中山大障害

中山大障害(なかやまだいしょうがい)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走J・GI)である。競馬番組表での名称は「農林水産省賞典 中山大障害(のうりんすいさんしょうしょうてん なかやまだいしょうがい)」と表記している[1]

中山大障害
Nakayama Daishogai
第144回中山大障害
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1934年12月5日
2023年の情報
距離 障害芝4100m
格付け J・GI
賞金 1着賞金6600万円
出走条件 サラ系障害3歳以上(国際)
負担重量 定量(3歳61kg、4歳以上63kg、牝馬2kg減)
出典 [1][2]
中山大障害の創設者・肥田金一郎

春に施行される中山グランドジャンプとともに、大竹柵障害や大生垣障害を飛越する中山競馬場の襷コース(大障害コース)が用いられる(後述)。

正賞は農林水産大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞[1]

概要

第1回大障害特別優勝馬・キンテンと轡を取る肥田金一郎

1934年に、当時中山競馬倶楽部の理事長だった肥田金一郎東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物競走とすることを目的として創設した障害競走[3]で、日本で最も難度の高い障害競走とされている[3]。第1回は「大障害特別」の名称で行われ、1935年から春と秋の年2回施行するようになった[3]。競走名はその後度重なる変更を経て、1948年秋より「中山大障害」の名称で定着している[3]。施行距離は創設時に4100mとされ、幾度かの変遷を経たのち1972年秋より再び4100mに戻され、現在に至る[3]

1935年以来、長らく春と秋に年2回施行していたが、1999年に障害競走が改革されグレード制を導入した際、春の競走を廃止のうえ新たに「中山グランドジャンプ」が創設され、本競走と中山グランドジャンプが最高位となる「J・GI」に格付け。あわせて負担重量も別定から定量に変更され、以後は秋季に年1回の施行となった[3]。事故防止のため1972年に障害の規模を多少縮小[3]したものの、現在も「華の大障害[3]」「暮れの中山の名物レース[4]」などと呼ばれ親しまれている。

1957年から4歳(現3歳)馬の出走が秋のみ認められるようになり、外国産馬は1989年から春、1993年から秋にそれぞれ出走可能になった[3]。2011年からは国際競走となり、外国馬も出走可能になった[3]

また、競馬における障害競走の総決算として位置づけられているほか、年度により(12月28日が日曜日である場合。年度によっては12月28日が月曜に当たる12月27日が日曜日と重なる場合も含む)、平地の2歳GI「ホープフルステークス」との同日並列開催(過去例:2020年)となる場合がある。

競走条件

以下の内容は、2023年(第146回)現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系障害3歳以上(出走可能頭数:最大16頭)

  • JRA所属馬
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:定量(3歳61kg、4歳以上63kg、牝馬2kg減)

  • 第1回 - 第121回は別定[3]

出馬投票を行った馬のうち優先出走権のある外国馬から割り当て、JRA所属馬は「通算収得賞金」+「過去1年の収得賞金」+「過去2年のJ・GI競走における収得賞金」が多い順に割り当てる。

賞金

2023年の1着賞金は6600万円で、以下2着2600万円、3着1700万円、4着990万円、5着660万円[1][2]

コース

初期の走路図

中山競馬場の障害コース・大障害コース(後述)を周回し、最後の直線は芝コースを使用。全体の距離は4100m[5]

第3コーナーからスタートし、まず順回りで4分の3周。向正面から大障害コースに入り大竹柵を飛越。その後は逆回りとなり、第4コーナーから第3コーナーを通って再び大障害コースに入り大生垣を飛越。再び順回りに戻り、第4コーナーからダートコースを横切って芝コースへ進入。最後の直線には障害がない。

7つの障害を11回飛越し、6回の坂路(谷。「バンケット」とも呼ばれる)昇降がある。飛越のテクニックはもちろん、大竹柵と大生垣では高さに加え距離も飛ばなければクリアできず、スタミナや精神力が試されるJRA障害の最高峰コースとされている[5]

