北九州記念

北九州記念(きたきゅうしゅうきねん)は、日本中央競馬会(JRA)小倉競馬場1200メートルで施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

北九州記念
第54回北九州記念
主催者 日本中央競馬会
競馬場 日本の旗小倉競馬場
創設 1966年11月20日
2023年の情報
距離 芝1200m
格付け GIII
賞金 1着賞金4100万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(特指)
出走資格も参照
負担重量 ハンデキャップ
出典 [1][2]

テレビ西日本が寄贈賞を提供しており、正式名称は「テレビ西日本賞 北九州記念」と表記している。

正賞はテレビ西日本賞[1][2]

概要

1966年に創設[3]された、4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走。

創設当初は小倉競馬場の芝2000mで施行されたが、1969年から芝1800mに短縮[3]。2006年から芝1200mに短縮され、サマースプリントシリーズに指定されるとともに、スプリンターズステークスを目指す前哨戦のひとつとしても位置づけられた[3]。2008年の優勝馬スリープレスナイトはその後スプリンターズステークスでも優勝し、同年のJRA賞最優秀短距離馬に輝いている[3]

サマースプリントシリーズに指定されてからは、この競走を制したリトルゲルダ2014年[4]ベルカント2015年[5]アレスバローズ(2018年)、レッドアンシェル(2020年)、ジャスパークローネ(2023年)[6]がシリーズのチャンピオンとなった。

外国産馬は1995年から、地方競馬所属馬は1998年から出走が可能になった[7]。2009年からは国際競走となり、外国馬も出走可能になった[8]。負担重量は1972年 - 1994年、2000年 - 2005年が別定重量で行われたほかはハンデキャップで行われている[7]

競走条件

以下の内容は、2023年現在のもの[1][2][9]

出走資格:サラ系3歳以上、2022年8月20日以降2023年8月13日まで1回以上出走馬、未出走馬および未勝利馬を除く

賞金

2023年の1着賞金は4100万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着620万円、5着410万円[1][2]

歴史

  • 1966年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップの重賞競走として創設、小倉競馬場の芝2000mで施行。
  • 1969年 - 施行距離を芝1800mに変更。
  • 1970年 - テレビ西日本より寄贈賞を受け、テレビ西日本賞 北九州記念に名称変更[7]
  • 1972年 - 負担重量を別定に変更。
  • 1982年 - 小倉競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場の芝1600mで施行。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
  • 1995年
    • 混合競走に指定。
    • 負担重量をハンデキャップに戻す。
  • 1998年
    • 小倉競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場の芝2000mで施行。
    • 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
  • 2000年 - 負担重量を別定に戻す。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
  • 2006年
    • 負担重量をハンデキャップに戻す。
    • 施行距離を現在の芝1200mに変更。
    • サマースプリントシリーズに指定。
  • 2007年
  • 2009年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。
    • 重賞格付け表記をGIIIに戻す。
  • 2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[10]
  • 2024年 - 阪神競馬場の改修工事に伴う開催日割の変更のため平年のCBC賞と開催時期を入れ替え(条件・開催競馬場の変更はなし))[11]

