長島 (広島県)
長島(ながしま)は、瀬戸内海芸予諸島の島。広島県豊田郡大崎上島町に属する。有人島である。
| 長島 | |
|---|---|
| 所在地 |
|
| 所在海域 | 瀬戸内海 |
| 所属諸島 | 芸予諸島 |
| 座標 | 北緯34度15分49.4秒 東経132度52分17.6秒 |
| 面積 | 1.06 km² |
![]() 長島 長島 (広島県) ![]() 長島 長島 (日本) | |

地理
大崎上島の西約0.4km[1]に位置し、2つの島は長島大橋で結ばれている。ただ2島とも本州からは繋がっていない離島である。全島域が〒725-0301広島県豊田郡大崎上島町中野。面積1.06km2(2010年度[1])。気候は瀬戸内海式気候。
島の半分以上を中国電力大崎発電所およびその関連施設が占めている「火電の島」である[2]。残りはほぼ山林[1]。
民家は点在している。2010年で人口26人(高齢化率34.6%)[1]、うち就労者は16人、うち4/5が第三次産業就業者[3]。農業はミカン栽培が行われている[3]。大崎上島町における栽培漁業促進地域でもある[3]。島外から発電所関係者が訪れるため、道路や宿泊施設など一通り施設は整備されている[2][4]。
歴史
この島には埋没文化財として古墳時代のものが2つあり、そして製塩土器が発見されており当時から塩を作っていたことがわかっている[5]。
明治以降の行政区分は、1889年村制施行により大崎中野村、1955年町制施行により大崎町、2003年市町村合併により大崎上島町中野となっている。
元々は南北に連なる2つの島であったが、近世から近代にその2つの間に塩田が整備されたことにより1つの島となった。また製塩過程で熱源つまり薪を必要としたことから瀬戸内海周辺の森林は根こそぎ伐開されハゲ山となった[6]。現在の森林は戦後植えられた代償植生である[6]。その塩田も廃止となり耕作地に転用された。
そこへ中国電力大崎発電所建設が決定し、1979年から発電所建設工事が着工した[2][7]。1970年代で138人いた住民のほとんどが、この工事により島外へ移住していった[2]。そして、1987年中電により長島大橋が整備された[2]。
施設
大崎クールジェン

元々は中電が建設した発電所で、1979年着工、2000年稼働したものの、技術的な問題により2011年に休止した[2][9]。
現在は中電と電源開発の共同出資で大崎クールジェン(株)を設立し、同じ敷地内に新技術である石炭ガス化複合発電用の試験プラントを整備している[9]。
脚注
- 広島県 2013, p. 38.
- “周囲圧する巨大煙突 - 火電の島”. 中国新聞 (1998年3月19日). 2016年2月20日閲覧。
- 広島県 2013, p. 41.
- 広島県 2013, p. 39.
- “豊田郡大崎上島町(旧・豊田郡大崎町,東野町,木江町を含む)” (PDF). 広島県教育委員会. 2016年2月20日閲覧。
- “47 広島県沿岸部のはげ山を復旧した治山事業” (PDF). 林野庁. 2016年2月20日閲覧。
- “長島大橋(ながしまおおはし)”. 広島県. 2016年2月20日閲覧。
- 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
- “運転11年で大崎火電休止状態”. 中国新聞 (2011年11月22日). 2016年2月20日閲覧。
- “「マリンパークおおさき」海釣り公園と展望台”. 大崎上島観光ナビ. 2016年2月20日閲覧。
参考資料
- “広島県離島振興計画(平成25年度~平成34年度)” (PDF). 広島県 (2013年12月). 2016年2月20日閲覧。