創設時は障害を10回飛越し、6回の坂路(谷。「バンケット」とも呼ばれる)昇降のほかに大土塁(通称「赤レンガ」。高さ1.4m・幅2.2m)と大竹柵(高さ1.6m)と生垣(高さ1.5m・幅2.7m)があった[3]

大障害

中山競馬場の襷コースは「大障害コース」とも呼ばれ、本競走と中山グランドジャンプでのみ使用される[5]。大障害コースには、大竹柵と大生垣が設置されている。

大竹柵

中山競馬場の第6号障害[6]。スタートから5番目に飛越する障害で、高さ160cm・幅205cm・竹柵部分の高さは140cmとなっている[6]。1980年代はこの障害で転倒・落馬をする馬が非常に多く、1981年春より1985年秋まで出走馬延べ80頭のうち19頭が転倒・落馬を引き起こした[注 1]。その後、竹柵をしまりが緩くかき分けやすいものに変更したことに伴い、大幅に易化。2003年から2012年までの出走馬140頭のうち、ここで落馬した馬はわずか1頭にまで激減した。

大生垣

中山競馬場の第7号障害[6]。スタートから7番目に飛越する障害で、高さ160cm・幅240cm・生垣の高さ140cm[6]。大障害創設当初より20cm高くなっている。大竹柵から見て逆周りをしてもう1回、襷に戻ってくるという仕組み。かつては大土塁(おおどるい)と呼ばれたが、旧大生垣が廃止された後にこちらを「大生垣」と呼ぶようになった。前面土塁部分に赤レンガ模様のデザインが施されており、「赤レンガ」という通称も用いられる。以前より競走中止となることは少ないが、ときおり有力馬の落馬を引き起こしている。また、大竹柵の難易度低下に伴って近年では中止率が逆転している。

歴史

中山競馬倶楽部肥田金一郎が1932年に創設された東京優駿競走に匹敵する競走を中山競馬場でも開催したいと考え、イギリスのグランドナショナルにならった障害競走を創設するため、同年に障害コースの整備を開始。1934年8月27日に「大障碍特別競走」を創設する旨を各倶楽部に通知した。

それは距離4100m[3]、高さ160cmの大竹柵[3]、高さ140cm・幅220cmの大土塁[3]、高さ150cm・幅270cmの大生垣[3]の三大障害を含め計10回の障害飛越、加えて高低差4メートルを超える坂路を6回昇降する[3]というものであり、ほとんどが中距離で障害も120センチメートル以下の競走しかなかった当時としては非常に過酷なものであった。

競馬関係者からは軍馬の改良の必要性などから長距離を耐え抜く有能な実役馬を選定できるという賛成意見もあったが、将来種牡馬となる良血馬、高額馬の出走が望めない少頭数となり競走興味が薄れるなどの理由で時期尚早とする反対意見が圧倒的となった。しかし肥田は断固として施行を主張。12月5日に大障碍特別競走を行うことを決定した。1着賞金は1万円であり、これは東京優駿競走と並び当時最高の賞金額を誇るレースであった。

1999年の障害競走の改革にあたっては、春の大障害を「中山スプリングジャンプ」、秋の大障害を「中山グランドジャンプ」とする計画であったが、競馬サークルの内外から「伝統のレース名は残すべき」という声が上がり、また春の競走を国際招待レースとする計画が立ち上がったため、春は「中山グランドジャンプ」として新設、秋は従来通り「中山大障害」の名称で施行することとなった。

