1988年の中日ドラゴンズ

1988年の中日ドラゴンズ(1988ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、1988年の中日ドラゴンズにおける動向をまとめる。

1988年の中日ドラゴンズ
成績
日本シリーズ敗退
日本S 1勝4敗(対西武
セントラル・リーグ優勝
79勝46敗5分 勝率.632
本拠地
都市 愛知県名古屋市
ナゴヤ球場
球団組織
オーナー 加藤巳一郎
経営母体 中日新聞社
監督 星野仙一
選手会長 宇野勝
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この年の中日ドラゴンズは、星野仙一監督の2年目のシーズンであり、1982年以来6年ぶり4回目のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

概要

星野監督1年目を2位とまずまずのスタートを切ったチームは若返りのため、平野謙西武へ放出して小野和幸を獲得し、また4番の大島康徳日本ハムへ放出して大宮龍男を獲得。さらにドラフトで立浪和義をドラフト1位で指名。立浪の入団により、遊撃手だった宇野勝は二塁へコンバートされた。また故障がちの中尾孝義を外野手へコンバートして中村武志を正捕手に抜擢。こうして開幕を迎えたが開幕戦でエースの小松辰雄が太ももを痛めるアクシデントで、4月は首位の広島と8ゲーム離される最悪のスタート。5月に入るとサヨナラ勝ちなどが多くなり、3位に浮上も7月はじめに巨人との北海道3連戦を全敗。しかし、地元のナゴヤ球場に戻るとチームの快進撃が始まり、8月にはついに巨人に代わって首位を奪取。4番の落合博満が3本のサヨナラ打を放つなど強竜打線は健在で、チームは4月を負け越した以外はすべての月で貯金を稼ぎ、10月7日の対ヤクルト戦(ナゴヤ)で大勝して1982年以来の優勝を決めた。昭和天皇入院中であったため、祝勝会ではビールかけが自粛された[1]。西武との日本シリーズでは第1戦で最多勝の小野が西武の4番清原和博に場外アーチを浴びて出鼻をくじかれ、一方で落合は本塁打・打点とも0に封じられ「4番の差」と敗因を語るなど、西武には歯が立たず1勝4敗で敗戦した。投手陣は移籍の小野が18勝で最多勝、小松が12勝をあげるなど先発陣がチーム勝ち星の大半を稼ぎ、抑えの郭源治はリーグ最多の37セーブで最優秀救援投手となり、MVPも獲得した。打撃陣は落合が打率3割を切ったものの32本塁打で4番の役目を果たし、チーム本塁打131本でリーグ2位を記録した。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷
開幕:4/85/16/17/18/29/3
1 彦野利勝 豊田成佑音重鎮彦野利勝彦野利勝彦野利勝
2 立浪和義 山田和利立浪和義立浪和義立浪和義立浪和義
3 ゲーリー ゲーリー落合博満落合博満落合博満ゲーリー
4 落合博満 落合博満ゲーリーゲーリーゲーリー落合博満
5 宇野勝 宇野勝宇野勝宇野勝宇野勝宇野勝
6 中尾孝義 小松崎善久川又米利川又米利仁村徹仁村徹
7 川又米利 中尾孝義豊田成佑仁村徹川又米利川又米利
8 大石友好 大石友好中村武志中村武志中村武志中村武志
9 小松辰雄 川畑泰博小松辰雄近藤真一近藤真一鈴木孝政

[2]

1988年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 広島-- 広島-- 巨人-- 中日-- 中日-- 中日-- 中日--
2位 巨人4.5 巨人1.5 広島0.5 巨人1.0 広島6.5 広島7.0 巨人12.0
3位 阪神5.0 阪神2.5 中日1.0 広島1.5 巨人7.5 巨人8.0 広島15.0
4位 ヤクルト5.5 大洋4.0 ヤクルト3.0 大洋5.0 大洋12.0 大洋17.0 大洋20.5
5位 大洋7.0 中日4.5 阪神6.5 ヤクルト9.5 ヤクルト12.0 ヤクルト17.0 ヤクルト22.0
6位 中日8.0 ヤクルト5.5 大洋7.0 阪神10.0 阪神19.0 阪神23.0 阪神29.5
期間
成績
5勝11敗
勝率.313
11勝8敗2分
勝率.579
13勝6敗
勝率.684
12勝7敗
勝率.632
15勝5敗3分
勝率.750
11勝6敗
勝率.647
12勝3敗
勝率.800
1988年セントラル・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位中日ドラゴンズ79465 .632優勝
2位読売ジャイアンツ68593 .53512.0
3位広島東洋カープ65623 .51215.0
4位横浜大洋ホエールズ59674 .46820.5
5位ヤクルトスワローズ58693 .45722.0
6位阪神タイガース51772 .39829.5

日本シリーズ

1988年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月22日(土)第1戦西武ライオンズ5 - 1中日ドラゴンズナゴヤ球場
10月23日(日)第2戦西武ライオンズ3 - 7中日ドラゴンズ
10月24日(月)移動日
10月25日(火)第3戦中日ドラゴンズ3 - 4西武ライオンズ西武ライオンズ球場
10月26日(水)第4戦中日ドラゴンズ0 - 4西武ライオンズ
10月27日(木)第5戦中日ドラゴンズ6 - 7西武ライオンズ
優勝:西武ライオンズ(3年連続8回目)

