1975年の阪急ブレーブス

1975年の阪急ブレーブスでは、1975年の阪急ブレーブスにおける動向をまとめる。

1975年の阪急ブレーブス
成績
日本一
日本S 4勝0敗2分(対広島)
パシフィック・リーグ優勝
PO 3勝1敗(対近鉄)
64勝59敗7分 勝率.520[1]
前期優勝 38勝25敗2分
勝率.603[1]
後期6位 26勝34敗5分
勝率.433[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪急西宮球場
球団組織
オーナー 森薫
経営母体 阪急電鉄
監督 上田利治
« 1974
1976 »

この年の阪急ブレーブスは、上田利治監督の2年目のシーズンであり、3年ぶり6度目のリーグ優勝と初の日本シリーズ制覇を果たしたシーズンである。

概要

2年連続のV逸に泣いたチームは広島との間で主力クラスの交換トレードを行って白石静生を獲得し、また社会人No.1投手の山口高志が入団するなど投手陣を強化。打撃陣ではこの年から指名打者制度が導入されて長池徳士がDHに入り、ボビー・マルカーノやバーニー・ウイリアムスが加入して打撃陣も層が厚くなるなど、投打ともに戦力強化に成功したチームは前期を優勝。このまま勝ち進んで後期も優勝かと思われたが8月30日からまさかの6連敗。終盤も4連敗するなど波に乗れず、最下位で後期を終了。プレーオフでは1973年まで阪急の指揮を執っていた西本幸雄監督率いる近鉄との対戦となったが、第1戦は7-11で近鉄に敗戦。第2戦以降は立ち直って3連勝し、最低勝率の.520でリーグ優勝を達成(それ以前は1973年の巨人が記録した.524)。日本シリーズは上田監督の古巣である広島との対戦となりシリーズ予想も阪急有利と広島有利に二分されたが、エースの山田久志やベテランの足立光宏など投手陣が山本浩二や衣笠祥雄などの赤ヘル打線を封じ、また打線も効率よく得点を重ねるなど広島を寄せ付けず引き分けを挟んで4連勝。球団創設以来初の日本一を達成し、地元・西宮球場で上田監督が胴上げされた。対戦成績では前年優勝のロッテと5位南海に15勝以上をあげたものの、3位太平洋には相性が悪く後期は10連敗を喫するなど散々で、8勝17敗1分と大きく負け越した。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー[2]
1 中福本豊
2 左ウイリアムス
3 一高井保弘[注 1]
4 指長池徳二
5 三森本潔
6 二マルカーノ
7 捕河村健一郎
8 右大熊忠義
9 遊大橋穣
投手 山田久志
1975年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期成績
1位 阪急-- 阪急-- 阪急--
2位 太平洋2.5 太平洋2.5 太平洋6.0
3位 ロッテ3.5 近鉄3.5 近鉄6.0
4位 近鉄3.5 ロッテ7.0 日本ハム8.0
5位 日本ハム4.0 日本ハム7.0 南海9.0
6位 南海4.5 南海10.0 ロッテ10.0
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期成績
1位 近鉄-- 近鉄-- 近鉄--
2位 ロッテ ロッテ3.0 ロッテ9.5
3位 阪急 太平洋4.5 南海11.5
4位 日本ハム1.0 日本ハム5.5 太平洋12.5
5位 南海2.0 阪急5.5 日本ハム
6位 太平洋3.0 南海8.5 阪急14.0
前期最終成績
順位球団勝敗分勝率差
1位阪急ブレーブス38252 .603優勝
2位太平洋クラブライオンズ30296 .50856.0
3位近鉄バファローズ31304 .50826.0
4位日本ハムファイターズ27308 .4748.0
5位南海ホークス27326 .4589.0
6位ロッテオリオンズ27344 .44310.0
後期最終成績
順位球団勝敗分勝率差
1位近鉄バファローズ40205 .667優勝
2位ロッテオリオンズ32312 .5089.5
3位南海ホークス30332 .47611.5
4位日本ハムファイターズ28334 .45912.5
4位太平洋クラブライオンズ28334 .45912.5
6位阪急ブレーブス26345 .43314.0


1975年パシフィック・リーグ最終成績
順位球団勝敗分勝率差
1位阪急ブレーブス64597 .520優勝
2位近鉄バファローズ71509 .587-8.0
3位太平洋クラブライオンズ586210 .4834.5
4位ロッテオリオンズ59656 .4765.5
5位南海ホークス57658 .4676.5
6位日本ハムファイターズ556312 .4666.5

*優勝はプレーオフで決定。2位以下はプレーオフの結果に関係なく勝率順で決定

プレーオフ

1975年 パシフィック・リーグプレーオフ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月15日(水)第1戦近鉄バファローズ11 - 7阪急ブレーブス阪急西宮球場
10月16日(木)第2戦近鉄バファローズ4 - 5阪急ブレーブス
10月17日(金)移動日
10月18日(土)第3戦雨天中止藤井寺球場
10月19日(日)阪急ブレーブス3 - 0近鉄バファローズ
10月20日(月)第4戦阪急ブレーブス5 - 3近鉄バファローズ
年間優勝:阪急ブレーブス

日本シリーズ

1975年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月25日(土)第1戦広島東洋カープ3 - 3阪急ブレーブス阪急西宮球場
10月26日(日)第2戦広島東洋カープ1 - 5阪急ブレーブス
10月27日(月)移動日
10月28日(火)第3戦阪急ブレーブス7 - 4広島東洋カープ広島市民球場
10月29日(水)第4戦雨天中止
10月30日(木)阪急ブレーブス4 - 4広島東洋カープ
10月31日(金)第5戦阪急ブレーブス2 - 1広島東洋カープ
11月1日(土)移動日
11月2日(日)第6戦広島東洋カープ3 - 7阪急ブレーブス阪急西宮球場
優勝:阪急ブレーブス(初優勝)

オールスターゲーム1975

選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ上田利治
投手山口高志初
山田久志4
捕手中沢伸二2
一塁手加藤秀司4
内野手マルカーノ初
大橋穣3
外野手福本豊5
長池徳二9
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。

選手・スタッフ

[3]

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
加藤秀司 最優秀選手初受賞
打点王97打点初受賞
山口高志 新人王
福本豊 盗塁王63個6年連続6度目
ベストナイン
選手名ポジション回数
加藤秀司一塁手2年ぶり2度目
マルカーノ二塁手初受賞
大橋穣遊撃手4年連続4度目
長池徳二指名打者(新設)[注 2]
ダイヤモンドグラブ賞
選手名ポジション回数
足立光宏投手2年連続3度目
加藤秀司一塁手初受賞
マルカーノ二塁手初受賞
大橋穣遊撃手4年連続4度目
福本豊外野手4年連続4度目

ドラフト

順位選手名ポジション所属結果
1位住友一哉投手鳴門高拒否・法政大学進学
2位簑田浩二内野手三菱重工三原入団
3位木村基治投手宇部鴻城高入団
4位加藤安雄内野手熊谷組入団
5位森正敏内野手東海大学付属相模高拒否・東海大学進学
6位中司得三外野手近畿大学拒否・日本生命入社

脚注

注釈

  1. 偵察メンバーの米田哲也と交代。
  2. 外野手部門で6度受賞しており、通算7度目。

出典

  1. “年度別成績 1975年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年9月28日閲覧。
  2. 『読売新聞』1975年4月6日付朝刊、14版、14面
  3. LEGEND OF Bs 2011 ~蘇る黄金の70's~オリックス・バファローズ公式HP
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