2020年より、発走前のファンファーレ生演奏を実施。

年表

  • 1934年 - 「大障碍特別競走」の名称で別定戦として創設[3]。出走4頭中3頭が完走した。
  • 1935年
    • この年より年2回施行される(1947年と1956年を除く)[3]
    • 名称を「農林省賞典障碍」に変更[3]
  • 1938年 - 名称を「中山農林省賞典障碍」に変更[3]
  • 1943年 - 名称を「中山農商省賞典障碍」に変更[3]
  • 1947年 - 名称を「農林省賞典障碍」に変更[3]
  • 1948年 - 名称を「中山大障碍」に変更[3]
  • 1950年 - この年のみ過去の優勝馬が出走不可となる。
  • 1954年 - 名称を「農林省賞典 中山大障碍」に変更[3]
  • 1957年 - 4歳馬が出走可能になる。
  • 1970年 - 名称を「農林省賞典 中山大障害」に変更[3]
  • 1971年 - 馬インフルエンザ蔓延の影響で開催中止。
  • 1972年 - 向正面障害専用コース新設に伴い、距離が4100mに短縮される。
  • 1978年 - 名称を「農林水産省賞典 中山大障害」に変更[3]
  • 1993年 - 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる。
  • 1999年
    • グレード制導入によりJ・GIに格付け[3]
    • 年1回施行となり、以後は秋季のみとなる[3]
    • 負担重量を定量に変更[3]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走条件を「3歳以上」に変更。
  • 2003年 - 積雪のため中止、2004年1月に延期。
  • 2011年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が8頭まで出走可能となる。

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記としている。

競走名は第1回が「大障碍特別」、第3回・第5回・第7回、第20回が「農林省賞典障碍」、第9回・第11回・第13回・第15回・第17回が「中山農林省賞典障碍」、第19回が「中山農商省賞典障碍」[3]