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1966年11月20日小倉2000mハジメリユウ牡32:07.8小野幸治小林稔田中清
第2回1967年10月15日小倉2000mアトラス牡32:04.3武邦彦戸山為夫松岡重雄
第3回1968年9月15日小倉2000mヒロダイコク牝32:04.4武田悟夏村辰男前畑邦夫
第4回1969年12月7日小倉1800mホウウン牡31:55.1大根田裕也梅内慶蔵中井長一
第5回1970年7月26日小倉1800mオープンツバメ牝31:51.1藤岡範士田之上勲(株)オープン
第6回1971年8月8日小倉1800mオカヘレン牡41:51.2奈良忠広池田三郎岡田平一
第7回1972年8月20日小倉1800mタイバブー牡31:51.1北橋修二布施正(有)名鯛興業
第8回1973年8月5日小倉1800mナルタキエース牡51:50.3四位満教服部正利武村住造
第9回1974年7月28日小倉1800mロッコーイチ牡41:50.4武邦彦服部正利田中六助
第10回1975年8月10日小倉1800mフミノヒカリ牡41:49.6目野哲也土門健司谷二
第11回1976年8月8日小倉1800mミヤジマレンゴ牡31:49.5武田悟夏村辰男曽我薫
第12回1977年8月7日小倉1800mフジリンデン牡61:49.5今岡正佐藤勇藤井実郎
第13回1978年8月6日小倉1800mウラカワチェリー牝61:50.3安田伊佐夫栗田勝(有)谷川牧場
第14回1979年8月5日小倉1800mスリーファイヤー牝51:49.0岩元市三布施正永井永一
第15回1980年8月3日小倉1800mサルノヒーロ牡41:50.9田原成貴中村好夫駒井孝男
第16回1981年8月2日小倉1800mラフオンテース牝41:48.2岩元市三布施正小柴タマヲ
第17回1982年8月8日阪神1600mオオミシャダイ牝61:35.3岩元市三星川薫橋本弘
第18回1983年8月7日小倉1800mラブリースター牝41:49.7田原成貴領家政蔵山本信行
第19回1984年8月5日小倉1800mマンノタロ牡41:49.9河内洋武田作十郎萬野勝彦
第20回1985年8月4日小倉1800mグローバルダイナ牝51:49.3南井克巳宇田明彦(有)社台レースホース
第21回1986年8月3日小倉1800mラッキーオカメ牝41:48.8西浦勝一野元昭柳井旦雄
第22回1987年8月9日小倉1800mマヤノジョウオ牝41:48.7南井克巳大根田裕也田所祐
第23回1988年8月7日小倉1800mタガジヨオー牡61:49.0清水英次松元省一中川進克
第24回1989年8月6日小倉1800mタニノスイセイ牡61:48.7土肥幸広宮本悳(有)カントリー牧場
第25回1990年8月5日小倉1800mニシヤマショウ牝51:48.4土肥幸広島崎宏鷹野馨
第26回1991年8月4日小倉1800mムービースター牡51:46.9武豊坪憲章吉田照哉
第27回1992年8月9日小倉1800mヌエボトウショウ牝51:46.8角田晃一渡辺栄トウショウ産業(株)
第28回1993年8月8日小倉1800mシルクムーンライト牡31:47.5土肥幸広吉永猛中山信博
第29回1994年7月24日小倉1800mイブキファイブワン牡61:46.9芹沢純一橋口弘次郎(有)伊吹
第30回1995年7月23日小倉1800mイナズマタカオー牡41:47.3河内洋音無秀孝小島隆男
第31回1996年7月21日小倉1800mマジックキス牝41:48.2角田晃一渡辺栄臼田浩義
第32回1997年7月20日小倉1800mダンディコマンド牡41:46.5武豊福島信晴勝野憲明
第33回1998年7月26日阪神2000mトウショウオリオン牡52:02.0池添謙一鶴留明雄トウショウ産業(株)
第34回1999年7月25日小倉1800mエイシンビンセンス牡51:45.6野元昭嘉野元昭平井豊光
第35回2000年7月16日小倉1800mトゥナンテ牡51:46.3幸英明松元省一(有)社台レースホース
第36回2001年7月15日小倉1800mエイシンプレストン牡41:48.3福永祐一北橋修二平井豊光
第37回2002年7月14日小倉1800mトッププロテクター牡51:45.3和田竜二岩元市三宮内牧場
第38回2003年7月20日小倉1800mミレニアムバイオ牡51:49.8武豊領家政蔵バイオ(株)
第39回2004年7月18日小倉1800mダイタクバートラム牡6R1:44.1小牧太橋口弘次郎(有)太陽ファーム
第40回2005年7月17日小倉1800mメイショウカイドウ牡61:44.7武豊坂口正大松本好雄
第41回2006年8月13日小倉1200mコスモフォーチュン牝41:08.0角田晃一宮徹(有)ビッグレッドファーム
第42回2007年8月12日小倉1200mキョウワロアリング牡61:07.7角田晃一飯田明弘林順子
第43回2008年8月17日小倉1200mスリープレスナイト牝41:07.5上村洋行橋口弘次郎(有)サンデーレーシング
第44回2009年8月16日小倉1200mサンダルフォン牡61:07.5酒井学松永幹夫(有)ノースヒルズマネジメント
第45回2010年8月15日小倉1200mメリッサ牝61:07.1福永祐一佐山優岡田牧雄
第46回2011年8月14日小倉1200mトウカイミステリー牝51:07.2北村友一安田隆行内村正則
第47回2012年8月19日小倉1200mスギノエンデバー牡41:06.9北村友一浅見秀一杉山美惠
第48回2013年8月18日小倉1200mツルマルレオン牡51:06.7小牧太橋口弘次郎鶴田鈴子
第49回2014年8月24日小倉1200mリトルゲルダ牝51:07.5丸田恭介鮫島一歩栗山良子
第50回2015年8月23日小倉1200mベルカント牝41:07.3武豊角田晃一前田幸治
第51回2016年8月21日小倉1200mバクシンテイオー牡71:08.5藤岡康太堀宣行林正道
第52回2017年8月20日小倉1200mダイアナヘイロー牝41:07.5武豊福島信晴(株)駒秀
第53回2018年8月19日小倉1200mアレスバローズ牡61:06.6菱田裕二角田晃一猪熊広次
第54回2019年8月18日小倉1200mダイメイプリンセス牝61:08.2秋山真一郎森田直行宮本孝一
第55回2020年8月23日小倉1200mレッドアンシェル牡61:07.8福永祐一庄野靖志(株)東京ホースレーシング
第56回2021年8月22日小倉1200mヨカヨカ牝31:08.2幸英明谷潔岡浩二
第57回2022年8月21日小倉1200mボンボヤージ牝51:06.9川須栄彦梅田智之廣崎利洋
第58回2023年8月20日小倉1200mジャスパークローネ牡41:07.3団野大成森秀行加藤和夫

脚注・出典

参考文献

  • 「テレビ西日本賞北九州記念(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』日本中央競馬会、2006年、993-1043頁。

注釈

    出典

    1. 重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF). 日本中央競馬会. p. 23. 2023年9月3日閲覧。
    2. 令和5年第3回小倉競馬番組 (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月3日閲覧。
    3. 歴史・コース:北九州記念 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2023年9月3日閲覧。
    4. 2014年サマーシリーズポイントランキング”. 日本中央競馬会. 2021年8月3日閲覧。
    5. サマースプリントS優勝はベルカントスポーツニッポン、2015年9月17日閲覧
    6. 2023年サマーシリーズポイントランキング日本中央競馬会、2023年9月4日閲覧
    7. 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】
    8. 2009年の成績表参照
    9. 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和3年夏季競馬) (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月3日閲覧。
    10. 8月15日(土曜)から9月6日(日曜)までの中央競馬の開催等”. 日本中央競馬会 (2020年8月8日). 2020年8月13日閲覧。
    11. 2024年度開催日割および重賞競走日本中央競馬会、2023年10月16日配信・閲覧

    各回競走結果の出典

    外部リンク

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