のりばと2番のりばの間に中線が1本あり、冬季に季節運転される貨物列車が使用している(ただし、出発信号機に進路表示機がないため旭川方面出発時のみ)。
社員配置駅。みどりの窓口、話せる券売機[2]がある。営業担当社員が不在の早朝・夜間は営業上無人駅扱いとなるが、信号扱いを行う輸送担当社員は終日配置されている。
列車は大半が1番のりばを使用するが、上り普通列車は2番のりば、下り普通列車の一部は3番のりばを使用する。2007年(平成19年)10月1日ダイヤ改正までは当駅で特急列車同士の行き違いが行われ、下り列車が2番のりばを使用していた。出発信号機は旭川方面と北見方面で方向の指示が出る進路表示機があるが、中線は進路表示機がなく、旭川方面に固定されている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。名寄本線廃止前は1番のりばホームの湧別方の反対側に0番のりばが存在し、名寄本線の列車が折り返し運転に使用していた。ホームには国鉄時代から使用している内照式の乗り場案内板を用いて旭川・札幌方面と北見・網走方面の2方向別に番線のみの案内表示を行っており、名寄線廃止後も「紋別・名寄方面」の欄が不点灯のまま残されている。
駅構内に隣接して北見運転所遠軽派出所(旧遠軽機関区)跡地がある。扇形庫などかつての施設はほぼすべて撤去され、転車台のみが現存する。
ホーム上の売店(岡村弁当店経営)廃止後も駅舎内に北海道キヨスク運営の売店、駅舎名寄方に立ち食いそば・うどん店の「北一そば屋」が営業していたが、北海道キヨスクは2015年11月、北一そば屋は2019年5月にそれぞれ閉店した。
かつて発売されていた駅弁
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
| 年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
| 2013年(平成25年) | 263 | [17] | |||
| 2014年(平成26年) | 254 | ||||
| 2015年(平成27年) | 243 | ||||
| 2016年(平成28年) | 212 | 206.2 | [JR北 2][18] | ||
| 2017年(平成29年) | 200 | 197.2 | [JR北 3][18] | ||
| 2018年(平成30年) | 184 | 169.2 | [JR北 4][18] | ||
| 2019年(令和元年) | 149.8 | [JR北 5] | |||
| 2020年(令和2年) | 139.6 | [JR北 6] | |||
| 2021年(令和3年) | 132.0 | [JR北 7] | |||
| 2022年(令和4年) | 126.0 | [JR北 8] | |||
駅周辺


北海道道333号遠軽停車場線沿いには商店や食堂などが並び、国道242号および北海道道244号遠軽芭露線沿いに銀行や警察署など公共施設が点在する。
- 遠軽町役場
- 遠軽町芸術文化交流プラザ
- ホテルサンシャイン
- 北海道北見バス遠軽営業所(遠軽ターミナル)
- 遠軽警察署駅前交番
- 遠軽郵便局
- 遠軽信用金庫本店
- 北洋銀行遠軽支店
- 北海道労働金庫遠軽出張所
- えんゆう農業協同組合(JAえんゆう)遠軽支所
- 太陽の丘えんがる公園(瞰望岩)
- 日本キリスト教会遠軽教会堂
- 北海道遠軽高等学校
バス路線

(遠軽ターミナル)
路線詳細はバス事業者記事・バス路線記事を参照。
脚注
注釈
- アイヌ語ラテン翻字: inkar-us-i
出典
- 石野 1998, p. 919.
- “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2024年2月1日閲覧。
- 石野 1998, p. 913.
- 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、245頁。doi:10.11501/1873236。2023年3月21日閲覧。
- 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- 遠軽町史 昭和52年10月発行
- 『鉄道省年報. 昭和7年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 旭川・鉄道八十八年の歩み 旭川鉄道管理局 昭和61年3月発行。
- 「遠軽駅に「みどりの窓口」開店」『交通新聞』交通協力会、1974年3月9日、2面。
- "瞰望岩(がんぼういわ)" 遠軽町
- “アイヌ語地名リスト エン~オニシ P21-30P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- JR時刻表2015年3月号(交通新聞社刊)716ページ
- JR北海道 ワゴンサービスメニュー オホーツク
- 半世紀続いた駅弁・遠軽「かにめし」お別れ JR車内販売終了で - 北海道新聞 2015年4月1日付朝刊
- 岡田利夫 『戦中戦後20年 北海道木材・林業の変遷』 87頁 北海道林材新聞刊 昭和63年6月10日刊
- “平成28年度遠軽町 町勢要覧資料編” (PDF). 遠軽町. p. 23. 2018年1月21日閲覧。
- “令和元年度遠軽町 町勢要覧資料編” (PDF). 遠軽町. p. 23. 2020年7月22日閲覧。
JR北海道
- 『JR北海道グループ 2021年度決算』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年4月28日、12頁。 オリジナルの2022年4月28日時点におけるアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
- 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。 オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
- 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。 オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ。2018年8月19日閲覧。
- “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
参考文献
外部リンク
- 遠軽|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- 動画で見るニッポンみちしる 遠軽駅 - NHKアーカイブス


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