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主1着本賞金
第1回
1934年12月5日中山4100mキンテン牡55:21 1/5稲葉幸夫稲葉秀男肥田金一郎1万円
第3回
1935年10月20日中山4100mオーシス牡45:02 2/5佐藤修杉浦照石川義明
第5回
1936年10月18日中山4100mトーナメント牡44:57 1/5中野吉太郎杉浦照石川義明
第7回
1937年10月17日中山4100mキンテキ牡45:01 0/5古賀嘉蔵尾形景造高井治兵衛
第9回
1938年11月27日中山4100mリードアン牝45:06 0/5稲葉幸夫藤本冨良大川義雄
第11回
1939年12月3日中山4100mシヤインモア牝44:55 1/5内藤潔尾形景造土田荘助
第13回
1940年12月8日中山4100mスタミナ牝54:59 0/5岩下密政田村仁三郎豊島美王麿
第15回
1941年12月7日中山4100mゼーアドラー牡54:55 0/5古賀嘉蔵尾形景造片山哲雄
第17回
1942年11月29日中山4240mバイエル牝45:08 3/5富田竹次郎布施季三高橋錬逸
第19回
1943年11月28日中山4240mカミワカ牡55:05 1/5岩下密政田村仁三郎豊島美王麿
第20回
1947年12月14日中山3350mニユージヤパン牡44:07 3/5小桧山悦雄鈴木信太郎豊島美王麿7万円
第22回
1948年11月3日中山4100mブルーホマレ牡44:47 0/5吉野勇大久保房松久保邦造40万円
第24回
1949年12月4日中山4100mブランドライト牡54:58 3/5坂内光雄尾形藤吉川内安忠50万円
第26回
1950年12月7日中山4100mアシガラヤマ牡44:54 1/5吉野勇平井寅雄川島政子
第28回
1951年12月16日中山4100mミツタヱ牝54:51 0/5渡辺正人東原玉造河野信一70万円
第30回
1952年12月21日中山4100mサチヒカリ牡44:50 3/5坂本栄三郎小西喜蔵石原利貞
第32回
1953年11月1日中山4100mモモタロウ牡54:49 4/5野平幸雄田中和一郎舟橋聖一
第34回
1954年11月3日中山4100mアラワシ牡44:54 1/5伊藤英治望月与一郎高橋なつ100万円
第36回
1955年11月3日中山4100mシマユキ牡54:47 1/5飯塚好次松山吉三郎小野仁助
第37回
1956年11月18日中山4100mハクレイ牝44:54 4/5目時重男尾形藤吉西博120万円
第39回
1957年10月20日中山4100mヤマカブト牝54:46 1/5坂本栄三郎小西喜蔵山之内喜代子130万円
第41回
1958年10月12日中山4100mケニイモア牝54:44 4/5目時重男武輔彦ジョー・エス
第43回
1959年10月11日中山4100mハルボー牡44:43.8本田昌雄田中朋次郎加藤春雄150万円
第45回
1960年10月9日中山4100mロールメリー牝54:46.9古賀一隆古賀嘉蔵豊島美王麿200万円
第47回
1961年10月15日中山4100mトサキング牡44:48.4瀬戸口勉上田武司上田清次郎300万円
第49回
1962年10月7日中山4100mライトリア牡64:43.1坂内光雄藤本冨良伊藤久雄400万円
第51回
1963年10月20日中山4100mフジノオー牡44:46.9横山富雄橋本輝雄藤井一雄
第53回
1964年10月11日中山4100mフジノオー牡54:49.7横山富雄橋本輝雄藤井一雄450万円
第55回
1965年10月17日中山4200mミスハツクモ牝54:54.4前田禎鈴木清勝又豊次郎550万円
第57回
1966年12月4日中山4200mホウラン牝44:56.1金井国男稲葉秀男河野通800万円
第59回
1967年12月3日中山4200mヤマニンダイヤ牡54:48.1鶴留明雄諏訪佐市土井宏二900万円
第61回
1968年12月29日中山4200mタジマオーザ牡34:56.6津田昭佐藤勝美(株)田島牧場1100万円
第63回
1969年12月28日中山4200mマウントブゼン牝44:55.1山田広士野平省三山田福太郎1300万円
第65回
1970年12月27日中山4200mリクオー牡44:58.4千田能照勝又忠矢沢註二1500万円
第67回
1971年12月25日中山4200m開催中止
第69回
1972年12月24日中山4100mマスヒロ牝45:02.8成島正規阿部正太郎増山栄一1900万円
第71回
1973年12月23日中山4100mクリユタカ牡54:44.7法理弘阿部正太郎栗林友二2200万円
第73回
1974年12月22日中山4100mグランドマーチス牡54:40.2寺井千万基伊藤修司大久保興産(株)2700万円
第75回
1975年12月21日中山4100mグランドマーチス牡64:42.5法理弘伊藤修司大久保興産(株)2800万円
第77回
1976年12月26日中山4100mサクラオンリー牡84:45.1平井雄二久保田彦之(株)さくらコマース3100万円
第79回
1977年12月25日中山4100mバローネターフ牡54:39.7三浦春美矢野進(有)ターフ・スポート3200万円
第81回
1978年12月24日中山4100mバローネターフ牡64:43.6小柳由春矢野進(有)ターフ・スポート3400万円
第83回
1979年12月23日中山4100mバローネターフ牡74:43.7根本康広矢野進(有)ターフ・スポート
第85回
1980年12月20日中山4100mカチウマタロー牡54:49.4田中剛柄崎義信島崎竜五郎3700万円
第87回