オールスターゲーム1988

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ星野仙一
投手小野和幸2
郭源治3
捕手中村武志
遊撃手立浪和義
内野手落合博満8
  • 太字はファン投票による選出。

個人成績

投手成績

  • 色付き規定投球回(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
/小野和幸29294111840757187.0173214411060156542.601.16
/小松辰雄24235201270652157.1137204951141071573.261.18
/杉本正2321111660501118.211913361920056523.941.31
/郭源治6100007637428111.0739313945027241.950.94
/近藤真一2417410870468110.0909467774153423.441.24
/川畑泰博251611044041792.11089444571049424.091.65
/米村明301211074033977.1959184382031293.381.46
/鹿島忠44000032032173.2726351554032303.671.45
/鈴木孝政27300043023154.2595132341025193.131.32
/山本昌広8622050018448.22811313500430.550.84
/上原晃24100032117746.0384121310013122.351.09
/宮下昌己20000010115535.041692164019164.111.43
/田中富生18200011012530.231461141018164.701.21
/都裕次郎1200000004911.110041800743.181.24
/江本晃一1200000005210.11457150010108.712.03
/高島覚40000000194.15020200112.081.62
/斉藤学30000000224.08101400636.752.00
/三浦将明10000000132.041112005522.502.50

打撃成績

  • 色付き規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
/落合博満1305574508213231132261953406981337011.293.418.580.998
/宇野勝1305284656812928018211768123654107815.277.349.454.802
/彦野利勝113432374531022521517647991613328671.273.344.471.814
/ゲーリー10140435856105253161845322063486517.293.359.514.873
/立浪和義11040333661751514104182272104204533.223.317.310.626
/川又米利1223813183089182612935321264550365.280.363.406.769
/仁村徹9236131434961717136524412527136510.306.361.433.794
/中村武志9830626730631805962120812971632.236.312.360.672
/中尾孝義952852562967153710935521031401453.262.299.426.725
/山田和利821771532841542607108140901330.268.313.392.705
/音重鎮66171151173373355180173802272.219.262.364.626
/仁村薫76115108133111755242131201172.287.304.509.813
/大石友好741151033193002260060501211.184.229.214.443
/豊田成佑88102844164102273271911230.190.274.262.536
/大宮龍男5791817141022152011830192.173.244.259.504
/小松崎善久5487839243043962110300323.289.314.470.784
/小野和幸297259082001090091300311.136.175.169.344
/小松辰雄2461594141011840020000150.237.237.305.542
/杉本正23403928100900110000100.205.205.231.436
/近藤真一24393337200930040200100.212.257.273.530
/鈴木康友15312646301122111040030.231.333.462.795
/川畑泰博2527240200021000120071.083.148.083.231
/米村明3025210610070014000051.286.286.333.619
/仲根政裕1919150000002000120141.000.158.000.158
/郭源治6117151300162002000020.200.200.400.600
/山本昌広816150200020001000070.133.133.133.267
/岩本好広3213108110024610120030.100.231.200.431
/鈴木孝政271090000000001000040.000.000.000.000
/上原晃24660000000000000040.000.000.000.000
/鹿島忠44440000000000000030.000.000.000.000
/小森哲也1440100010000000010.250.250.250.500
/田中富生18330000000000000030.000.000.000.000
/片平哲也5330100010000000000.333.333.333.667
/宮下昌己20221100010000000000.500.500.5001.000
/遠田誠治8212000000011000010.000.000.000.000
/江本晃一12110000000000000010.000.000.000.000

できごと

10月7日にナゴヤ球場でリーグ優勝したが、中日は本拠地を1997年からナゴヤドーム(現・バンテリンドーム ナゴヤ)に移転するため、ナゴヤ球場でのリーグ優勝はこの年が最後となった。

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団

選手名前所属備考
投手
捕手
内野手
外野手

退団

選手名去就
投手
捕手
内野手
外野手

シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。

入団

選手名前所属備考
投手
捕手
内野手
外野手

退団

選手名去就
捕手

選手・スタッフ

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
郭源治 最優秀選手初受賞
最優秀救援投手44SP2年連続2度目
立浪和義 新人王
落合博満 最高出塁率.4184年連続5度目
小野和幸 最多勝利18勝初受賞
ベストナイン
選手名ポジション回数
小野和幸投手初受賞
落合博満一塁手5年ぶり2度目[注 1]
ゴールデングラブ賞
選手名ポジション回数
立浪和義遊撃手初受賞
彦野利勝外野手初受賞

ドラフト

順位選手名ポジション所属結果
1位 今中慎二投手大阪桐蔭高入団
2位 大豊泰昭内野手中日球団職員入団
3位 山口幸司外野手大宮東高入団
4位 中嶋治彦投手王子製紙苫小牧入団
5位 酒井忠晴投手修徳高入団
6位 清水雅治内野手三菱自動車川崎入団

脚注

注釈

  1. 二塁手部門で2度、三塁手部門で3度受賞しており、通算7度目。

出典

  1. “【伊藤鉦三連載コラム】日本一取れず…星野監督のバスの中での絶叫にみんな顔面蒼白”. 東スポWEB (東京スポーツ新聞社). (2021年3月26日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/23560?page=1 2024年4月17日閲覧。
  2. 『日本プロ野球記録年鑑 ベースボール・レコード・ブック1989』ベースボール・マガジン社、1988年。ISBN 4-583-02720-6。
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