1981年12月19日中山4100mテキサスワイポン牡74:42.1今岡正二分久男渡辺孝男4500万円
第89回
1982年12月25日中山4100mキングスポイント牡54:42.6小島貞博小川佐助高田久成4800万円
第91回
1983年12月24日中山4100mオキノサキガケ牡54:41.9星野忍佐藤林次郎沖崎エイ、沖崎藤吉郎
第93回
1984年12月22日中山4100mメジロアンタレス牡54:39.1牧之瀬幸夫大久保洋吉メジロ商事(株)
第95回
1985年12月21日中山4100mオンワードボルガ牡44:46.9田中剛二本柳俊夫樫山純三5000万円
第97回
1986年12月20日中山4100mハッピールイス牡44:45.6中竹和也吉田三郎マエコウファーム(有)
第99回
1987年12月26日中山4100mシノンシンボリ牡84:39.4牧之瀬幸夫大和田稔和田共弘5200万円
第101回
1988年12月24日中山4100mヤマニンアピール騸54:39.0岡冨俊一中村均土井宏二
第103回
1989年12月23日中山4100mメジロマスキット牝44:39.0臼井武尾形充弘(有)メジロ牧場5400万円
第105回
1990年12月22日中山4100mワカタイショウ牡54:38.9星野忍嶋田功渡辺喜八郎5500万円
第107回
1991年12月21日中山4100mシンボリモントルー牡64:37.2成田均田中和夫シンボリ牧場5600万円
第109回
1992年12月26日中山4100mシンボリクリエンス牡74:38.3大江原哲境征勝シンボリ牧場5700万円
第111回
1993年12月25日中山4100mブロードマインド牡54:42.0牧之瀬幸夫矢野進吉田照哉
第113回
1994年12月17日中山4100mローズムーン牝54:40.6五十嵐久田村駿仁(株)大東牧場
第115回
1995年12月16日中山4100mフジノスラッガー牡54:44.9臼井武和田正道中村寛俊
第117回
1996年12月14日中山4100mポレール牡54:44.0星野忍岩元市三林進
第119回
1997年12月13日中山4100mケイティタイガー牡84:45.5嘉堂信雄吉岡八郎瀧本和義
第121回
1998年12月19日中山4100mビクトリーアップ騸54:44.1横山義行吉永正人(有)池ばた
第122回
1999年12月18日中山4100mゴッドスピード牡54:42.6西谷誠瀬戸口勉坪野谷和平8000万円
第123回
2000年12月23日中山4100mランドパワー牡54:40.7金折知則福島勝木村善一
第124回
2001年12月22日中山4100mユウフヨウホウ牡44:44.1今村康成松元茂樹(株)アイテツ
第125回
2002年12月21日中山4100mギルデッドエージ牡54:51.6R.ロケット松元茂樹(有)ノースヒルズマネジメント
第126回
2004年01月10日中山4100mブランディス騸74:40.9大江原隆藤原辰雄(有)サンデーレーシング
第127回
2004年12月25日中山4100mメルシータカオー騸54:37.6出津孝一武宏平永井康郎
第128回
2005年12月24日中山4100mテイエムドラゴン牡34:39.9白浜雄造小島貞博竹園正繼
第129回
2006年12月23日中山4100mマルカラスカル牡44:41.0西谷誠瀬戸口勉河長産業(株)
第130回
2007年12月22日中山4100mメルシーエイタイム牡54:39.7横山義行武宏平永井康郎
第131回
2008年12月27日中山4100mキングジョイ牡64:45.0高田潤増本豊松岡隆雄
第132回
2009年12月26日中山4100mキングジョイ牡74:41.7西谷誠増本豊松岡隆雄
第133回
2010年12月25日中山4100mバシケーン牡54:46.1蓑島靖典高橋義博石橋英郎7500万円
第134回
2011年12月24日中山4100mマジェスティバイオ牡44:44.2山本康志田中剛バイオ(株)7000万円
第135回
2012年12月22日中山4100mマーベラスカイザー牡44:48.8熊沢重文柴田政見笹原貞生6500万円
第136回
2013年12月21日中山4100mアポロマーベリック牡44:45.8五十嵐雄祐堀井雅広アポロサラブレッドクラブ
第137回
2014年12月20日中山4100mレッドキングダム牡54:41.0北沢伸也松永幹夫(株)東京ホースレーシング
第138回
2015年12月26日中山4100mアップトゥデイト牡54:37.9林満明佐々木晶三今西和雄
第139回
2016年12月23日中山4100mオジュウチョウサン牡54:45.6石神深一和田正一郎(株)チョウサン6600万円
第140回
2017年12月23日中山4100mオジュウチョウサン牡6 R4:36.1 石神深一和田正一郎(株)チョウサン
第141回
2018年12月22日中山4100mニホンピロバロン牡84:40.8石神深一田所秀孝小林百太郎
第142回
2019年12月21日中山4100mシングンマイケル騸54:38.9金子光希高市圭二伊坂重憲
第143回
2020年12月26日中山4100mメイショウダッサイ牡74:40.7森一馬飯田祐史松本好雄
第144回
2021年12月25日中山4100mオジュウチョウサン牡104:46.6石神深一和田正一郎(株)チョウサン
第145回
2022年12月24日中山4100mニシノデイジー牡64:45.9五十嵐雄祐高木登西山茂行
第146回
2023年12月23日中山4100mマイネルグロン牡54:37.9石神深一青木孝文(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン

中山大障害の記録

  • レースレコード - 4分36秒1(2017年・オジュウチョウサン)
    • 優勝タイム最遅記録 - 5分21秒 1/5(1934年・キンテン)[7]
  • 最年長優勝馬 - 10歳(1989年春・キョウエイウオリア、2021年・オジュウチョウサン)
    • 最年少優勝馬 - 3歳(1968年・タジマオーザ、2005年・テイエムドラゴン)
  • 最多優勝馬 - 5回(1977年春秋・1978年秋・1979年春秋・バローネターフ)
    • 秋2勝以上 - フジノオー(1963・1964年)、グランドマーチス(1974・1975年)、バローネターフ(1977〜1979年)、キングジョイ(2008・2009年)、オジュウチョウサン(2016・2017・2021年)
  • 最多優勝騎手 - 7回(1980年春・1983年春秋・1989年春・1990年秋・1996年春秋・星野忍)
    • 秋最多優勝騎手 - 5回(2016〜2018・2021・2023年・石神深一)
  • 最多優勝調教師 - 8回(1937年秋・1938年春・1939年秋・1940年春・1941年秋・1949年秋・1956年秋・1966年春・尾形藤吉)
    • 秋最多優勝調教師 - 5回(1937・1939・1941・1949・1956年・尾形藤吉)
  • 兄弟制覇
    • ヤマカブト・ケニイモア(千鳥甲産駒)[8]
    • ナスノセイラン・ナスノヒエン(ナスノアラシ産駒[9]
    • メジロアイガー・メジロマスキット(メジロアマクサ産駒)[10]

中山大障害(春)

中山大障害(春)
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1935年4月7日
1998年の情報
距離 障害芝4100m
格付け 重賞
出走条件 サラ系障害5歳以上

前述の通り、1935年から1998年までは年2回施行され、春の競走も行われていた。

施行コース・距離は秋と同様だったが、春のみ4歳馬(2001年以降の表記に基づけば3歳馬)は出走が認められていなかった。

年表

  • 1935年
    • 年2回施行となり、春の競走を開始。
    • 名称を「中山大障碍特別」に変更。
  • 1948年 - 過去の優勝馬が出走可能となる。
  • 1951年 - 過去の優勝馬の斤量は2kg増となる。
  • 1953年 - 日本放送協会(NHK)がテレビで中継。日本初のテレビ競馬中継となった。
  • 1966年 - 中山大障碍1勝ごとに2kg増に変更される[注 2]
  • 1969年 - 出走馬ロイタンの実質的な馬主が出走馬バスターに禁止薬物のカフェインを含む抹茶を摂取させようと企み、バスターが出走取消に追い込まれる事件が起こった(バスター事件)。
  • 1972年
  • 1976年 - 再び中山大障害1勝ごとに2kg増に変更される。
  • 1988年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場で行われたため、名称を「東京大障害」として施行された。東京大障害は過去に使用されたことがない距離4000mで施行され、第3コーナーから逆回りで1周したあとに襷コースに入り第2コーナーから順回りで直線に向かった。障害飛越数は17。
  • 1989年 - 混合競走に指定。
  • 1999年 - 廃止。中山グランドジャンプを新設の上、J・GIに格付けされる。

中山大障害(春)歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、現行表記としている。

競走名は第2回が「中山大障碍特別」、第4回・第6回・第8回・第21回が「農林省賞典障碍」、第10回・第12回・第14回・第16回・第18回が「中山農林省賞典障碍」、第100回が「東京大障害」。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第2回
1935年4月7日中山4100mイサハヤ牡65:09 4/5秋山辰治川崎敬次郎真藤慎太郎
第4回
1936年4月5日中山4100mジユピターユートピア牡55:01 4/5中口儀一郎大久保房松小林国威
第6回
1937年4月4日中山4100mフソウ牡44:57 1/5平井寅雄稲葉秀男中村勝五郎
第8回
1938年4月10日中山4100mトクタカ牡54:59 0/5内藤潔尾形景造山中清兵衛
第10回
1939年4月9日中山4100mコクオー牝55:03 4/5松永光雄土田順三村上菊松
第12回
1940年4月19日中山4100mキヨクジツ牡64:55 4/5古賀嘉蔵尾形景造高杉晋
第14回
1941年4月20日中山4100mライハルオン牝64:53 1/5中野才一佐藤重治伊藤盛治
第16回
1942年4月26日中山4240mホウカツピータ牡55:07 2/5本田昌雄稗田虎伊経塚彌三
第18回
1943年5月2日中山4240mモトクマ牡55:03 4/5平井稔稲葉幸夫門井鍋四郎
第21回
1948年4月3日中山3350mフクレイ牡54:08 1/5田畑志郎古賀嘉蔵西博
第23回
1949年5月1日中山4100mカミカゼ牡44:50 3/5高松三太柏谷富衛小野ムメ
第25回
1950年5月5日中山4100mエイシヤイン牡65:00 2/5小森園正義久保田彦之伊藤市平
第27回
1951年5月20日中山4100mツキヤス牝44:43 4/5古山良司上村大治郎高須銀次郎
第29回
1952年6月8日中山4100mカツシロ牡44:44 4/5富田六郎見上恒芳松村政雄
第31回
1953年6月28日中山4100mハクオー牡44:45 3/5斉藤義美松元正雄西村光之助
第33回
1954年6月20日中山4100mギンザクラ牡44:50 3/5富田六郎見上恒芳鈴江チヨ
第35回
1955年6月26日中山4100mキタノイヅミ牡44:43 1/5勝尾竹男久保田金造田中留治
第38回
1957年6月30日中山4100mクロシオ牡44.52 0/5長池辰三大久保末吉渡辺美弥子
第40回
1958年6月29日中山4100mケニイモア牝54:47 0/5目時重男武輔彦ジョー・エス
第42回
1959年6月28日中山4100mオータジマ牡44:43 0/5高屋次郎古賀嘉蔵田島将光
第44回
1960年6月26日中山4100mロールメリー牝54:49.5古賀一隆古賀嘉蔵豊島美王麿
第46回
1961年4月23日中山4100mクニハヤ牡64:45.0加賀武見阿部正太郎日下邦雄
第48回
1962年4月22日中山4100mフエニツクス牡54:54.2田村駿仁二本柳俊夫河野魁
第50回
1963年6月23日中山4100mゴールデンオーザ牡44:46.2関口薫中村広川俣トシエ
第52回
1964年3月15日中山4100mフジノオー牡54:45.5横山富雄橋本輝雄藤井一雄
第54回
1965年4月11日中山4100mフジノオー牡64:49.2横山富雄橋本輝雄藤井一雄
第56回
1966年4月24日中山4200mアドミラル牡45:04.0小泉明東尾形藤吉永田雅一
第58回
1967年6月11日中山4200mクニハヤヒメ牝44:52.1関口健太郎阿部正太郎日下邦雄
第60回
1968年4月7日中山4200mフジノホマレ牡84:53.4横山富雄橋本輝雄藤井一雄
第62回
1969年6月29日中山4200mホンマルシロー牡44:58.9千田能照勝又忠原田享
第64回
1970年4月5日中山4200mハセタカラ牡44:50.9法理弘阿部正太郎長南鶴雄
第66回
1971年5月5日中山4200mナスノセイラン牝54:48.6金井国男稲葉秀男那須野牧場
第68回
1972年6月4日中山4200mナスノセイラン牝64:53.0柴崎勇稲葉秀男那須野牧場
第70回
1973年4月8日中山4100mナスノヒエン牡54:45.1金井国男稲葉秀男那須野牧場
第72回
1974年4月7日中山4100mグランドマーチス牡54:48.4寺井千万基伊藤修司大久保興産(株)
第74回
1975年4月6日中山4100mグランドマーチス牡64:40.3寺井千万基伊藤修司大久保興産(株)
第76回
1976年4月11日中山4100mエリモイーグル牡54:38.9渡辺修一大久保末吉井上芳春
第78回
1977年4月10日中山4100mバローネターフ牡54:44.3三浦春美矢野進(有)ターフ・スポート
第80回
1978年4月9日中山4100mファンドリナイロ牡64:42.1広松孝司須貝彦三水戸富雄
第82回
1979年4月8日中山4100mバローネターフ牡74:38.5根本康広矢野進(有)ターフ・スポート
第84回
1980年4月6日中山4100mオキノサコン牡64:49.5星野忍八木沢勝美沖崎エイ、沖崎藤吉郎
第86回
1981年4月5日中山4100mナカミショウグン牡54:47.4根本康広八木沢勝美中村美俊
第88回
1982年4月11日中山4100mキングスポイント牡54:44.1小島貞博小川佐助高田久成
第90回
1983年4月10日中山4100mオキノサキガケ牡54:41.8星野忍佐藤林次郎沖崎エイ、沖崎藤吉郎
第92回
1984年4月8日中山4100mメジロジュピター牡64:41.9池添兼雄大久保洋吉メジロ商事(株)
第94回
1985年4月7日中山4100mブルーフラール牝54:43.1成田均大久保勝之栗林英雄
第96回
1986年4月6日中山4100mライバコウハク牡74:44.9大江原哲松元正雄坂本盛正、上水清氏
第98回
1987年4月12日中山4100mメジロアンタレス牡84:44.2成田均大久保洋吉メジロ商事(株)
第100回
1988年4月10日東京4000mメジロアイガー牡54:34.6臼井武尾形充弘(有)メジロ牧場
第102回
1989年4月9日中山4100mキョウエイウオリア牡104:46.8星野忍中村均松岡正雄
第104回
1990年4月7日中山4100mパンフレット牡54:39.5嘉堂信雄田中良平小田切有一
第106回
1991年4月6日中山4100mシンコウアンクレー牡54:38.1田中剛二本柳俊一安田修
第108回
1992年4月11日中山4100mシンボリクリエンス牡74:41.7大江原哲境征勝シンボリ牧場
第110回
1993年4月10日中山4100mメジログッテン牡64:38.5押田年郎大久保正陽(有)メジロ牧場
第112回
1994年4月9日中山4100mブロードマインド牡64:40.7牧之瀬幸夫矢野進吉田照哉
第114回
1995年4月8日中山4100mダイカツストーム牡54:44.1中竹和也中村好夫志賀泰吉
第116回
1996年4月6日中山4100mポレール牡54:41.2星野忍岩元市三林進
第118回
1997年4月12日中山4100mポレール牡64:43.1出津孝一岩元市三林進
第120回
1998年4月18日中山4100mノーザンレインボー牡84:46.2田中剛鈴木康弘吉田照哉

(参考)農商省賞典障碍

1944年春は中山競馬場が閉鎖されたため、東京競馬場で能力検定競走「農商省賞典障碍」として施行された[12]

施行日優勝馬性齢タイム優勝騎手
1944年6月11日イマカゼ牝55:03 0/5石澤秀二

脚注・出典

参考文献

  • 「農林水産省賞典中山大障害(J・GI)」『中央競馬全重賞競走成績集【障害・廃止重賞編】』日本中央競馬会、2006年、23-170頁。

注釈

  1. 再騎乗および転倒した他馬に触れたものも含む。
  2. 当初はふたたび過去の優勝馬の出走を禁止することを発表していたが、撤回された。

出典

  1. 令和5年第5回中山競馬番組 (PDF). 日本中央競馬会. 2023年7月30日閲覧。
  2. 重賞競走一覧(レース別・関東)”. 日本中央競馬会. p. 45. 2023年7月30日閲覧。
  3. 今週の注目レース(第138回中山大障害:プレイバック)”. 日本中央競馬会. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  4. 今週の注目レース(第138回中山大障害:データ分析)”. 日本中央競馬会. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  5. 今週の注目レース(第138回中山大障害:コース紹介)”. 日本中央競馬会. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  6. 中山競馬場(コース紹介)”. 日本中央競馬会. 2020年12月8日閲覧。
  7. GⅠ昇格後は4分51秒6(2002年・ギルデッドエージ)
  8. 兄妹制覇
  9. https://db.netkeiba.com/horse/mare/000a003483/
  10. 兄妹制覇、メジロアイガーは春・東京開催の同競走を制覇
  11. 「本命馬に目つぶし 劇薬をかけられて出走除外」『朝日新聞』昭和47年6月5日.3面
  12. 『優駿』1944年7月、p24

各回競走結果の出典

過去に年2回施行され、現在は年1回施行となっている他の競走

外部リンク

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